2015.06.02

London Yarns ロンドンからのDay trip その2 スポーツ観戦?!

クリケットは日本ではあまりなじみのないスポーツかもしれませんが、イギリスではとても人気のあるスポーツです。

まだ時々肌寒い日もありますが、イギリスもやっと春らしくなってきました。この時期の私の日曜日の過ごし方は、クリケット観戦です。
クリケットは日本ではあまりなじみのないスポーツかもしれませんが、イギリスでは週末になるとあちこちの公園で試合が行われていたり、テレビでプロの試合が放送されていたりと、とても人気のあるスポーツです。日本の野球のような存在でしょうか。
 
 
左:夫が少年時代から着ているクリケットジャンパー。新しいものも持っているのですが、愛着があって捨てられないらしいです。赤いのはクリケットのボール。
右:クリケットのバット。持ってみると結構重いです。

クリケットは色々な意味でとてもイギリスらしいスポーツだと思います。試合の途中にティータイムと呼ばれる休憩時間があり、サンドイッチやケーキが選手たちに振る舞われます。
プロの試合にもこのティータイムがあり、その間はもちろん試合は中断されるのですが、試合解説者たちが試合に全く関係ない雑談などをしているのが放送されることもあり、それがとても面白いのです。
 
 
ティータイムにはサンドイッチやケーキ、フルーツなどが並んで、ピクニックみたいです。

プロの試合では長いと1試合が何日にもわたることもあり、その結果引き分けなんてこともあるそうです。これもなんとなくイギリスっぽいですよね。

よくクリケットのルールわかるの?と聞かれるのですが、正直、やっとなんとなく分かってきたかなくらいの感じですが、まだまだです。細かい取決めがたくさんあるらしく、実際にプレーをしている人でも全部は分かっていないということもよくあるようです。 基本的にはボールを打って走って、走った数を競うというものだと思うのですが、これを野球に似てるねというと、選手たちにはこう言われます。「全然違うよ。野球はスポーツ、クリケットは哲学。」
ちなみに、ルールもルールではなくLaw、つまり法律と呼ばれています。

いつもの週末はロンドン市内か郊外の公園で試合が行われるので、午後からふらりと出かけて行って、試合を観戦している「ふり」をしながら本を読んだり、日光浴をしたりするのですが、先週末は夫の遠征試合についてノーフォークとケンブリッジに行ってきました。

ノーフォークの試合は、Holkham hall(ホルカム・ホール)というお屋敷の庭(!)で行われました。 イギリスにはいまだ領主制度が残っていて、このお屋敷の持ち主のCoke(クックと発音します)一族はノーフォークで2番目に広い土地を所有し、その広さは村6つ分にも及びます。
 
Holkham hallでの試合の様子。庭にクリケット場があるなんてすごい!
Holkham hallの建物。ここに実際にご家族が住んでいらっしゃるとか。一周してみましたが、30分くらいかかりました。
敷地内には野生のシカがいます。どこまで近づけるか挑戦してみました。ここが限界。

ちなみにチャップリンのトレードマークでもあるボーラーハットは、この家のトーマス・クック卿が馬に乗った時に木の枝から頭を保護するために注文した帽子がもととなっています。

次の日はケンブリッジに移動しました。ケンブリッジと言えば「大学」ですが、駅前は会社や工場がたくさんあって、どちらかというと殺風景ですが、駅から少し歩くと由緒ある大学の建物や若者たちの姿を見かけます。

毎年恒例の試合は「ジーザスカレッジ」という大学で行われます。こんな機会でもないと大学内をうろうろする機会もないので、カメラ片手に散策です。 こんなところで学生時代を過ごせるなんて…、とうらやましくなりました。

ジーザスカレッジでの試合の様子。レンガと芝のコントラストがきれいです。
クリケット場には「パビリオン」と呼ばれる建物があることが多いです。中には更衣室、トイレ、給湯室などがあります。この大学のパビリオンはかやぶき屋根が素敵です。
クリケット場にある、私のお気に入りのヘア(野ウサギ)の彫刻。ウェールズ出身の彫刻家、Barry Flanagan氏の作品です。
大学の建物と庭の様子。
ジーザスカレッジのトレードマークは3羽のおんどり。
創設者のAlcock氏の名前に由来するそうです。(英語でおんどりはcockerel)

これから9月まで夫が所属しているチームの試合が毎週末あるので、本とブランケットを片手に緑の中でイギリスの休日を楽しみたいと思っています。
ちょっとルール、いや法律も勉強しようかな…。


2015.6.3
Text&Photo by Amesbury Kae


plofile
アムスベリー 加恵

アムスベリー加恵

ロンドン留学中にヴィンテージウエアを販売する「Old Hat」ロンドン店でアルバイトをしたことをきっかけに、紳士服に興味を持ち始める。職人の技を身近に見る機会にも恵まれ、英国のクラフツマンシップにも刺激を受ける。カレッジを卒業後、いったん帰国。結婚を機に2012年10月に再渡英、現在ロンドン在住。
夫に作ったニットタイが好評で、夫の友人たちから注文が相次ぎ、2013年11月にオーダーメイドの手編みニットタイを販売する「Bee’s Knees Ties」を立ち上げる。

Bee’s Knees Ties
ロンドンを拠点に、オーダーメイドの手編みのニットタイを制作、販売しています。
色はもちろん、ステッチや結び目の大きさ、長さや太さなど、お客様のお好みをおうかがいお伺いしてから、1本1本、手で編みあげます。素材にもこだわり、大量生産の糸にはない魅力を持つ糸を探し求め、何度も試作を繰り返した後に、品質が良く、ユニークで、長く愛用していただける糸だけを採用しています。手編みならではの親しみやすい風合いが、スーツだけではなく、ニットウエアやツイードにもよく合い、日常の色々なシーンでお使いいただけます。
ロンドンではサヴィル・ロウのテーラー「L G Wilkinson」にてお取り扱いいただいております。
facebook.com/bees.knees.ties

現在、BRITISH MADE青山本店にてオーダーを承っております。また実際にいくつかお手にとって店頭にてご覧頂けます。詳細はお気軽に店頭スタッフまでお訪ね下さい。

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