2015.03.10

London Yarns 小道散歩のススメ その3 ノーフォーク北部 ホルト編

ホルトの街の通りにはメイン通りに限らず、小さな路地にまでお店やカフェが連なっています。

1週間ほどイギリスのカントリーサイド、ノーフォークの北部に来ています。今回はロンドンではなく、そんなノーフォークの小さな街、ホルトをご紹介します。
 
 
バスを降りたところ。こんなレトロなバスも走っています。

ホルトの街の歴史は古く、西暦1080年以前に遡りますが、1708年の火災で街の大半が燃えてしまい、現在の街には火災の後に建てられたジョージアン様式(参考:ジョージアン時代は1714~1830年)の建物が多く見られます。
 
街に残る古い建物。

ホルトの街の通りにはメイン通りに限らず、小さな路地にまでお店やカフェが連なっています。バスの時間の都合で私は数時間しかいられませんでしたが、ひとつひとつのお店を見て回っているとたっぷり丸1日かかると思います。

カントリーサイドらしいデザインの食器。
ヴィンテージの洋服とアクセサリーを売っている小さなお店。
パン屋さん。イギリスのチャリティイベント「レッドノーズ(赤い鼻)デイ」にちなんだパン。
クリーニング屋さんのウインドウ。色々な時代のアイロンのコレクション。

カントリーサイドの街で私が必ず訪れるのがアンティークセンターです。アンティークセンターとは、建物の中がいくつもの小部屋に分かれていたり、小さな棚がたくさん並んでいたりして、各部屋、各棚を別々のディーラーさんたちが借りてアンティークを販売する、モール形式のアンティークショップです。1か所でさまざまな種類のアンティークが見られるのと、次の部屋には何があるのかなと探検気分が味わえるのが楽しいです。
トビージャグ(人の全身や顔をかたどったマグ)が欲しかったのですが、ロンドンまで持って帰るのが大変そうなので、今回は買わずに帰りました。
 

アンティークセンターの中。
トビージャグ。色々な顔のものがあって、コレクターさんもたくさんいます。

ホルトの街の特長のひとつに「ヤード」が挙げられます。「ヤード」とは建物で囲まれた一角のことで、色々な名前が付いたヤードがあちこちに見られます。ヤードは表通りから少し入り込んだところや路地にあることが多いので、少し見つけにくいのですが、小さなお店やカフェが隠れていることが多いです。
 
私が今回見つけたヤード。他にもあるようですが、時間がなくて全部は見つけきれませんでした。

カントリーサイドの街の面白さはお店だけではありません。街が作られた時代やその土地の特徴的な建物や装飾を見るのも私の楽しみのひとつです。  ホルトだけでなく、ノーフォーク北部の家の壁や塀には石がたくさん使われています。この石はフリントストーン(火打石)で、海綿が化石化してできたものです。何億年も前はこのあたりは海底で、フリントストーンが山のように採れるため、それを建材として利用しているそうです。

フリントストーンで作られた家の外壁。曲線を作るにも便利なため、道路沿いの壁などにも使用されています。
面白いドアノッカーもたくさん見かけました。

イギリスに来た当初は田舎町の素朴なかわいさに惹かれていただけでしたが、色々な場所を訪れる機会が増えるごとに、それぞれの街の特徴や歴史に興味が湧き、ますます街散策が楽しくなりました。今回も短くはありましたが、別の場所の暮らしに触れられて、充実した時間でした。

2015.3.11
Text&Photo by Amesbury Kae
アムスベリー 加恵
ロンドン留学中にヴィンテージウエアを販売する「Old Hat」ロンドン店でアルバイトをしたことをきっかけに、紳士服に興味を持ち始める。職人の技を身近に見る機会にも恵まれ、英国のクラフツマンシップにも刺激を受ける。カレッジを卒業後、いったん帰国。結婚を機に2012年10月に再渡英、現在ロンドン在住。
夫に作ったニットタイが好評で、夫の友人たちから注文が相次ぎ、2013年11月にオーダーメイドの手編みニットタイを販売する「Bee’s Knees Ties」を立ち上げる。

Bee’s Knees Ties
ロンドンを拠点に、オーダーメイドの手編みのニットタイを制作、販売しています。
色はもちろん、ステッチや結び目の大きさ、長さや太さなど、お客様のお好みをおうかがいお伺いしてから、1本1本、手で編みあげます。素材にもこだわり、大量生産の糸にはない魅力を持つ糸を探し求め、何度も試作を繰り返した後に、品質が良く、ユニークで、長く愛用していただける糸だけを採用しています。手編みならではの親しみやすい風合いが、スーツだけではなく、ニットウエアやツイードにもよく合い、日常の色々なシーンでお使いいただけます。
ロンドンではサヴィル・ロウのテーラー「L G Wilkinson」にてお取り扱いいただいております。
facebook.com/bees.knees.ties

現在、BRITISH MADE青山本店にてオーダーを承っております。また実際にいくつかお手にとって店頭にてご覧頂けます。詳細はお気軽に店頭スタッフまでお訪ね下さい。

plofile
アムスベリー 加恵

アムスベリー加恵

ロンドン留学中にヴィンテージウエアを販売する「Old Hat」ロンドン店でアルバイトをしたことをきっかけに、紳士服に興味を持ち始める。職人の技を身近に見る機会にも恵まれ、英国のクラフツマンシップにも刺激を受ける。カレッジを卒業後、いったん帰国。結婚を機に2012年10月に再渡英、現在ロンドン在住。
夫に作ったニットタイが好評で、夫の友人たちから注文が相次ぎ、2013年11月にオーダーメイドの手編みニットタイを販売する「Bee’s Knees Ties」を立ち上げる。

Bee’s Knees Ties
ロンドンを拠点に、オーダーメイドの手編みのニットタイを制作、販売しています。
色はもちろん、ステッチや結び目の大きさ、長さや太さなど、お客様のお好みをおうかがいお伺いしてから、1本1本、手で編みあげます。素材にもこだわり、大量生産の糸にはない魅力を持つ糸を探し求め、何度も試作を繰り返した後に、品質が良く、ユニークで、長く愛用していただける糸だけを採用しています。手編みならではの親しみやすい風合いが、スーツだけではなく、ニットウエアやツイードにもよく合い、日常の色々なシーンでお使いいただけます。
ロンドンではサヴィル・ロウのテーラー「L G Wilkinson」にてお取り扱いいただいております。
facebook.com/bees.knees.ties

現在、BRITISH MADE青山本店にてオーダーを承っております。また実際にいくつかお手にとって店頭にてご覧頂けます。詳細はお気軽に店頭スタッフまでお訪ね下さい。

アムスベリー加恵さんの
記事一覧はこちら

RECOMMEND