2015.11.18

London Yarns London新発見! 運河のあるまち、ロンドン

夫の所属するクリケットチームのキャプテンが夫の忘れ物を届けにうちまで来てくれました。クリケットを見に行ったときに何度もお会いしているのですが、試合中はなかなか話す機会がありませんでした。

以前にご紹介したオープンハウスの話をすると、「ロンドンの歴史を知りたいなら、ボランティアでRegents canal(ロンドンを流れる運河)を紹介するCanal walkのガイドをしているけど、参加してみる?」と誘ってくださいました。

ボランティアの方々があちこちでロンドンの歴史や文化を紹介する活動をされているのは知っていましたが、参加するのはこれが初めてです。集合場所のAngel駅前に行くと、私の他に4人の参加者の方がいらっしゃいました。

約2時間半をかけてAngelの駅からKings Cross駅を経て、Camdenまでを歩きます。全てはとても無理なので、私が特に興味を持ったところを抜粋してご紹介します。

Regent Canalは約13.7Kmあり、1812年から1820年にかけて作られたもので、産業革命後のロンドンのさまざまな物資の運搬に大活躍しました。今はその役目はありませんが、散歩道やナローボートでの観光や人々の憩いの場所として親しまれています。

ここからは写真でCanal散策をお楽しみください。

Angel駅の近くにある建物。この後ろに運河が流れています。昔はこのあたりの住宅の共同の洗濯場だったそうです。偶然ですが、「Superdry」となんだか洗濯を連想させるお店になっているのは面白いですね。

Angel駅の近くにある建物。この後ろに運河が流れています。昔はこのあたりの住宅の共同の洗濯場だったそうです。偶然ですが、「Superdry」となんだか洗濯を連想させるお店になっているのは面白いですね。

この下を運河が通っているというマーク。今までも見てはいましたが、何のためかは知りませんでした。

この下を運河が通っているというマーク。今までも見てはいましたが、何のためかは知りませんでした。

The Canal & River Trustという、運河を守る活動をしているボランティア団体が作った、昆虫の家。運河だけでなく、その周りの自然を守る活動も行っています。

The Canal & River Trustという、運河を守る活動をしているボランティア団体が作った、昆虫の家。運河だけでなく、その周りの自然を守る活動も行っています。

今は事務所や住宅になっていますが、昔は動物(特に馬)の飼料を生産、貯蓄していた建物。運河と同様、馬は物資の運搬に欠かせない貴重なものでした。

今は事務所や住宅になっていますが、昔は動物(特に馬)の飼料を生産、貯蓄していた建物。運河と同様、馬は物資の運搬に欠かせない貴重なものでした。

以前にもご紹介した、再開発されたKings Cross駅の裏側に到着です。

以前にもご紹介した、再開発されたKings Cross駅の裏側に到着です。

Kings Cross駅を設計したLewis Cubitt氏が手掛けたGranary building。今はアートの学校、セントラル・セントマーチンズとなっていますが、もともとはGranary(穀物貯蔵所)でした。当時は運河が建物の入り口につながっており、運河からボートが直接入れるようになっていたそうです。

Kings Cross駅を設計したLewis Cubitt氏が手掛けたGranary building。今はアートの学校、セントラル・セントマーチンズとなっていますが、もともとはGranary(穀物貯蔵所)でした。当時は運河が建物の入り口につながっており、運河からボートが直接入れるようになっていたそうです。

観光用のナローボートと、船頭さんが暮らす家。いつかボートに乗ってみたいです。

観光用のナローボートと、船頭さんが暮らす家。いつかボートに乗ってみたいです。

石炭やレンガを保管していた場所を利用して、木や花を植えて、緑の多い憩いの場が作られています。

石炭やレンガを保管していた場所を利用して、木や花を植えて、緑の多い憩いの場が作られています。

カラフルなボートがたくさん。

カラフルなボートがたくさん。

ボートがすれ違えるように幅広く作られたトンネル。イギリスの有名なエンジニア、ブルネル氏が初めてこのタイプのトンネルを設計した際、誰もが物理的に不可能だと言ったのを実際に作って見せて証明したそうで、それ以降次々と同じタイプのトンネルが作られたそうです。

ボートがすれ違えるように幅広く作られたトンネル。イギリスの有名なエンジニア、ブルネル氏が初めてこのタイプのトンネルを設計した際、誰もが物理的に不可能だと言ったのを実際に作って見せて証明したそうで、それ以降次々と同じタイプのトンネルが作られたそうです。

かの有名なバンクシー氏とキング・ロボ氏がグラフィティ対決を繰り広げていた場所。相手のグラフィティの上に新しいグラフィティを描くということが繰り返し行われていたそうですが、残念ながら2014年のキング・ロボ氏の事故死によって対決は終了しました。

かの有名なバンクシー氏とキング・ロボ氏がグラフィティ対決を繰り広げていた場所。相手のグラフィティの上に新しいグラフィティを描くということが繰り返し行われていたそうですが、残念ながら2014年のキング・ロボ氏の事故死によって対決は終了しました。

トンネルの入り口に刻まれた溝。馬でものを運んでいた時代に、馬車のロープがすれてできたのだとか。

トンネルの入り口に刻まれた溝。馬でものを運んでいた時代に、馬車のロープがすれてできたのだとか。

オルガンやピアノを作っていた工場。ピアノやオルガンは重いうえに、壊れやすいため、運搬には馬車ではなくボートが最適と運河沿いに工場が作られたそうです。

オルガンやピアノを作っていた工場。ピアノやオルガンは重いうえに、壊れやすいため、運搬には馬車ではなくボートが最適と運河沿いに工場が作られたそうです。

Camdenに到着です。

Camdenに到着です。


初めて参加しましたが、ガイドさんと歩くロンドン、なんだか病み付きになりそうです。自分の暮らす街を知ることで、もっと町が好きになり、ただの駅までの道さえも前より楽しく歩けそうです。また、別のテーマのものを見つけて参加しようと思っています。


Text&Photo by Amesbury Kae


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アムスベリー 加恵

アムスベリー加恵

ロンドン留学中にヴィンテージウエアを販売する「Old Hat」ロンドン店でアルバイトをしたことをきっかけに、紳士服に興味を持ち始める。職人の技を身近に見る機会にも恵まれ、英国のクラフツマンシップにも刺激を受ける。カレッジを卒業後、いったん帰国。結婚を機に2012年10月に再渡英、現在ロンドン在住。
夫に作ったニットタイが好評で、夫の友人たちから注文が相次ぎ、2013年11月にオーダーメイドの手編みニットタイを販売する「Bee’s Knees Ties」を立ち上げる。

Bee’s Knees Ties
ロンドンを拠点に、オーダーメイドの手編みのニットタイを制作、販売しています。
色はもちろん、ステッチや結び目の大きさ、長さや太さなど、お客様のお好みをおうかがいお伺いしてから、1本1本、手で編みあげます。素材にもこだわり、大量生産の糸にはない魅力を持つ糸を探し求め、何度も試作を繰り返した後に、品質が良く、ユニークで、長く愛用していただける糸だけを採用しています。手編みならではの親しみやすい風合いが、スーツだけではなく、ニットウエアやツイードにもよく合い、日常の色々なシーンでお使いいただけます。
ロンドンではサヴィル・ロウのテーラー「L G Wilkinson」にてお取り扱いいただいております。
facebook.com/bees.knees.ties

現在、BRITISH MADE青山本店にてオーダーを承っております。また実際にいくつかお手にとって店頭にてご覧頂けます。詳細はお気軽に店頭スタッフまでお訪ね下さい。

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