2015.06.25

BRAND STORY – ラベンハムの歴史をご紹介します

ラベンハムの代名詞、キルティング・ジャケットの成り立ちとは?



ミセス・エリオットが発明したナイロン・キルティングのホース・ブランケット。
ラベンハム(LAVENHAM)の歴史は、この乗馬用具から始まります。







ラベンハムの誕生


1969年にラベンハムを設立したミセス・エリオットは、当時、エリザベス女王に使える女官でした。彼女は、エリザベス女王が乗馬に使用していたホース・ブランケットを眺め、これがキルティング生地で出来ていれば心地良いだろうと思い立ちます。当時のホース・ブランケットはジュート(黄麻)素材が主流で、保温性が悪く濡れやすいことから、改良が求められていました。

彼女はロンドン北東部サフォーク州にある故郷のラベンハム村にラベンハム・ラグ社を設立し、ナイロン・キルティングで作られたホース・ブランケットを発表します。このブランケットは軽くて保温性が高く、瞬く間に需要が広がっていきました。




ラベンハム村
ラベンハム村はウール産業の発展により、18世紀中頃にイギリスで最も裕福な村の1つとして栄えました。その当時に建設された美しい教会は今も現存し、村の玄関口として訪れる人々を迎えています。18世紀のロマン派詩人ジェーン・テイラーが童謡『きらきら星』の歌詞を書いた村としても有名です。

キルティング・ジャケットへの発展

ホース・ブランケットの誕生後、乗馬愛好家たちからナイロン・キルティングで作られたジャケットへの要望が高まります。そして1972年、ナイロン・キルティング・ジャケットが発表されました。このジャケットは乗馬をたしなむ上流階級の人々に支持されるようになり、当時、愛馬とお揃いのジャケットを着ることがステイタスという風潮が広まりました。

1978年にはラベンハムの名前を決定的に印象づけた「ダイヤモンド・キルティング・ジャケット」が発表されます。このジャケットはベーシックで実用的なトレーニング・ウェアとしての位置づけだった乗馬用ジャケットにファッション性と品質の良さを取り入れ、高い評価を得ました。当初はナイロンが主な素材でしたが、その後、ウール、カシミヤ、シルク、コットン等々幅広い素材が用いられるようになりました。

1982年にはパリ、ミラノ、ローマでもスタイリッシュな英国製アウターウェアブランドとして評価され、1993年、ついに日本に上陸します。その後、英国産業界で最高の名誉とされる「クイーンズ・アワード」の輸出産業部門を2002年に受賞し、2007年には2度目の受賞によりアン王女の訪問を受けました。


ダイアモンド・パターン

ステッチの角を交差させたラベンハム独自の縫製。キルティングのステッチ糸が切れてしまった場合でも、ほつれを最小限に留めるよう、角を交差させて縫われています。表側は伸縮性のあるナイロン双糸、裏側は縮みの少ないポリエステル糸を使用。限界まで細かくステッチすることで、耐久性にも優れています。

ラベンハムの現在

現在、ラベンハムの工場はサフォーク州のサドバリーにあります。この工場ではキルティング生地の生産から縫製まで行われ、ラベンハムのジャケットは100%自社生産で作られています。高い品質を誇るラベンハムのジャケットは英国を代表するファッション・ブランドとして、現在もその地位を確立しています。








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