2018.01.25

Who are Drake’s | 最高品質を誇る英国の紳士服ブランド「Drake’s」の魅力に迫る

英国の伝統を受け継ぐ仕立て屋「Drake’s」

社会史家のThomas Girtinは、1959年に「アメリカシロヅルが過剰な文明によって絶滅の危機にさらされたように、英国ではクラフトマンが急速に減少し、現在は事実上の絶滅危惧種になりつつあると言われて久しい」と嘆きました。しかし、それから50年以上経った今、決して盛況を呈しているとは言い切れませんが、クラフトマンは現に存在し、素晴らしい仕事をしています。紳士服のゴールデンマイルと称されるロンドンのサヴィル・ロウも、ビスポークテイラーやシャツメーカー、靴メーカーらと共に、今もなお存続しています。そして、当然ながらDrake’sもその一員です。
20180124_dks_001
Drake’sは、英国を拠点に最高級のハンドメイド・ネクタイやアクセサリーの生産を手がける、紳士服ブランドです。同社は、特徴あるスタイルと真のクオリティーを追求するという理念のもと、設立されました。1977年、英国人デザイナーのMichael Drakeがデザインを手がけ、最高級の素材を使った幅広いメンズ・スカーフを生産したことがはじまりです。同社は瞬く間に成功を収め、ハンドメイド・ネクタイやポケット・チーフも生産するようになり、完全に独立したアクセサリーのブランドとして卸売りをメインに、本格的に始動しました。
クラシックな英国の要素を軸に、フランスの上品さとイタリアの遊び心を少し加えたスタイルが、Drake’sの審美的な特徴です。さらに、現代的でインターナショナルな感覚を備えたことが奏功し、ブランドはより一層の成功を収めています。2007年にはオンラインストアを立ち上げ、2011年にはクリフォード・ストリート3番地にも旗艦店を構えました。
20180124_dks_006
Michael Hillは、Drake’sを新時代へと導く、現在のクリエイティブ・ディレクターです。英国におけるモノ作りの伝統は、脈々と受け継がれています。現在も、ネックウェアーは全て手作業で生産されていますが、イースト・ロンドンのハーバーダッシャー・ストリート3番地に構える新たなファクトリーには、デザインスタジオ、オフィス、ショールーム、ファクトリーショップ、そして倉庫が集約されています。上質なシャツを商品に加えようとした時は、同社の要望に沿ったクオリティーを提供できる業者を見つけられず、イギリスで最後に残されたインディペンデントなシャツ製造工場のうち1社を買収したほどです。現在は、35名の熟練した職人たちがDrake’sの既製シャツと、オーダーメイドのシャツを供給しています。
20180124_dks_007
色を見抜くセンスと審美眼、そしてやや革新的と評されてきた精密なパターンにもとづいたDrake’sのスタイルは、仕立てが良いだけでなく、快適さや着心地も抜群で、自宅を含むどんなシーンでも活躍します。また、厳格な基準を満たすために、デザイン、生産、リテールにおいて妥協を許さず、相互に関連させています。自社で生産していないアイテムに関しても、小さなクラフト・メーカーを見つけ出し、完璧なクオリティーを誇る高級サスペンダーやベルト、靴下、手袋、革製品、傘、ニットウェアを提供しています。そのため、買い物にあちこち動き回りたくない男性にもぴったりです。「Drake’s」のラベルは、自分が購入したものを特別に感じさせてくれます。さらに、スタイル、テイスト、クオリティーにおいて、流行にとらわれることのない商品は、時代を超えて着用できる洋服の基準となっているのです。
ドレイクス銀座店 2017年にオープンしたドレイクス銀座店
www.drakes.jpからピックアップした記事を翻訳してお届けしています。
Drake’sのフルライナップはドレイクス銀座店(ブリティッシュメイド 銀座店に併設)にてご覧頂けます。



『Town & Country』ライター
G. Bruce Boyer

ファッション・ジャーナリスト兼著者として40年以上にわたり活躍。雑誌『Town & Country』のメンズファッション・エディターとして15年間活動し、これまでに『The New York Times』『The New Yorker』『Harper’s Bazaar』『L’Uomo Vogue』『Esquire』『The Rake』ほか多くの媒体に寄稿してきた。また、メンズファッションの歴史を紐解く書籍を9冊手がけ、直近の2015年には『True Style』を出版している。

RECOMMEND