2018.04.20

ドレイクスのシャケットを使った春夏のベストルック4選。スタイリスト部坂尚吾さんが提案!

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タイやスカーフといったネックウエアがラインナップの中心を占めるドレイクスではありますが、実はウエアも大人気。これからの季節は、シャツとしてもジャケットとしても着用できるシャケット(シャツジャケット)がオススメです。今回は、スタイリストの部坂尚吾さんに4つの着こなしを提案していただきます。

まずは、ドレイクスのシャケット4型をチェック!

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今回、スタイリスト部坂さんに着こなしを提案していただくのは写真の4型です。一番左のネイビー無地のモデルだけは、素材がコットンツイル。他の3型の素材は、リネン100%です。シャケット(シャツジャケット)なので、どちらの素材もウエイトは控えめ。さらりと軽く着ることができます。細部にも目を移してみましょう。写真の4型はポケットの付き方・デザインがそれぞれ違います。両胸にのみポケットを配したモデルは、他の3型よりも着丈が短めに設定されているのもポイントです。また、中央の2型にはホーンボタン(水牛の角製)、外側の2型にはコロゾボタン(象牙ヤシの実製)が使われています。

続いて、ポケットの違いも確認しておきましょう

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こちらの写真は、前述した4型の中で右側に並んでいた2型の裾ポケットを比較したものになります。写真左のポケットは、マチが折りたたまれていて見た目よりも容量が大きいことに加えてフラップ付き。これに対して写真右のポケットは、英国調スーツのチェンジポケットを思わせる小型のポケットが仕込まれて2層式になったデザイン。こちらの小型のポケットは、チケットポケットと呼ばれています。この名称の通り、縦の長さが十分に取られていて航空チケットなどがスッと収まるサイジング。デザインに違いはあっても、写真の2種類のポケットはどちらも機能美をアピールしているという点においては同じです。

それでは、前述した4型の左側から順番に着こなしを見ていくことにしましょう。

お仕事でもいけそうなクラシックムードが香り立つ装い

20180420_drakes_002 ジャケット:コットンワークジャケット シューズ:シャノン
こちらのシャケット(シャツジャケット)の素材は、コットンツイル。フラップ付きでインバーテッドプリーツ入りのパッチポケットが両胸にセットされています。

「ベルトループが装備されていないパンツを選び、ブレイシーズ(サスペンダー)とともにコーディネート。シャケットはシャツとしてもジャケットとしても着られるのが特長ですが、ここではシャツとして取り入れています。パンツにすっきりとタックインしてミニマルな見え方にしました。裾にポケットがあしらわれていないデザインなので、タックインする・しないは自由自在です。ポイントは、色使いまでもミニマルにしているところ。首にスカーフを巻いて洒脱な印象に仕上げているのですが、ブレイシーズも含めてシャケットと同じネイビーカラーでまとめています。トップス全体をネイビーのワントーンで統一しながら、スカーフに入った犬の柄をアクセントに。ネイビーと(パンツの)ベージュとのコントラストを際立たせつつ、スカーフとブレイシーズでさりげなく遊んだ着こなしです。足元は、ボリュームのあるプレーントゥシューズが合います」

ショーツとグルカサンダルでバカンスっぽい抜け感を

こちらのシャケット(シャツジャケット)の素材は、ヘリンボーン織りのリネン。フラップ付きでインバーテッドプリーツ入りのパッチポケットが両胸に、シンプルなパッチポケットが両裾にセットされています。

「先ほどのひとつめの着こなしは、場合によっては仕事着としても着用できる着こなしです。それに対して、こちらの着こなしは完全に休日を意識したもの。シャケットの素材は、クリームカラーのリネンです。チェック柄のショーツを合わせれば、バカンスのムードが漂うスタイリングになります。シャケットのポケットデザインはサファリジャケットを想起させるものでもあるので、より旅情を誘ってくるのではないかと思います(笑)。緩やかな雰囲気で袖口をロールアップして、茶系のサングラスで季節感を演出。足元のシューズも茶系で揃えているわけですが、ビーチテイストなサンダルでは抜きすぎですし、通常の短靴では堅すぎ。大人が醸し出すべき上品さと休日スタイルならではの抜け感のバランスを考えた場合、グルカサンダルがぴったりです」

リネンの淡麗カーキは絶妙なカラーバランスでこなす

こちらのシャケット(シャツジャケット)の素材は、リネン。インバーテッドプリーツ入りのパッチポケットが左胸に、内ポケットが右胸に、フラップ付きでインバーテッドプリーツ入りのパッチポケットが両裾にセットされています。

「こちらのシャケットの素材もリネン100%ですね。カーキカラーをまとっていますが、コットン素材のミリタリージャケットに見られるような濃いめのトーンとは違って、淡いところがポイント。リネンならではのソフトな生地感も手伝って、軽やかなムードで着ることができます。その軽快感を活かすためにインナーのTシャツとボトムスのチノパンはライトな色調のベージュで揃えていますが、さりげなくコントラストをつけています。ウエアの色を淡めで統一しておいて、小物で濃いめの色を取り入れるという全身のカラーバランスもポイントです。この色使いにより、軽さと落ち着きを獲得した着こなしが完成しています。同じ濃いめの色使いでもストールはカシミヤ100%で上品に、シューズはグレインレザーで少しだけ武骨に。素材のテイストにメリハリをつけることで、奥行きを感じさせるスタイリングに仕上げてみました」

ストライプのリネンは上品さと柔らかさと爽快感が決め手

こちらのシャケット(シャツジャケット)の素材は、リネン。シンプルなパッチポケットが左胸に、同じくシンプルなパッチポケットが左裾に、チケットポケット付きのパッチポケットが右裾にセットされています。 「こちらのシャケットのポケットデザインは、見映えがすっきりとしています。リネン100%のネイビーボディにはストライプが織り込まれていて、バンカーストライプのスーツを引き合いに出すとさすがに大げさですが、それでもやっぱり、ほんのりと英国調の品格を感じさせてくれます。カジュアルな方向に傾きすぎていないので、シャツを挿してジャケットっぽく着るのがいいでしょう。とは言っても堅い着こなしではなく、リネン素材でプルオーバーデザインのボタンダウンシャツをチョイスすることで、柔らかい雰囲気にまとめています。Tシャツでもなく、ドレスシャツでもないインナー選びがちょうどいいと思います。また、トップス全体をブルー系にしてボトムスにホワイトを合わせた爽やかなカラーパレットもポイントです。こちらのパンツの素材は、コットンリネン。ベージュのスウェードシューズと相性抜群!」

ドレイクスのシャケット(シャツジャケット)4型、それぞれの着こなしはいかがでしたでしょうか。ちょっとカジュアルめで出社してもOKなウィークデーから、思いっきり羽を伸ばしつつもお洒落に決めていきたいウィークエンドまで。春から夏にかけて幅広く使えることがお分かりいただけたことと思います。今年は、ドレイクスのシャケットでもっと洒脱に、もっと軽やかにファッションを楽しんでいきましょう。



Photo by Katsunori Suzuki / 鈴木克典
Text by Kiyoto Kuniryo / 國領磨人

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スタイリスト
部坂尚吾さん

1985年山口県宇部市生まれ、広島県東広島市育ち。松竹京都撮影所、テレビ朝日にて番組制作に携わった後、2011年よりスタイリストとして活動を始める。2015年江東衣裳を設立。映画、CM、雑誌、俳優・タレント・文化人のスタイリングを主に担い、各種媒体の企画、製作、ディレクション、執筆等も行っている。山下達郎と読売ジャイアンツの熱狂的なファン。
江東衣裳

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