工場の外観ロンドンのセント・パンクラス駅から約2時間電車で北上すると着くチェスターフィールド。
この街にイギリスの名門タンナー・クレイトンはある。
街の象徴はセント・メアリー・アンド・オール・セインツ教会。特徴はねじれた尖塔。この美しくねじれた塔の先端は工場からもよく見える。
セント・メアリー・アンド・オール・セインツ教会現在はクレイトンレザーグループとなっており、その中にクレイトン、セドウィック、ウィリアムクラーク、サミュエルシャープと4つのタンナーが所属している。

主に皮から革に鞣す(なめす)作業が行われており、鞣す原皮は大きく分けて牛、バッファロー、馬の3種類。
アルミニウムで鞣されたレザーは白くなる(ベジタブルタンニンは茶、クロムは青)
塩漬けされ輸送されてきた原皮コードバンはそもそもの原皮が希少であり、さらに鞣すのが難しく、生産に長い時間を必要とするため、現在世界でも数社しか鞣していない革である。
クレイトンではコードバンの原皮に北米とヨーロッパ産のものを使用している。
中央の薄い層がコードバン層
鞣し剤として使われる樹皮の粉
鞣し工程を経て染色前のコードバン
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Text by BRITISH MADE
BRITISH MADE
英国ブランドに特化した輸入総代理店、渡辺産業の直営店。"Stories of British Life"をコンセプトに、「英国のライフスタイルから生まれるモノやコト」をお届けしているお店です。