人気スタイリスト四方さん×ライター立石さんが語る、 2018年夏のレザーサンダルの合わせ方。 | BRITISH MADE

2018.05.29

人気スタイリスト四方さん×ライター立石さんが語る、 2018年夏のレザーサンダルの合わせ方。

2018年のサマーシーズン、ブリティッシュメイドでは遊びがありつつも上品に決まるレザーサンダルを提案しています。ラフな印象になりがちな夏の足もとに、レザーならではの上品さに加え、革靴と同じ木型(ラスト)のものやトレンド感を意識したグルカサンダルなど、コーディネートへひと捻り加えるのにうってつけ。
今回は、人気スタイリストの四方章敬さんとライターの立石郁さんに、レザーサンダルの上手な取り入れ方を伺いました。
左からFILEYKELSEY
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カジュアルにもフォーマルにも。大人が「いい所どり」するなら、レザーサンダルで。

立石「今年色々なブランドで見かけるレザーサンダルですが、これまで、様々な服を見てきた四方さんにとって、レザーサンダルとはどのようなアイテムですか?」

四方「夏はカジュアルなシーンが多いですよね。そんなシーンのファッションにはもちろんですが、レザーサンダルは、大人が履いてもほかのサンダルと違ってきちんとして見えて、都会的な服でもよく合う。僕にとっては『革靴の延長線上にある存在』と考えていますね。」

立石「昨年まではレディースでもスポーティなサンダルがトレンドだったので、あらためて、『フェミニンすぎない、でもきちんとしたサンダル』って少し新鮮です。素足の出るカジュアルさもありながら、色選び次第でモードな服にもいける。そんな万能さがありますね。」
立石「ちなみに、四方さんがサンダルを選ぶ時のポイントはどちらですか?」

四方「結構、ブランドで見ている部分もあります。というのも、ジョセフ チーニーやチャーチといった『靴専門のブランドが出しているサンダル』という安心感が大きいです。職人の手によるしっかりとした高級感のある造り。それが保証されているから、ブランドを重視しているといった向きがあります。」

立石「確かに、このジョセフ チーニーのレザーサンダルはドレスシューズと同じ木型で職人さんが作っていると先ほど伺いました。
私は30代半ばですが、大人になるとバッグは良いものを持っていても、靴がチープだとそのアンバランスさが気になってくる年頃だと感じます。やはり金具や素材のクオリティの差は、意外と出るものだなと。『トータルできちんとしたい』と考える時は、ちゃんとした職人さんが作っているものを手に取りたいなと思います。」
四方「そうですね、例えばこのクロスサンダルもバックストラップがあることで、大人っぽい印象になっています。バックストラップがなくても履けるけれど、カジュアルになりすぎてしまうんですよね。使い心地としてもホールドされていたほうが気持ちもいいし、大人っぽくなる。細かい所ですがデザイン的にも効いていると思います。」

それでは、そんな二人の私服に合わせたスタイリングを見てみましょう。

ドレッシーなサンダルの雰囲気に合わせて、キレイめに

四方「個人的に僕は、スラックスにシャツやニットといった服が多いです。そんな今日の格好に一番合うなと思って、このグルカサンダルにしました。
ラストがエレガントなので、感覚的にはドレッシーな靴やローファーを合わせている感覚で考えると、服もキレイめなスラックスとかジャケット、セットアップが合うかなと思います。」

立石「確かに、大人らしい落ち着いた服装によく合いそうです! ストラップの金具もさりげないポイントですね。」

四方「このジョセフ チーニーのグルカサンダルは、シボ革なので革の表情も魅力的。そういった所がイギリスメイドのこだわりを感じますね。」

オンなシーンでも、色やシルエットで着こなしを遊ぶ

立石「ブルーグレーのワンピースにチャーチのサンダルを。ぱきっとしたホワイトが都会的な印象です。男性に比べ、女性はオフィスシーンでもサンダルを履きやすいと思いますが、かっちりとした雰囲気のレザーサンダルなら、より取り入れやすいと思います。」

四方「合わせの色合いがいいですね! それにこのサンダルは、フレアスカートのゆったりした服にもよく似合うんですね。こういうレディスのコーディネートは、メンズでは考えもつかないから、やっぱり見ていて楽しいです。」

大人のカジュアルを楽しむ、色合わせと小物合わせ

四方「ブラウンのグルカサンダルにトーンを合わせたコーディネートです。ワントーンのコーディネートはメンズでもトレンド。リネンのサファリジャケット(シャツジャケット)+サンダルでも、足もとがレザーなのでラフ過ぎない印象に。ボトムスは、グルカサンダルに合わせて今年人気のグルカショーツ。シルクのスカーフやオフホワイトのカットソー、上品さもプラスしました。」

立石「リネンジャケットのディテールが上品ですね!リネン特有のさり気ない光沢をこう取り入れると、こんなにも上品に決まるなんて。新鮮です。」

夏を思わせる素材感で、コーディネートの脇役を固める

立石「ジョセフ チーニーのブラウンのグルカサンダルを選びました。このブラウンは、履き続けていくことできっと小さな傷や自然な色落ちがあると思うのですが、あまりそれを気にせず、お手入れしながら自分らしく履きこなしてほしいです! なので、バケーションなど屋外のお出かけにもたくさん連れていってほしくて、かごバッグと持ち運びしやすいラフィアの帽子を合わせました。」

四方「靴と小物の素材感の相性が良いので、このコンビネーションならば、ある意味どんな服でも似合いそう。立石さんが言っていたとおり、経年の変化を愉しんでほしい一足ですね。」

立石「四方さん、ここまでお付き合いいただいて、ありがとうございました。お互いにレザーサンダルのコーディネートを考えてみて、いかがでしたか?」

四方「そうですね、色で遊ぶのはレディスならではの遊び方だと思います。メンズの服はレディースよりも型数や色数が少ない分ディテールにこだわりがあって、小物選びやディテールの良さで個性を出すのがやっぱり楽しいですよね。」

立石「私も、リネンのジャケット使いにはとても新鮮な気持ちになりました。レディースのファッションでは、リネンの持つ柔らかさがクローズアップされがちです。その自然な光沢や、レザーサンダルでもシボ革などの質感を楽しむというのは、また一つ、深みのあるおしゃれだなと思いました。
レディースでも大人の着こなしには、そういったディテールの深さをどこかに取り入れたいなと感じましたね。」

二人に、これまでレザーサンダルとコーディネートについて伺いました。メンズ・レディースで同じ靴のデザインでも、スタイリングのバリエーションも印象も、かなり違いましたね。
いつものコーディネートに投入するだけで、印象も大きく変わり、一段とおしゃれに見えるレザーサンダルの楽しさ、意外な万能さが伝われば幸いです。




Photo by Katsunori Suzuki / 鈴木 克典
Text by Kaoru Tateishi / 立石 郁

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スタイリスト 四方章敬さん

『LEON』『MENS EX』『THE RAKE』など、男性向けファッション誌を中心に活躍。クラシカルな中にもクリーンなコーディネートを得意とし、各ブランドのプレスや雑誌の編集者から絶大なる信頼を得ている。

編集ライター 立石 郁さん

『CLUEL』『リンネル』『kiitos.』などに執筆、ファッションからビューティ、カルチャーまでライフスタイルまわりをテーマにした記事を中心に執筆する。ライターのほか、アートのキュレーションも手がける。

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