現代にも生き続ける 伝統的な手法と技術を感じる一足。 | BRITISH MADE

THE AUTHENTIC UK vol.7 現代にも生き続ける 伝統的な手法と技術を感じる一足。

2017.09.06

1886年の創業から130年もの間、一貫してその伝統的な靴作りの手法を守り、レザーのカッティングからファイナルポリッシュまでの全行程を自社工場で行っているJOSEPH CHEANEY。靴作りの聖地と呼ばれているイギリスのノーザンプトンから、クオリティの高い英国靴を世に送り続けているメーカーです。このシューズの、水や埃の侵入を防ぐためのヴェルトショーン仕様は、表革をウェルトの上側に縫い付けるので、熟練の職人と専用のマシーンが必要となり、完成するまでに時間がかかる手の込んだ作りになっています。
アウトドア仕様の機能性の高さは、自分のスタイルに欠かせない要素なので、ビジネスやデイリーシーンを問わずに愛用しています。ラストには4436という本国でミリタリーラストと呼ばれているものが使われ、長時間履いていても足が疲れない作りに仕上がっているのも、武骨なフォルムに込められている魅力のひとつです。決して現代の最新の技術や素材が使われているわけではないですが、100年以上も前から続いている、理にかなった伝統的な手法や技術が、今でも製品の中に生き続けているところに、強く惹かれています。

Text by 小林貴光 バイヤー

THE AUTHENTIC UK
スタイリストや編集者の方々のストーリーや、使うほどに愛着が生まれて10年、20年と生活を共にしたい、 BRITISH MADEのスタッフが実際に愛用するアイテムをご紹介しています。


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