6月に贈るウェディング向けUKソング。 | BRITISH MADE

2018.06.14

BM RECORDS TOKYOへようこそ 6月に贈るウェディング向けUKソング。

ジューン・ブライド、さて、どの曲で祝いましょう?

5月19日、英ウィンザー城サセックス公爵夫妻、ハリー王子とメーガン妃が挙式を行いました。世に言う“ロイヤル・ウェディング”ですね。いやはや、おめでとうございました。

馬車を先導する列を外れて駆け出そうとした“喜びを我慢できなかった馬”、アフリカ系牧師の“長過ぎて熱過ぎる説教”、フランスの老舗メゾン、ジバンシィ初の女性クリエイティブ・ディレクターに就任した英国出身のクレア・ワイト・ケラーによるオートクチュールドレス、新婚夫妻がパーティに向かう際に乗った、映画『キングスマン』にも登場した往年の名車、ジャガーEタイプ(実は同社が作った新型電気自動車の“タイプゼロ”!!)などなど、個人的にも革新的な試みと微笑ましいトピックが満載だった、まさに型破りなロイヤル・ウェディングでした。

気付けば今年ももう半分に。で、6月といえばジューン・ブライド。これ、一説には古くヨーロッパで「6月の花嫁は幸せになれる」とされる言い伝えに由来しているとのこと(※諸説あり)。ギリシャ神話に登場する神主ゼウスの妃で、結婚や出産を司る女神「Juno(ジュノ)」が守護する月が6月(June)であることから、この月に結婚をすると生涯幸せに暮らせると言われているとか、他にもかつてヨーロッパでは、農作業の妨げとなることから3月〜5月の結婚が禁じられていたそうで、そのため、結婚が解禁となる6月に挙式を挙げるカップルが多かったという説もあるようです。

そこで“結婚式 洋楽”などいくつかのワードでググってみましたが、まあ、あるわあるわ。自分がこういうカルチャーに疎いんで、ちょっと驚きしました。ただ、やっぱり陽気(?)な曲が求められるせいか、俄然アメリカのヒットソングが多いんですけどねえ(苦笑)。

では、今回はその中からのセレクトと私からのお薦めの楽曲による“6月に贈るウエディング向けUKソング”5曲をピックアップします。

1.オリー・マーズ「ラップド・アップ feat. トラヴィー・マッコイ」

オーディションTV番組『Xファクター』が生んだ、ミリオンヒットを持つイングランドはエセックス出身のポップスター、オリー・マーズのキャッチーなポップチューンです。まずはこれでいきなりパーティーモードに突入です。

2.エド・シーラン『シンキング・アウト・ラウド』

言わずと知れたエド・シーラン。先日のギター一本で魅せた聴かせた来日公演のステージ、それは見事なものでした(観ました!)。“思ったことはちゃんと言おう”。そうです、かのSMAPも「しようよ」でそう歌っていましたね!(嗚呼それなのに…)。“70歳になっても君を愛するよ”。なかなか言えるセリフじゃありませんが(俺だけ?)これから挙式の方はぜひ。ちなみに彼の曲にはラブソングが豊富なので他にも結婚式に似合いそうな曲が多々あります。歌詞の2番がもろに結婚を歌っているようだと、「パーフェクト」という曲を推す声も多いようですね。

3.クリーン・バンディット「ラザー・ビー」

2009年に結成されたエレクトロ・ユニット。二人でいることの楽しさをシンプルに歌ったリリックと、ダンサブルなトラックで未だ人気が根強いようです。全英シングルチャート1位、アメリカのビルボードHOT100でも12位を記録しました。日本が舞台となったMVも話題になりましたね。

4.ブルー「ザ・ギフト」

2001年にデビューしたR&Bグループです。こちらはちょっと変則的な紹介ですが、いまだ人気が根強いのか、検索でよくヒットしました。2003年に槇原敬之が楽曲提供を手掛けた曲で、彼らが来日公演の際、たまたまTVで流れていたSMAP「世界に一つだけの花」に感銘を受けて、槇原に楽曲を依頼したことで実現したそうです。後に槇原本人も「僕が一番欲しかったもの」というタイトルでセルフカバーしました。2004年に活動休止しましたが、2009年に再結成を果たしています。

5.エルトン・ジョン「僕の歌は君の歌」

そのブルーもかつて共演した御大、サー・エルトン・ジョンは先日のロイヤル・ウエディングの披露宴に招待され、観衆の前で「Your Song」、「Tiny Dancer」、「Circle Of Life」、「I’m Still Standing」(原題)をプレイしました。プレイしました。なかでも「Your Song」、邦題「僕の歌は君の歌」は、まさしく彼の代表曲のひとつです。1970年リリースのセカンドアルバム『僕の歌は君の歌』(原題『Elton John』)に収録されたこの曲で彼はブレイクを果たしたのですが、長年のパートナーである作詞家のバーニー・トーピンによると、エルトンは歌詞を渡されて15分ほど(!!)でこの曲を仕上げたそうです。

以上、ちょっとベタなセレクトにはなりましたが、いかがでしたか。他にはコールドプレイ「美しき生命」、オアシスの「ホワットエバー」も人気があるようでした。今月、挙式を迎えるお二人や、幹事の方の参考になれば幸いです。もちろん他にもたくさんあるはずなので、挙式とは無縁の方も、この機会にお好みのラブソングでプレイリストを作ってみるのも楽しいのでは?

スタイリッシュでロマンチックな進行の式もいいですが、個人的には、(よりにもよって)ストーンズの「ブラウン・シュガー」で入場してレッド・ツェッペリンの「ロックンロール」で退場する(笑)ような、スクール・オブ・ロックなウェディングも見てみたいものです(ないない)。ではまた!

Text by Uchida Masaki

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内田 正樹

内田 正樹

エディター、ライター、ディレクター。雑誌SWITCH編集長を経てフリーランスに。音楽、ファッション、演劇、映画、フードと様々な分野におけるインタビューや編集制作全般に携わる。編著書に『椎名林檎 音楽家のカルテ』がある。サンデー毎日で「恋する音楽」を連載中。NTT DOCOMO『dヒッツ』にてプレイリストを月2回提供中。テレビ朝日の配信チャンネル「LoGiRL」ではシンガーのハナエとともに毎週木曜日の生番組にレギュラー出演中。

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