2018.05.18

今も受け継がれる職人技。ジョセフチーニーがヴェルトショーンウェルト製法で作り上げる英国的ミリタリーシューズ

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英国靴に注目される方ならイギリスのミリタリーシューズに見受けられる“ヴェルトショーンウェルト”製法をきっとご存知でしょう。 グッドイヤーウェルト製法の派生形に数えられるこちらの製法はアッパー(表革)をウェルトに縫い付け、革同士の隙間をなくすことで防水性という実用面、 そして逞しい印象を革靴にもたらしてくれる製法になります。“ヴェルトショーンウェルト”製法は熟練の職人と専用のマシーンを必要とするため生産できる数も限られる手の込んだ仕様。 ブリティッシュメイドで多くの反響を頂いているチーニーのシューズもこちらの“ヴェルトショーンウェルト”製法で作り上げられたモデルがございます。いずれも英国軍で実際に採用されていたミリタリーラスト(木型)やダブルコマンドソール仕様など、ミルスペックに適した機能性と機動力を持ち合わせたトレンドに左右されることのない逸品が粒ぞろい。 ノーザンプトンのクラフトマンシップによる技術力の結晶とも言える、時代が残した“ヴェルトショーンウェルト”。その魅力にフォーカスしてお届けいたします。

機能性と堅牢さをシューズに与える製法は職人による熟練の技

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写真のウェルト部分に注目して下さい。 アッパー(表革)のグレインレザーがそのままウェルトに重なっているのが分かるでしょうか。 これこそが“ヴェルトショーンウェルト”の証。一般的なグッドイヤーウェルトだとアッパーがウェルトの内側に来るのに対し、このようにアッパーをウェルトの上側に縫い付ける製法がそう呼ばれています。 アッパーとの隙間がなくなるため、雨水の侵入や染み込みを防ぎ、独特の存在感を放つように仕上がります。 小石や土埃、そして雨水が入りにくいミリタリーシーンで重宝されてきたこちらの製法は、まさに質実剛健さを体現した英国的ディテールの代表格。 その中でもチーニーは今も尚“ヴェルトショーンウェルト”製法で作り上げることが出来る数少ないノーザンプトンのシューメーカーの1つだと言われています。 年々、靴職人が減っていくと言われる現代において、これから更に希少が増すとも言えるでしょう。

質実剛健の製法の背景には広大なフィールドを駆け抜けるシューズにあり

20180518_topics7 ライニングを釣り込み、そしてアッパーを釣り込む前の状態。この状態からウェルトにアッパーを被せてスライスしていく。

“ヴェルトショーン”という語源は元々、サウスアフリカにあるという説があります。 ケープダッチと呼ばれるオランダ系の移民族がサファリシーンで着用する“ステッチダウン製法”のフィールドシューズを“ベルトショーン”と呼んでいた事に由来されるそう。“ステッチダウン製法”と“グッドイヤーウェルト製法”が合わさることで派生したのが今日のヴェルトショーンウェルト製法。 アッパーをウェルトの上に縫い付ける、そう一口に言えどアッパーを全体に適切なテンションを掛ける為の意匠など熟練の職人技、そして専用のマシーンを必要とするため生産できる数も非常に限られる手の込んだ仕様となっています。

時代が残した確かな技術を受け継ぐ逸品達

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頑丈さと気密性に優れ、軍の需要に耐えうるフィールドブーツ。 その機能性を受け継ぎよりファッション視点で注目され、スタイリングしやすいシューズ類も幅広く展開されています。 ブリティッシュメイドではその技術力の証として、数モデル展開中。 英国軍に供給していたチーニー最古のミリタリーラストを採用した無骨ながら愛嬌のある表情とミルスペックを満たす履き心地。外羽根でアイレット、踵に向かって落ちるV字の切り替えが特徴的。また、全天候型対応のダブルコマンドソールがツインステッチと相まって迫力に拍車を掛けています。 チーニーのクラフトマンシップがもたらす意匠の数々。時代を感じさせてくれる今も受け継がれる逸品をぜひワードローブに加えてください。


20180518_topics7 JOSEPH CHEANEY - STOUR ¥64,800(税込)
※STOURは12508ラストを採用しています。

20180518_topics7 JOSEPH CHEANEY - PENNINE II ¥66,960(税込)
※現在ストックオーダーのみのお取り扱いになります。

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