2018.06.22

イギリス散歩、マーケットとファッションと時々カフェ 念願! ジョセフチーニーの工場見学に行ってきました!

前回少しだけご紹介した、研修で訪れたジョセフ チーニー(以下チーニー)の工場の様子を、すべてはお見せできませんが、お送りしたいと思います。
ロンドンのキングスクロス駅から1時間半ほど電車に乗り、そこからまた車で30分ほど移動して、着きました。チーニーの歴史ある靴製造工場!
チーニーは今年で創業132年。1886年からずっと変わらず、この工場で靴を作っています。1つ1つの工程に特定の担当者がおり、まさにスペシャリスト、職人です。

まずはレザーの集まる部屋。
見ての通りこちらにはものすごい量のレザーが用意されており、この中から使用するレザーを決定します。ちょうどこの時はウィメンズの新作にどのレザーを使用するのか検討している最中でした。なかなか斬新で可愛かったです。

こちらはコードバンの説明中。
ちなみにロンドンのスピタルフィールズ店限定で、コードバンで作られたAVON C(エイボンシー)の取り扱いがあります。
AVON Cの存在感あるシルエットを残したまま、スマートな質感と深いカラーが特徴的。
続いて、レザーをカットするセクション。
一つ一つ、年季のかかった道具を使い、手作業で行われています。
カットされたレザーのパーツを縫い合わせる作業。
さすが皆さん職人技。スピーディー且つ正確です。
やや見づらいですが、彼はパーツが縫い合わされて、ある程度「靴の形」になったアッパーを立体的になるように丸く包むような形にプレスしています。このような形になります。
コルクを入れる作業。
レザーソールとラバーソール(ダイナイトソール)を縫い合わせる工程も見ることができました。
このレザーソールに掘られた溝とウェルトを合わせて縫うのですが、こちらはオープンチャネルステッチという、靴底から見たときにステッチが見えるのが特徴のレザーソールです。
インペリアルコレクションではヒドゥンチャネルという、靴底から見たときにステッチが完全に見えないのが特徴のレザーソールになっています。
これはより高度な技術が必要で、一度掘った溝からできた余り革を完全に切り離さずに、チャネルステッチをかけたあとその上からカバーをすることによって出来ます。クローズチャネルステッチのレザーソールがこちらの写真右側。
ちなみに、白っぽくなっているところはアーチ状に膨らんでいるのですが、これは足の裏にあるアーチをよりサポートするための構造になっています。

マホガニーカラーのグレインカーフを使用したブーツ。
バーニッシュド(焦げ目)をつけるように着色しながら磨いていきます。
最後に検品、箱詰めをしていきます。
全工程をお見せすることができませんでしたが、いかがでしたか?

一つの靴を作るのに160以上もの工程があり、約2ヶ月かかるといいます。
今回の工場見学で、自分が愛用しているチーニーの靴の価値をより身に沁みて感じるようになりました。

長年の経験を積む職人による、愛情のこもった1つ1つの靴。
日々お手入れをしたり、ソール交換や修理をしながら、15年、20年と、一緒に歳を重ねていくのが楽しみですね。

ちなみにこちらはソール交換修理のため工場に送られてきた靴。
世界各国からこのイギリス、ノーザンプトンの工場に届きます。
ソール交換修理が終わりショップに届いたあと、お客様が毎回嬉しそうに持ち帰っていくのを見るとこちらも嬉しくなります。

皆さんにも、クラフトマンたちの愛情のこもったチーニーの靴とそれぞれの思い出を、じっくり時間をかけてつくっていただきたいです。

SNSなどに#joshephcheaneyなどとハッシュタグをつけて、愛用されているチーニーの靴を載せてみるのもいかがでしょうか?
本国の工場で働く方々も見て喜んでくださると思います!!

それでは、また次回。

Text&Photo by Elly Sato

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Elly Sato

Elly Sato

食べることイギリス英語が大好きなBRITISH MADE の元スタッフ。2014年に一年間だけ留学したことをきっかけにイギリス(イギリス英語)に魅了され、2017年再び渡英。ロンドンにてお洋服や服飾雑貨をデザインしたり製作したりフリーランサーとして活動しています。

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