2018.04.14

靴のスペシャリストたちによる白熱した議論! 「銀座店1周年記念トークライブ」をレポート

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以前トピックスでも告知させて頂いておりました銀座店1周年記念トークライブを4/7(土)に開催致しました。 事前の募集は20名でしたが、1週間前の時点で満席を頂き、会場最大限の席数に増席して 開催したこちらのイベント。

イベント概要

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日本とイギリスの靴に関するスペシャリスト3名によるトークライブ。 気になるスペシャリストの一人目は男の靴雑誌『LAST(ラスト)』の編集長である菅原 幸裕氏。 そして二人目はAll Aboutの靴ガイドであり、「紳士靴を嗜む はじめの一歩から極めるまで」の著者でもある飯野 高広氏。 そして3人目はチャーチ創業家であり、家族5世代靴作りに関わってきたジョセフ チーニー(以下、チーニー)のオーナー、ウィリアムチャーチ氏。 こちらの3名によるトークのメインテーマは「英国靴の魅力」と「ビジネスマンが選ぶべき靴」。 さらに、世代別におすすめするビジネスシューズや良い靴の選び方など実用的な内容や2018年春から奨励されている「ファン+ウォークプロジェクト(スニーカー通勤)」について等、靴に関する気になる話題を日英両視点から議論していくというイベント。

会場の雰囲気

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17時半の開場と共にご来場頂く方も数名いらっしゃり、ウィスキーを片手にお客様同士で談笑されるといった和やかな雰囲気が見受けられました。
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今回イベントでご用意させて頂いたアルコールドリンクは「キルホーマン マキヤーベイ」。このウィスキーがつくられるキルホーマン蒸留所は2005年にアイラ島では124年ぶりに設立されたファームディスティラリー(農場型蒸留所)です。 また、アイラ島はウィスキーの聖地といわれており、靴の聖地ノーザンプトンと同様にものづくりの文化が根付いている場所でもあります。 ソフトドリンクにはロンドン発のジンジャエール「フィーバーツリー プレミアム ジンジャービア」。
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さらに、各席にはチェイサーとしてスコットランドのミネラルウォーター「ディーサイド」と今回ご用意させていただいたドリンクは全てブリティッシュメイド。 ご来場頂いたお客様の多くはジャケット着用で足元はレザーシューズといった装い。 そのレザーシューズは非常に綺麗に手入れされているものばかりで靴に愛着を持っておられることが一目で分かるほどでした。

3名の足元にも注目

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18時となり、いよいよイベントスタート。 メイントークの前にまずは3名が履いて来た靴を紹介。
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菅原氏が着用していたのは30年近く愛用しているチャーチ。外羽根式プレーントゥでカラーは赤みがかった茶色。そしてシューレースが平ヒモでブラウンともカーキとも取れる絶妙な色味が目を惹きます。 飯野氏の解説によると当時チャーチの中でワンランク上のコレクションとしてデビューしたマスタークラスの1足とのこと。
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飯野氏が着用していたのは20年近く愛用しているJ.プレスとチーニーのダブルネームの1足。内羽根式ウィングチップでカラーは黒。当時アメリカ・ニューヨークで売っていたものであり、飯野氏は茶色と2足持ちしているとのこと。ラストは現在でも使われている175。
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ウィリアム氏はチーニーのオリバーというモデルを着用。外羽根式のロングウィングチップでアッパーはワックスドカーフ、カラーはバーガンディー。125ラストながらストームウェルト採用し、底周りにボリュームもあり、カジュアルな雰囲気のあるシューズ。当日はデニムと合わせていました。

目から鱗の情報満載だったトークライブ

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本題のトークでは飯野氏の軽快な進行のもと、ウィリアム氏の英国的視点や家族代々シューメーカーとして培ってきた経験による見解、そして菅原氏の膨大な知識を背景とした切れ味抜群のコメントで必然的に3名のトークの世界に引き込まれていきます。 さらに実用的な情報も多く組み込まれており、うなずきながらトークを聞く方や、中にはメモをとっているお客様もいらっしゃるほど、充実したトーク内容でした。
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特に盛り上がりを見せたのは「スニーカー通勤」の話題。 スニーカーの本来の目的、ビジネスシーンで相手に与える印象、そもそも快適で健康的な靴とは何か、構造面や使われている資材面から考える快適性など様々な視点での意見が交錯し、深い議論が行なわれました。 また、ライトな話題としてイギリス人は茶色に名前付けたがる傾向があるという話も盛り上がりました。チーニーのモカというカラー名は飲み物のモカが由来とのこと。

盛り上がりを見せたQ&A

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トーク終了後はお客様からの質問タイム。通常のトークイベントではあまり質問が出ないことが通例ですが、この日は違いました。 ここでの質問からも面白い事実や回答が出ていましたので最後に2つほど紹介致します。
まず一つ、20年前チーニーで生産される靴の80%は黒のシューズでしたが、現在その割合は30~35%になっているということ。 これは茶色を筆頭に様々なカラーのシューズを履く傾向が広がっており、 メンズファッション、ビジネスシーンでのカジュアル化と大いにつながっている事実ではないでしょうか。
もう一つは、「ウィリアム氏が男として大切にしていることは?」という質問に対しての回答がこちら。 「礼儀正しいこと、誠実であること、ユーモアの精神を持つこと。 この3つが揃っていれば、人生に必要な友達や人脈は築けると思っています。」 まさにジェントルマンな回答に質問された方も「精進します。」とおっしゃられていましたが会場の多くの方が同じ気持ちになったのではないでしょうか。
そしてイベントは飯野氏の完璧な次回配分による進行とリアルタイムで同時通訳という難解なポジションを神業的なスキルでこなして頂いた川合氏のお陰でほぼ定刻通りに拍手喝采の中、無事終了となりました。
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イベントにご参加頂いた皆様、改めてお礼申し上げます。 また、この記事を読んでご興味を持って頂いた方がいらっしゃいましたら 是非、次回開催の際はご参加をご検討頂ければ幸いです。
今回のイベントをイメージムービーとしてまとめましたので、こちらもぜひご覧ください。


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BRITISH MADE

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