2017.05.13

BRITISH NOTE 28 JOSEPH CHEANEY/日本初のパーソナルオーダー「1of1」が始動

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英国ノーザンプトンの老舗シューメーカー、ジョセフ チーニーが本国のフラッグシップショップであるJermyn Street店のみで行っていたパーソナルオーダーサービス「1 of 1」を銀座エリア最大の商業施設として4月20日にオープンしたGINZA SIX内の「BRITISH MADE 銀座店」で開始しました(*このサービスが日本でスタートしたことを記念して5月21日にはチャーチ家5代目でジョセフ チーニーの共同経営者であるウィリアム J.チャーチ氏が英国より来店し、店頭にて皆様のオーダーのお手伝いをさせていただきます)。およそ120万通りにもなる多彩な組み合わせの中から、自分だけの1足を‥‥。その悦楽の工程を説明していきましょう。

125ラストを採用した5つの型からオーダー

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パーソナルオーダー「1 of 1」は、シューズのスタイルを選択するところからスタートします。写真左からダブルモンクストラップ、内羽根式のフルブローグとセミブローグ、外羽根式のキャップトウとプレーントゥ。この中からお好みの型を選んでください。5型のすべてに共通しているのは、125ラストが採用されているということ。2011年にジョセフ チーニーの創業125周年を記念して誕生したラストです。日本のマーケットからのフィードバックも考慮して開発されたこのラストはFのウィズに対し、ヒールカップはDハーフに設定されています。甲が広めで踵が小ぶりな日本人の足型にも合いやすいコンビネーションラストになっているのです。この125ラストを使ったダブルモンクは、現在未展開モデル。今回のパーソナルオーダーで特別に入手することができるようになりました。

アッパーを自分好みのカラーリングに

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型が決定したら、次にアッパーのカラーを選びます。写真左上から時計回りにBRONZE ESPRESSO、NAVY BURNISH、DARK LEAF BURNISH、BLACK、AUBERGINE BURNISH、GREEN BURNISH。全6色をご用意しています。どの色のレザーも名門タンナーとして誉れ高いウェインハイマー社のカーフです。フルブローグとセミブローグの2型についてはアッパー全体を単色で揃えるオーダーはもちろん、切り替えのパーツごとに色を変えていくオーダーも可能。フルブローグなら最大で6色、セミブローグなら5色を1足に使用することができます。

靴の内側やエンボスも好きな色が選べる

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続いて、ライニングとヒールソック(靴の内部の踵部分)のカラーを決めていきましょう。ジョセフ チーニーの130周年アニバーサリーコレクションで採用されたGREEN GLAZED、日本未展開のCAMPARI RED、別注品で使われることがあるNAVY GLAZEDといった珍しいカラーからBLACKまで、全4色を取り揃えています。ライニングとヒールソックは別々の色ではなく、同じ色でのオーダーとなります。さらには、パーソナルオーダーの証として入る「1 of 1」と「JOSEPH CHEANEY & SONS」の型押しもカラーを5色の中から選ぶことが可能です。COPPER、SILVER、GOLD、BROWNの他、色を付けずに素押しだけを施すBURNTINがあります。

ハトメ&シューレース、バックルを自分仕様に

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シューレースを通す穴のハトメは表側からも裏側からもあしらうことが可能ですので、どちらかをチョイスしてください(※ただし、写真左のように外羽根式のプレーントゥは表ハトメを選ぶことができません)。さらに、ハトメの色をBRASS、BROWN、ANTIQUE BRASS、BLACK、GUNMETALの中から選択してください。ダブルモンクの場合は、バックルの色をGOLD、SILVER、ANTIQUE BRASS、GUNMETALの中から選ぶことができます。ハトメやバックルについてはアッパーのカラーと違和感なくマッチさせるだけでなく、あえてアクセントカラーを投入してオーダーらしい遊び心を見せてみるのも楽しみ方のひとつ。蝋引きのシューレースについてはBLACK、BROWN、AUBERGINE、GREEN、NAVYの5色をご用意。スペアも含めて2色を指名してください。

普段は見えないソールにもこだわりのカラーリングを

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レザーのアウトソールは、フルペイントとハーフペイントのどちらかをセレクト。ジョセフ チーニーのインラインモデルはフルペイントが大半で、ハーフペイントはインペリアルラインだけに見られる特別な仕様といえます。ソールのカラーはBLACKやBROWNといった定番色のみならず、日本未展開のPURPLEやBLUE、130周年アニバーサリーコレクションに使われてきたGREENも準備しています(※ハーフペイントの場合、トップパーツのカラー変更はできません)。ソールの側面(エッジ)部分は、BLACKまたはBROWNとなります。ヒールソックと同様にソールにも「1 of 1」のエンボスが入るので、こちらもカラーをチョイス。COPPER、SILVER、GOLD、BROWN、色を付けずに素押しだけを施すBURNTINから選んでください。また、パーソナルオーダー「1 of 1」にはJ.Rendenbach(レンデンバッハ)のオークバークソール(タンニンを用いて長い時間をかけて鞣した革で製作)が使われ、エレガントさを演出してくれるヒドゥン・チャネルやフィドルウェストという贅沢な仕様が標準装備となっているところも靴好きにとって朗報です。

ネームが記されて世界にひとつだけの1足が完成

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ライニングには小窓があしらわれ、そこに自分の名前を入れることができます。まさにパーソナルオーダーならでは、世界にひとつだけの1足であることを強く印象づけてくれる仕上げです。

オーダーだからこそ、付属品まで大満足できる

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パーソナルオーダー「1 of 1」は、付属品も充実。専用のシューツリー(※色はパープルのみ)、ブラシ、コバブラシ、シューホーン、ポリッシュワックス、クロス、替えのシューレースがセットになり、「1 of 1」の文字が輝くボックスに納められてのお届けとなります。こだわりの仕様を盛り込んだ特別な1足が、ディテールの隅々に至るまで自分好みのカラーリングに染まり、数々のケアキットとともに‥‥。これだけの満足感が得られて価格は10万8000円(税抜)ですから、費用対効果は格段に高いと言えるでしょう。

英国靴の聖地で受け継がれてきた精神と技術

チーニー工場

ジョセフ チーニーは、1886年に英国靴の聖地とされるノーザンプトンで創業。それから現在まで、「PURELY MADE IN ENGLAND」というポリシーを変わることなく掲げ続けてきました。1896年に工場を現在地に移転して以来、レザーのカッティングからファイナルポリッシュまで、すべての工程が当時から続く工場で行われているのです。パーソナルオーダー「1 of 1」は、130年を超えて受け継がれてきた精神と技術の粋を集めたもの。ぜひとも、存分にお楽しみください。

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Photo by Katsunori Suzuki / 鈴木克典
Text by Kiyoto Kuniryo / 國領磨人


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