2016.08.14

BRITISH NOTE 09 GLENROYAL/ブリティッシュコードバンコレクションの魅力を徹底解剖

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1979年に生まれ、英国を代表するレザーブランドになったグレンロイヤルが今年の春夏シーズンから新たな試みとしてファンにプレゼンテーションしているのがブリティッシュコードバンコレクションです。現在は財布のみ全6型のコレクションで、この秋からはカラーバリエーションも拡充しています。

グレンロイヤルはブライドルレザーだけじゃない!

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グレンロイヤルのアーカイブを見ると、ブランドを象徴するブライドルレザーの他にもこれまでに様々な素材を使ってきていることが分かります。迷彩柄をプリントしたレザーもあれば、レオパード柄のハラコもあったりするなど、遊び心に溢れているのです。伝統と革新の両面に対するアプローチを怠らないのが、レザーを扱うプロフェッショナルとしての矜持。さらには英国らしい織物を使用することもあって、素材選びには常に柔軟な姿勢で臨んでいます。

希少なコードバンは革の宝石として重用される存在

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馬の臀部の分厚い皮に守られたコードバン層を丁寧に削り出し、膨大な手間をかけて仕上げられた革がコードバン。その工程が宝石採掘のようであることと、繊維が大変緻密で高い強度を持つことから革の宝石とも称されています。また、ヨーロッパの一部の食用馬からしか原皮を採取することができず、希少な存在であるのも宝石と呼ばれている由縁。もともと一頭から採れる量がごくわずかであり、近年では原皮用の馬の生産量が低下していることも希少性に拍車をかけています。

ブリティッシュコードバンの風格に惚れる

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世界に数あるタンナーの中でもコードバンを手がけることができるところとなると、非常に限られています。グレンロイヤルでは、英国で175年以上の歴史を重ねてきたクレイトン社が丹精を込めて生み出しているコードバンを採用。クレイトンは、もともとブライドルレザーで知られるタンナーですが、ヨーロッパで何世紀も昔から行われてきたコードバン生産の工程を継承し、全て手作業でクオリティを保持。ヨーロッパの中でも馬との関わりがとりわけ深い英国が誇る「ブリティッシュコードバン」の作り手として評価されています。近年になってからコードバンの生産を開始したうえに生産数には限りがあるので、現在の市場に出回っているのは極少量なのが実情。希少なコードバンの中でも最も珍しいのがクレイトン社のコードバンなのかもしれません。

今季からウィスキータンとネイビーが新登場!

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今春が初登場となったバーガンディに加えて、この秋冬シーズンに新しくお目見えする注目カラーがウィスキータンとネイビー。グレンロイヤルのブリティッシュコードバンコレクションは、デビューから2シーズン目を迎えて3色展開となりました。ロイヤルネイビーを彷彿とさせるネイビーの色調には英国らしい品格が漂います。ウィスキータンの絶妙なトーンバランスも抜群に美しくて人気が集まりそうな気配。この色出しには苦労を重ねたという逸話があり、レアなブリティッシュコードバンの極みとして所有する喜びを与えてくれるはずです。現在、バーガンディを含めた全3色がBRITISH MADEのみでの取り扱い。

妙なるエイジングとケアグッズの付属で末長いおつきあいが可能に

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写真は、どちらもジップミニパース。左が新品であり、右が半年間ほど使用してきたものです。ウィスキータンの色が変わってきていることは一目瞭然。ブリティッシュコードバンコレクションは、経年変化によって価値が深まっていくところも魅力なのです。色みが濃くなり、ツヤが増していくという変化につれて、愛着も高まっていきます。ぜひとも末長いおつきあいのほどを。

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ブリティッシュコードバンコレクションは、専用ボックスで販売されます。さらには、専用のクリームとクロスが各アイテムに付属します。改めてケアグッズを購入する予算や手間が省けて、お手入れにも精が出るというもの。末長くお使いいただきたいというグレンロイヤルの願いが目に見える形となっています。

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Photo by Katsunori Suzuki / 鈴木克典
Text by Kiyoto Kuniryo / 國領磨人


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