2015.04.07

イアンがお届けするBritish food ブリストル編

フィッシュ&チップス、スコーンだけじゃない! Swan & Lionオーナー・イアン・ギビンスが産まれ育ったブリストルと伝統的な英国料理をモダンでスタイリッシュにご紹介します。

来週開催のワークショップのため、今週お休みのアムスベリー加恵さんに代わって、今週はBritish Marketにも出店予定の、英国料理をお届けするSwan & Lionのオーナー・イアン・ギビンスさんのSTORIESをお届けします。 今後も不定期で掲載予定です。



日本独自の味を英国の伝統に取り込む工夫を常に探求しているSwan & Lionオーナー・イアン・ギビンス。そんなイアンが本当のイギリスを日本のみなさまにご紹介します。
まずは、イアンが手作りでお届けする日本の旬の食材を使ったトマトチャツネやオニオンジャム、ピカリリ。その中でも今回ご紹介するのは日本ではまだまだなじみがないチャツネ。野菜や果物に香辛料を加え、ゆっくり煮詰めて作るペースト状の調味料です。甘いチャツネや、辛いチャツネもあり、それぞれ使い道は無限大!定番のイングリッシュ・ブレックファーストの付け合わせにはもちろん、ハンバーグやサンドイッチにもピッタリです。ひとたびカレーの中に混ぜ込めば本格的な風味に早変わり。他にも隠し味にハヤシライスや麻婆豆腐に入れても奥行きのある風味に仕上がりますよ!
どんな料理にも合わせる事ができるチャツネ。ぜひみなさんお試しください!

トマトチャツネやピクルス
Swan & Lionのテイスティングプレート。

第1回目となるSTORIESでは私の生まれた場所でもある、ホームタウンのイギリスはブリストルをご紹介します。ブリストルは、イギリス西部にある人口500,000人未満の最大の都市です。人気のある観光地バースからは、わずか20キロの場所に位置しています。

Royal Crescent

10世紀に創立されたブリストルは、11世紀に最初の港が開設されると、港町として栄えました。 ブリストルは、当初から海からの恩恵を受けて繁栄してきた海とのつながりが強い都市です。

そして19世紀の産業革命時にはさらなる繁栄を果たしました。それには英国が誇る有名なエンジニア、「イザムバード・キングダム・ブルネル」の貢献が伴っています。彼は、ブリストルとロンドン間にグレート・ウェスタン鉄道を設計し、外洋航行汽船のSSグレートブリテンとクリフトン吊橋の建設というブリストルにとって、2つの革新的な設計を担当しました。

Clifton Suspension Bridge

その後ブリストルは、残念ながら第二次世界大戦時にドイツ軍の空襲により少なくとも3000以上もの建物を完全に破壊されたことで深く苦しみました。そのなかには多くの歴史上の要所を含んでいましたが、戦火を免れた建築物にはバースにあるようなジョージ様式や、ヴィクトリア調の建築様式の建造物も現存し、美しい都市の姿を残しています。幸運にも私自身、市街地の郊外にあるクリプトンと呼ばれる数ある都市の中でも最もすばらしい建築物に恵まれた場所で育ち、通学することができました。

その他音楽シーンでは、1990年代ブリストルに「ブリストル・サウンド(ドラム&バスとトリップ・ホップ)」と呼ばれ、マッシブアタック、ポーティスヘッド、トリッキー中心に、ウェイアウトウェスト、スミスとマイティー、ロニサイズ、ワイルドバンチなどをはじめとした、強烈で特に激しい重いサウンドの音楽でも知られています。


また、ブリストルには広範囲の西インド諸島のコミュニティがあります、そのことで、私は初めてレゲエとダブ・ミュージックに触れることができました。実際、Swan & Lionのロゴマークは、私のルーツの英国(英国の象徴のライオン)のみを表現しているのではなく、レゲエとダブ・ミュージックを愛する意味も含まれています。ラスタファリの色の首輪をご覧いただくとわかると思います。

さらにブリストルの街中を歩くと、ストリートアートで有名なバンクシーの作品を多く見ることができます。

ブリストル、フロッグモア・ストリートのバンクシーによるアート作品

ブリストルに行かれた際はバンクシーの作品を探してみるのも面白いかもしれません。
次回は私の家族と生まれた村「デヴォン」についてお届けします。


2015.4.8
Text by IAN Gibbins

plofile
イアン・ギビンス

イアン・ギビンス

イギリス西部の街ブリストル生まれ。10代の頃、母親の影響から料理に関心を持つ。ロンドンで弁護士として働いたのちオーストラリアへ移住。オーストラリアで自家製の果実や野菜の保存術に目覚め、イングリッシュ・チャツネやピクルスやジャム作りを始める。

Swan & Lion

イギリス人オーナー・イアンが手作りでお届けする色とりどりのチャツネやオニオンジャムやピカリリが並ぶSwan & Lionでは、香料や添加物、防腐剤を一切使用せず、野菜やフルーツ本来の風味を活かした贅沢な味わいの商品です。全ての商品が、日本の旬の食材を使い、英国伝統の製法で生み出されています。その中でも今年ヒットした「すだちクリームのニンジンケーキ」は、まさに日本とイギリスの融合!

そして、今年メディアも注目されているのがミートパイ。特に「ローストチキンパイ」はTVでも紹介されマルシェではとても人気です!サクサクの生地の中からは、ジューシーなローストチキンに日本のエリンギとシメジを使ったクリーミーでまろやかな味わいに。
新しいフレーバーや新商品も季節によって続々と登場します。素材本来の風味をぜひお楽しみください。
Swan & Lionの商品は、現在都内各地のファーマーズ・マーケットにて販売中です。----青山ファーマーズ・マーケット、中央区勝どき太陽マルシェ、赤坂アークヒルズ・マルシェ(六本木1丁目)、ワテラスマルシェお茶の水、その他のスペシャルイベントなど。店舗では、ナショナル麻布マーケット(広尾)で販売中。2015年にはキッチンとショップを完備したSwan & Lion Cafeを計画中です。これからも温かみのあるイギリスの伝統的な料理を、みなさまに笑顔でお届けいたします。

facebook.com/SwanLionTokyo

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