
田畑 真道 Masamichi Tabata
ブリティッシュメイド 大阪店のオープンより携わり、現在は、大阪店、名古屋店、博多店を行き来するエリアマネージャー。最近、料理をはじめたそうで、チャーハンやエビパスタを家族に振る舞って楽しんでいるそう。
オンは接客のプロとして、オフは多趣味な暮らしを満喫
ーまず、田畑さんについて教えてください。ご出身はどちらですか?
田畑:私は大阪生まれ、大阪育ちです。私がちょうど30歳の頃、2013年に大阪店がオープンするタイミングで、ブリティッシュメイド大阪店のスタッフになりました。
ー以前もアパレルにお勤めでしたか。
田畑:はい、前に働いていたのもアパレルでした。ただ、お店のターゲット層が20〜30代と若く、このお店で一生働くのは厳しいだろうなと思っていました。そんな時にブリティッシュメイドと出会い、年齢に関係なく、長く使いつづけることのできるイギリス製品に魅力を感じました。
ー接客業以外の仕事に興味はありましたか。
田畑:いえ、父が肉の卸や焼肉屋をしていたので、私も10代の頃からアルバイトで店を手伝っていました。なので、接客業には昔から馴染みがあります。ずっとこの仕事をつづけてきたし、これからもこの仕事をつづけて、極めてみたいと思いました。
ーなるほど、この仕事は天職というわけですね。ところで、休日は何をしていますか。
田畑:実は、私は多趣味なんですよ。中でも一番好きなのは「靴」です。中学生の頃、バスケットボール部に所属していて、当時、バスケットシューズが流行していたんですね。靴が好きになったのはその頃からです。

田畑:そう!まさにその頃!うちは母も靴がけっこう好きで、スポーツが好きというわけではないんですが「いいモノはいい」という考え方だったので、バッシュを買ってもらっていました。エアジョーダン XI からコレクションしていましたよ。
ー今もコレクションしていますか。
田畑:結婚を機に一時期やめていたんですが(シバかれると思いまして笑)、またコレクションを始めました。スニーカーも好きですね。休日の足もとに何を履こうかというのをいつも楽しみにしています。
ー革靴はお好きですか。
田畑:革靴も、もちろん好きで履きますよ。最近では、ジョセフ チーニーの「ケンゴン Ⅱ R」をよく履いています。

田畑:自転車が趣味だったこともあります。ロードバイクまではいかないですが、ポタリング(*1)のための自転車を買ってみたら、いじるのにはまって楽しくなってしまいました。以前、ブリティッシュメイドで BROOKS ENGLAND のサドルやバーテープ(*2)を取り扱っていたことがあります。そのレザー製サドルがかっこよくて、このサドルを自転車に取り付けてエイジングを楽しみたいなと思ったのが、自転車を購入したきっかけです。
*1 散歩感覚で楽しむサイクリングのこと
*2 振動吸収性や握りやすさのために自転車のハンドルに巻くテープのこと
ーサドルから自転車に入ったんですね(笑)
田畑:そういうことになりますかね(笑)

ー自宅ではどんな植物を育てていますか。
田畑:車で1時間くらいのところにユニバーサル園芸というガーデンセンターがあって、そこで植物をいろいろ買っているのですが、一番のお気に入りは「アデニウム」という塊根植物です。「砂漠のバラ」とも呼ばれているんですよ。

田畑:そう、このコブに水をためるんですよ。水をやらないとみるみる痩せるのに、水をやったら1時間も経たないうちにコブがパンパンになります。自分でも種から育ててみたいと思い、今年の夏に種を植えました。今は5cmくらいに育っています。
ーコブが大きくなるには1年くらいかかるんですか。
田畑:いや、もう5、6年はかかるんじゃないかな。ゆっくり成長する植物なので、ちっちゃい成長を見るのが楽しいんです。写真を撮って、振り返ってみて、「すっごいでっかくなってる!」っていうのが嬉しいんですよ。
出張時にフットワークの軽さを叶えてくれるビッグトートバッグ

田畑:約7年前、ショールームに使い込まれた大きなトートバッグが置いてあって、あれを見たとき、すっごいかっこいいなって。それが一時期、生産中止になっていたビッグトートバッグだったんです。販売が再開されてすぐに買いました。
ービッグトートバッグのどんなところに惹かれましたか。
田畑:まず印象的だったのは、驚くほどのシンプルさ。当時はスタッズ、パッチワーク、迷彩など装飾にこだわったものが多かったので、その中で、ビッグトートバッグの持つ存在感や目を引く佇まいは良い意味で異質でした。また、エイジングを楽しめる最たるものでもあると思うんですよね。金具が一切ないし。人のライフスタイルがそのままエイジングに表れるんだなと思うと魅力的ですよね。自分が使ったらどうなるんだろうというワクワク感がありました。
ー出張時にビッグトートバッグを持っていくそうですが、バッグの中身は何ですか。
田畑:パソコンと書類はもちろんなんですが、最近は、名古屋店と博多店を行き来したり、東京の本社にも出張することがあるので、1〜2泊できる程度の衣類も入れています。
ーじゃあスーツケースは使わないんですか。
田畑:私の場合、1〜2泊ならビッグトートバッグ1つで十分ですね。出張ならジャケットにシャツというスタイルなので、替えのシャツ、Tシャツ、替えの下着だけ持っていけば大丈夫で、その他はホテルのアメニティを使います。スーツケースは、フットワークが重くなるので苦手です。

田畑:出張に行くとお土産を買いますよね。小さいバッグだと、中に入れられなくて重ねて持つからかさばるんです。でも、ビッグトートバッグを持つようになってからは、お土産を買って、ワンストロークで放り込めます。バッグの口を開閉する必要もないので、新幹線の時間が!と焦っているときでも、さっと放り込んで走っていけるので助かりました。
ーフットワークの軽い出張を叶えてくれるバッグは大事ですよね。ただ、なんていったって“ビッグ”トートバッグですから、邪魔になってしまうこともあるのでは?
田畑:そうですね、やはりサイズが大きいので、電車の棚や飛行機の座席の下には置けないですね。それから、出張先で小さいロッカーには入らないので、過保護ですがやや値段の高いロッカーに入れないといけません(笑)
ビッグトートバッグの経年変化とレザーケア

田畑:実は、買ってすぐに、横マチ部分を内側に折り込んでつぶしたんですよ。
ーあ、本当だ!シワが入っていますね。
田畑:新品のビッグトートバッグは、革がパーンと張っていて、サイズも大きくて、持つと圧倒されてしまいますよね。このように横マチ部分を折り込んでおけば、マチが小さく見えて、身体にも馴染みやすくなります。今では底面もいい感じに凹み、取っ手も多少伸びて、自分好みになってくれました。
ーそういうカスタマイズをされていたんですね!また、ブライドルレザーのエイジングも見事ですね。お手入れの頻度はどれくらいですか。
田畑:買った当初はバキバキに蝋が染み込んでいたので、3カ月くらいはブラッシングのみでした。その後、月に1回程度、ワックスを塗ってお手入れをしていました。
ーお手入れの際に、注意していることはありますか。
田畑:バッグが大きく、地面に置きがちになるので、底面がアスファルトやコンクリートで擦れてしまうことがあります。なので、底面を重点的にケアするようにしています。
ーお手入れの仕方が分からない人はどうしたらいいですか。
田畑:ブリティッシュメイドのスタッフにいつでもご相談ください!また、プレミアムメンバーシップにご入会いただくと、平日なら即日対応で、ワックスを塗ったり、コバ(レザーの裁断面)の補修などのサービスも行っています。

田畑:私のビッグトートバッグは「ニューブラック」という色なので、色の変化はそこまで感じませんが、光沢はすごく出てきている感じですね。
ーブリティッシュメイドでは、経年変化を一番感じられる色として「オックスフォードタン」をご紹介することが多いですよね。ニューブラックの経年変化の楽しみはどのあたりに一番あらわれますか。
田畑:光沢感にあらわれると思いますね。他のレザーと比べると、光沢はあるけれどピカピカしすぎない。そんなブライドルレザーらしい光沢を楽しめるのがニューブラックだと思います。
ーそんなカッコいいバッグを持っていたら、誰かに話かけられたりするのでは?
田畑:そうなんですよ!レザー好きの人とか、バブアー好きの人に声をかけられたり、指をさされたりします。「めっちゃいい味出てますね!」って!そこから話が盛り上がって、ブリティッシュメイドを紹介する流れになります(笑)
最後に、ブリティッシュメイド大阪店の魅力を教えてください!

田畑:まず、お店自体は西日本最大の大きさなので、お客さまにゆったりお買い物を楽しんでいただけるようにお店作りをしています。ディスプレイもそうですし、接客も過度にならないよう気をつけています。
ただ、大阪の方は「愛想」に敏感なので、愛想が悪いのもいけません。クールにしていても、面白さやユーモアは大切にしたいなと思っています。ユーモアのあるお客さまも多いので、ボケとツッコミではないですが、人間らしさや温かみは、お客さまと最大限に共有したいなと、日々感じています。
ー最近では、田畑さんのビッグトートバッグも店頭に展示してあることが多いとか。
田畑:はい!馴染んだ後のビッグトートバッグをお試しいただけるので、ぜひ新品と比べてみてください。
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