2015.08.21

BRAND STORY -サドルに留まらないブルックスの魅力

サドルメーカーとして生まれたブルックスイングランド/BROOKS ENGLAND。今やファッションも含めたトータルブランドへと変貌を遂げています。




ブルックスのはじまり-その歴史はサドルから

ブルックスイングランド(BROOKS ENGLAND)
の設立者ジョン・ボルトビー・ブルックスは、1865年に故郷レスターシャ―州、ヒンクリーからバーミンガムに移り住みます。ポケットにたった20ポンドを入れて旅立った彼は、わずか1年後の1866年に馬の手綱や革製品を扱うJB Brooks & Co. をグレート・チャールズ・ストリートに設立します。

1878年、自分の愛馬の死がきっかけとなり、新しい馬を購入する余裕のなかったブルックス氏は友人に自転車を借ります。彼は当時新しかった自転車に可能性を感じますが、サドルの乗り心地の不快感に何かしなければと心に誓います。そして1882年10月28日、革新的なパッド入りサドルの特許を出願します。

まもなく発売された金属部分がレザーでカバーされた乗り心地の良いサドルは、当時よたよたと走っていた多くのサイクリスト達から大絶賛されました。JB Brooks & Co. はハンドメイドによる美しいレザーサドルのメーカーとして知られるようになり、その後、自転車やモーターサイクル用のバッグ、他のアクセサリーの生産も始めます。









ブルックスのサドル-人気の理由

ブルックスは、創業から約150年経った今でも、多くのサイクリスト達から愛されています。
その理由はなぜか? それは、ブルックスの象徴であるレザーサドルにあります。

ブルックスのレザーサドルは、植物性タンニンでなめされた革で作られます。フィレンツェやトスカーナといった、昔から続く伝統あるタナリー(なめし加工工場)で生産されるレザーは、耐久性と、6~8ヶ月すると顕著に表れるエイジングが特徴です。
このレザーを使って一枚革で成形されたサドルは、丹念に慣らし、メンテナンスを繰り返し、使用を続けていくことで、自らのお尻に馴染み、至福の乗り心地を味わえるようになります。
自分だけの唯一無二のサドルが出来上がり、快適なサイクリングを提供してくれる。そのレザーサドルの第一人者として、ブルックスは今でも愛されているのです。



サドルメーカーからトータルブランドへの転身

そんなブルックスは、70年代後半から経営危機に陥り英国資本を転々とする低迷期がありました。しかし、2002年にイタリア資本の傘下に入ったことで、新たなサドルが開発され、古いモデルの発掘・復刻が行われました。さらにレザー・コットンキャンバス素材のバッグ、レインケープといったファッションラインが登場しました。
近年の自転車ブームも手伝い、ブランドは盛り上がりをみせます。結果、ブルックスは嗜好性の高い、自転車用品のトータルブランドとして、再生を果たします。
今では、ロンドンに直営店を構えるほどになり、自転車ブームをますます牽引する存在となっています。


ファッション面でも評価されるブルックス

盛り上がりをみせるファッションラインには、ショルダーバッグ、バックパック、トートバッグ、ボストンバッグなど、バリエーション豊富にバッグが揃い、サドルと同じタナリーで生産される最上級のレザーを使った、財布や名刺入れなどの革小物も登場しました。
ディテール部分にブルックスらしさを加えながらも、デイリーユースにおいて、よりトータルで使えるブランドになり、サイクリストだけでなく、自転車に乗らない人にも浸透してきています。

サドルから始まったブランドが、今、垣根を越え世界中でファッション感度の高い人達からの注目を集めています。ブルックスの行く先から目が離せません。






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