2017.02.24

スタッフに聞く ジョセフチーニー サイズの選び方 Vol.03 (UK9.0-9.5)

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自分に合ったピッタリの一足を見つけたい方へのサイズガイドと題し、BRITISH MADEスタッフにチーニーを代表する3つのラストを履き比べ、リアルなフィッティングインタビューをお届けするコンテンツ。 今回は第3弾。足が大きく、かつ幅広といった特徴的な足の形のスタッフが回答しております。サイズでお悩みの人はぜひどうぞご覧下さい。


まずは基本のサイズチャートからチェック。


次は本コンテンツでご紹介するチーニーのラストの3型をご紹介。


125 LAST(Classic Collection)
125周年を迎えたチーニーが新たに開発したラスト。 日本人を含めた現代人の足を考え抜いて作られたこのラストは、以前よりも細見のフィットを採用し、ヒール部分を小ぶりにすることで現代人の足によりフィットする構造になっています。 スマートな表情を取り入れつつも、バランスのとれた丸みのあるトゥで伝統的なクラシック感を残しています。

1886 LAST(1886 Collection)
長すぎず、短すぎない絶妙なラウンドノーズと、英国の伝統的な丸みのあるラウンドトゥ。 ややゆとりがあるボールジョイントは、幅広な日本人の足に馴染みやすいラストです。 また、土踏まずを絞る事で足を支えるフッティングになっているのが特徴で、やや小さめのヒールカップも日本人の踵にフィットしやすい形です。

11028 LAST(City Collection)
適度なノーズの長さと、ラウンドトゥの組み合わせが特徴の#11028 LASTを使用する事により、モダンでドレッシーな印象を与えております。 また、定番モデルの125LASTや1886LASTに比べると、やや幅広なウィズのため、 幅広な足の人が多いといわれている日本人の足にも合いやすいラストとなっております。

今回はブリティッシュメイド本社スタッフに上記のラストをそれぞれ履き比べてもらい、そのフィット感をインタービューいたしました。

BRITISH MADE 本社営業主任の選び方


PROFILE
BRITISH MADE 本社: 大崎
通常サイズ:UK9.0-9.5(27.5-28.0cm)
足の特徴:サイズが大きい、幅広
服装:カジュアル

Q.通常の着用サイズは?
普段はUK9.0(27.5cm),UK9.5(28.0cm)を着用しています。 本来のサイズだとUK8.5(26.5cm)でも履けるはずなのですが、親指が小さく人差し指が長い、いわゆるギリシャ型にあたる足の形で、かつ幅広なので、一番に足の幅を考慮しサイズアップしてバランスを取っています。

Q.スニーカーの着用サイズは?
スニーカーだとUK10.5-11.0(29.0-29.5cm) スニーカーは足の幅に合わせる為、10.5~11とサイズをワンサイズ以上アップしています。

Q.チャーチの着用サイズは?
チャーチではGウィズモデルはUK9.0, FウィズのモデルはUK9.5を選んでいます。 スケールを使って計測した際、ウィズがG、サイズがUK9.0でした。


もしGウィズがあればそのサイズを選ぶのですが、しかしながら日本で流通しているモデルはFウィズがほとんどです。 そこで昔、本国の人に教わったのがスケールでの実測を目安に、サイズ感をFウィズに合わせていく方式です。 自分の場合はウィズがGからFに狭まるので、縦軸(サイズ)をその分ハーフ上げて、FウィズのUK9.5を履いています。 つまり、FウィズのUK9.5の足幅とGウィズのUK9.0は近しいサイズ感となります。 FウィズのUK9.0とGウィズのUK9.0はGの方が幅は広いですよね。だから逆にハーフ上げて1歩近づけてあげるという感じで、Fウィズベースに考えて選んでいます。 この選び方は自分がお店に立っていた時によく活用していました。一度店頭で自分のサイズを知ることもぜひお勧めしたいです。 シャノン,ライダー、バーウッドグラフトンチェットウィンド、いずれもFウィズのUK9.5を愛用しています。 また、余談ですがこないだイギリス出張へ行った際にファクトリーショップでパテントの珍しいラストのものを見つけたのですが、それもUK9.5でした。

Q.シューズを選ぶ際の基準やコーディネートは?
仕事柄、スーツを着るシーンがないのでオンオフ兼用といった面はあまり考えずシューズを選ぶ際は自分の直感で良いと思ったものを選んでいます。 特にスニーカー、シューズを問わずカラーは必ずブラックを選んでいます。 人と被るものが苦手で、素材など、そのプロダクトが作り出される背景に惹かれて買ってしまいます。

125 ラスト:ALFRED


NAME: ALFRED (LEATHER SOLE) ¥63,720(税込)
LAST: 125
SIZE: UK9.0 (JPN 27.5cm)
COLOR: BLACK

UK9.0(27.5cm)で着用してみましたが、かなりタイトです。 FウィズということでハーフサイズアップしたUK9.5が丁度良さそう。 コルクが沈むことを考慮しつつも、チャーチ名作の173と比較してサイズ感も似ているのでそちらと同じで間違いないと思います。


ヒールカップが小さく、シェイプされたデザインからは考えられないくらいフィット感がありとても履きやすい木型です。 また、捨て寸を気持ち長くとっている点や、土踏まずのアーチも利いているので、甲の高さも程よい高さで日本人には合いやすいラストだと思います。 個人的にはチャーチと比べてみてもフィット感はこちらの方がある印象でした。 アルフレッドはチーニーの中でも冠婚葬祭にも使える最もベーシックなモデル。 チャーチで言うコンサルの位置付けの定番モデルです。 一足は持っておくとここぞという場面で必ず使えます。

1886 ラスト:ALDERTON


NAME: ALDERTON (LEATHER SOLE) ¥63,720(税込)
LAST: 1886
SIZE: UK9.0 (JPN 27.5cm)
COLOR: BLACK

UK9.0(27.5cm)で着用してみましたが、こちらもタイトでした。 特にコバが隠れてしまうくらいでしたので、ハーフサイズアップのUK9.5(27.5cm)がピッタリです。


ヒールカップが小さく、幅広ですが捨て寸が短めなのでラスト125やシティコレクションよりも更に細くスマートに感じます。 幅が広く、ショートノーズといった2点の特性により、トゥに向かう距離が短く、急にタイトになるといったこの木型独特のバランスを生んでいます。 3モデルを比べると甲は低めなのですが、程よい高さです。サイズさえ合えば快適なフィット感を得られます。 丸みを帯びたラウンドトゥ、捨て寸が短く、外羽根仕様でオンオフ兼用でスタイルを選ばないといったポイントは、チャーチのバーウッドがお好きな方にもお勧め出来る汎用性の高いラストです。 特徴的でかつ面白い、魅力溢れるラストは人と違うものが欲しい自分にとっても惹かれる木型です。

11028 ラスト:LIME


NAME: LIME (LEATHER SOLE) ¥49,680(tax in)
LAST: 11028
SIZE: UK9.5 (JPN 28.0cm)
COLOR: BLACK

通常サイズのUK9.5(28.0cm)を着用。足幅がピッタリ。選ぶならこのサイズです。 ウェストのくびれ具合、土踏まずの突き上げはラスト125と同じ感覚ですが、捨て寸を長めに取ったこのラストは、踵はハーフサイズ上げているためUK9.0よりも締め付けがなく快適です。


厳密に言えば足幅が広いというよりは足回りが全体的に余裕がある印象で、それが功を奏して適度なゆとりを生み、自分のような特徴のある足の形でも快適に着用できます。 木型の特性上、ロングノーズかつトゥのバランスにより縦の長さが強調されたシャープな印象を持っているので、幅広いデザインのスーツなどにも合いやすく、比較的若い世代の方にも取り入れやすいと思います。 コストパフォーマンスに優れつつも、クラシックなイギリスらしさ、風格は残しつつも華美になりすぎない現代的なニュアンスを持ち合わせた一足です。

Q.3つのラストを捨て寸が長い順に並べると?


(左から順に)11028, 125, 1886

最も捨て寸が長いラストは11028、短いラストは1886になります。前述の通りラスト11028はロングノーズなのでルックスが現代的で、比較的若い世代の方のスーツスタイルにももってこいです。 ラスト1886は特に際立ってショートノーズとなっているのでサイズはハーフアップ推奨です。

Q.3つのラストを幅広い順に並べると?


→ 1886, 11028, 125

最も幅が広いのはラスト1886。ポールジョイントの幅が広いですが捨て寸が短いので見た目としてそこまで幅の広さを感じさせないのが特徴です。次点では11028に軍配があがりました。甲も高いので足回り全体にゆとりがあり、個人的には一番履きやすかったラストです。125はウェストがシェイプされておりフィット感などを含めたトータル的なバランスが取れた日本人に合いやすいラストです。

Q.チーニーの中で最も思い入れのあるモデルは?


NAME: CAIRNGORM 2R (COMMANDO SOLE) ¥64,800(税込)
LAST: 4436
SIZE: UK9.5 (JPN 28.0cm)
COLOR: BLACK

ケンゴン2Rは当初本国のみの展開でしたが自分が昔にずっとやりたい!と言って個人オーダーをしてから取扱うことが決まった思い入れのあるモデルの1つ。 当時お店のスタッフ皆で同じ革靴を履こう!と店頭でお揃いのシューズを履いたり、そんな自分たちが履きたいといった思いから取扱いが実現したシューズが沢山あり、とても思い出深いです。


トラディショナルな外羽根キャップトゥ、グレインカーフを採用した絶妙なシボ感、頑強なグッドイヤーウェルト製法、厚さ約1cmのダブルソール、悪路をものともしないコマンドソール、などなどチーニーを代表する1足。 特にラスト4436は90年もの歴史が続くチーニーの現行品番で最も歴史があるラスト。元々イギリス軍に卸していたこともあり、本国ではミリタリーラストとも呼ばれています。 更にこのラストを採用したインラインモデルは全てヴェルトショーン製法を採用しています。この製法は熟練の職人と専用機器を必要とするため1週間に限られた数量しか生産できません。 それを今でも継続して生産しているのはチーニーくらいで、そういった背景にチーニーのプロダクトへの強い思いを感じます。 思い入れと共に職人の魂を感じる、心に響くモデルです。

いかがでしょうか。

シューズのサイズは個人の足の形やスタイルで選び方が異なるもの。サイズはもちろんですが、プロダクトが作り出されるシーンを感じさせてくれる靴を選ぶのもまた1つの基準です。今回で一度メンズスタッフのサイズインタビューは終了となりますが次回はレディースのサイズガイトを予定しております!是非乞うご期待下さい。BRITISH MADEスタッフによるリアルなこのサイズガイドが皆様のお役に立てれば幸いです。

STAFF SIZEGUIDE ARCHIVE.
スタッフに聞く ジョセフチーニー サイズの選び方 Vol.01(UK7.5)
スタッフに聞く ジョセフチーニー サイズの選び方 Vol.02(UK5.0-5.5)


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