2017.04.28

ブリティッシュ“ライク” 高価な新品より、使い込まれた本格靴にこそ、本当の価値がある。

4/20にOPENした“G SIX”。我らが「BRITISH MADE」の新店舗も名を連ねており、華やぐ気持ちでレセプションにお邪魔してきた。
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注目すべきはDrake’sのショップ・イン・ショップだろう。タイは無論のこと、シャツ、ウェアなど衣料品全般に渡り展開されていることが魅力的だ。Church’s、JOSEPH CHEANEYの品揃えも申し分なく、ウィメンズのバリエーションも充足している。加えて、JOSEPH CHEANEYの「1 of 1」という日本初のパーソナルオーダーサービスも常備しており、5/21(日)は、同ブランドの共同経営であるWilliam J. Church氏が英国より来店されるというから、これは楽しみである。
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さて、この日は10年来愛用しているCHEANEY(当時はまだJOSEPH CHEANEYではなかった)を履いていったところ、幸運にもBrift Hの長谷川さんに靴を磨いていただく機会を頂戴した。この靴は、自身が初めて購入した舶来品で、とても思い入れのあるものだ。当時、George Cleveryを購入したかったが、20代前半の自身にはとてもそんな予算と、履きこなせる服装術を持ち合わせておらず、吟味して購入したのがこのCHEANEYだった。そんな思い入れのある靴が、長谷川さんの手によって美しくなっていく過程に恍惚とした。
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靴の話でもう一つ。渡辺産業株式会社の代表取締役、渡辺鮮彦氏が執筆された著書「一流の人はなぜそこまで、靴にこだわるのか?」を紹介したい。服飾に携わる方々は無論のこと、新たに社会の荒波に飛び込んだビジネスマンなど、性別や職種、年齢を飛び越えて多くの方々に楽しんでいただける著書である。その中でも興味深かったのは、イギリス英語とアメリカ英語での呼び名の違いについてだ。長年英国の輸入代理業務に携わっていらっしゃるだけあって、英国の呼称を丁寧に紹介されている点に渡辺さんの流儀を感じた。浅学で恥ずかしいが、“Uチップ”を“エプロンフロント”と呼ぶことを初めて知り得た。なんとラヴリーなことだろう。いかにも英国らしい。

話は逸れたが、本書は、靴のウンチクをずらずらと並べたような軽薄なものではない。あくまでもビジネスと靴との関連性を的確に捉え、かつシンプルに著している。したがって、僕は数時間で読み切ることができた。表題は、本書から抜粋させていただいた好きな言葉である。ぜひともお勧めしたい書籍だ。


Photo&Text by Shogo Hesaka

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部坂 尚吾

部坂 尚吾

1985年山口県宇部市生まれ、広島県東広島市育ち。松竹京都撮影所、テレビ朝日にて番組制作に携わった後、2011年よりスタイリストとして活動を始める。2015年江東衣裳を設立。映画、CM、雑誌、俳優・タレント・文化人のスタイリングを主に担い、各種媒体の企画、製作、ディレクション、執筆等も行っている。山下達郎と読売ジャイアンツの熱狂的なファン。
江東衣裳
http://www.koto-clothing.com

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