2017.07.29

夏の革靴の大敵、湿気やニオイの対処法を知ろう

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夏場に革靴を履いていて悩まされるのが、汗による湿気とイヤなニオイ。このふたつと無縁でいるためには、正しいケアをしていくことが必要となります。今回は、海外からシューケアグッズを輸入し、オリジナルのケアグッズも製作している株式会社R&Dの柴崎祐一さんにレクチャーしていただきました。

湿気やニオイは簡単な3ステップで除去できる

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革靴の湿気&ニオイ対策として有効なステップは3つです。
①ナチュラルフレッシュナーを吹きかける。②シダードライを入れる。③シューキーパーを入れて保管。8種類のハーブから抽出されたエキスと水のみで構成されるナチュラルフレッシュナーには除菌・消臭・防カビ効果があります。麻の袋にシダー(杉の木)のチップが入ったシダードライは、除湿と消臭の働きをしてくれます。どちらもシューケアの専門家である柴崎さんが勤めるR&Dで取り扱っているアイテムです。それでは、3つのステップを順番に見ていきましょう。

ステップ1 ナチュラルフレッシュナーをシュッ!

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「まずはナチュラルフレッシュナーを吹きかけるのですが、重要なのは靴の内部全体に行き渡らせることです。これには、ちょっとしたコツがあります。片手で靴を逆さまに持ってから、ナチュラルフレッシュナーの噴射口をつま先方向に向けてシュッとするのです。靴を床に置いて噴射するよりも、こちらの方が確実。ワンプッシュで必要な分量が放出されてミストがつま先まで届きます。その後に、汗の溜まりやすい土踏まずや踵周りにも一吹きすることで、より一層高い消臭効果を得られます」。

ステップ2 シダードライでサラリ!

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「次はシダードライの出番。ナチュラルフレッシュナーを吹きかけてから、すぐにシダードライを入れてかまいません。シダードライの先端部がつま先部分に届くように入れてください。それで丸1日ほど置いておくだけで、靴内部の湿気やニオイが取り除かれていきます。使用した後のシダードライは、通気のいい場所で陰干しにして溜まった湿気を逃がしてください。袋が破れてしまわないかぎり、繰り返して使うことができます」

ステップ3 シューキーパーでトドメ!

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「シダードライを丸1日入れて湿気やニオイを取った後、シューキーパーで靴の形を整えてから保管しましょう。表面にニスを塗っていないシダー製のシューキーパーは、杉のチップが入ったシダードライと同様に靴内部の湿気を吸ってくれます。ところが、その湿気によってシューキーパーが割れてしまうこともありますので、シダードライで先に湿気を取り除いてからシューキーパーを入れて保管することをオススメします」

3ステップに裏ワザも加えて今年の夏は快適に!

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「基本的に靴を1日履いたら、2日は休ませて靴をしっかりと乾燥させることが大事」と柴崎さんは言います。また、「履いた後だけでなく、靴を購入してすぐにナチュラルフレッシュナーをひと吹きするのもニオイを抑えるのに有効」とのこと。さらには、「布に直接吹きかけてインソールにフレッシュナーを塗り込む」というナチュラルフレッシュナー使いの裏ワザまで教えてくれました。こうすることでインソールが黒ずんでしまうのを予防できるそうです。この裏ワザは、夏の休日に大活躍するレザーサンダルのフットベッドにも効きます。3つのステップをベースに裏ワザもプラスして、今年の夏は足元から心地よく過ごしてください!

Photo by Katsunori Suzuki / 鈴木克典
Text by Kiyoto Kuniryo / 國領磨人


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株式会社R&D
柴崎祐一さん

「日本の靴文化を創造する」という理念のもと、およそ40年に渡って事業を展開してきたシューケア用品専門商社で営業部主任を務める。RTPシューケアティーチング専任講師の肩書きもお持ちで、取引先の各店舗だけでなく、百貨店やセレクトショップのイベントなどで一般ユーザーの皆さんに向けてもシューケアについての講習を行っているプロフェッショナル。
www.randd.co.jp

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