スタイリスト四方さんに聞くパックTシャツ「マーゲイト」の活用法 | BRITISH MADE

スタイリスト四方さんに聞くパックTシャツ「マーゲイト」の活用法

2024.05.16

BRITISH MADE ブリティッシュメイド スタイリスト 四方さん監修 新作 パックTシャツ マーゲイト
アウターTシャツとコットンチーフがセットになったパックTシャツ「マーゲイト」が発売開始となりました。23SSに展開スタートしたマルチパックTシャツをベースにしつつ、今季はあえてインナーTを無しにすることで3サイズ展開と購入しやすいプライスを実現。今回は「マーゲイト」の活用法を開発者であるスタイリストの四方さんにお伺いしました。

今季は3サイズで2色展開


昨年展開したマルチパックTシャツはインナーTに使用した丸胴の生地の縮率などを考慮して2サイズ展開でしたが、今年はアウターTとコットンチーフの組み合わせにすることで待望のSサイズを追加し、3サイズ展開となっています。さらにアウターTは昨年ネイビーのみの展開でしたが、今季はカーキを追加。コットンチーフも今季用に新たに配色を組んでいます。

細部までこだわったアウター仕様Tシャツ

BRITISH MADE ブリティッシュメイド スタイリスト 四方さん監修 新作 パックTシャツ マーゲイト
程よいゆとりのあるサイズ感に裾リブが付くことで通常のTシャツとは異なり、スウェットやニットに近い印象のTシャツです。

ネックは絶妙な前下がり角度を付けつつ、リブ生地で身頃の生地を挟み込むようにして縫製する“バインダーネック”を採用することで、伸びを防ぐとともにアウターTらしい立体感も演出しています。他にも英国コートの定番でもあるラグランスリーブや袖口の2本針を採用することでアウター感を高めています。

アウターTの素材は、ハードすぎず薄すぎず、また大人の上質感も意識してチョイス。繊細な40番手の糸を双糸使いすることで、適度なボリュームを出しつつ、きめ細かさも実現しました。生地をソフトにする仕上げを施すことで、柔らかな膨らみ感を味わえるのもポイントです。

薄手の大判コットンチーフは1枚で大活躍

BRITISH MADE ブリティッシュメイド スタイリスト 四方さん監修 新作 パックTシャツ マーゲイト
BRITISH MADE ブリティッシュメイド スタイリスト 四方さん監修 新作 パックTシャツ マーゲイト
英国感溢れるタータンをベースに、通常のチーフよりも大きい52.5cm×52.5cmサイズのコットンチーフ。サイズを大きくすることでポケットチーフとしてだけではなく、ネッカチーフとしても丁度良いサイズ感です。旅行時には風呂敷としてパッキングにも使えます。薄手で肌触りの良いガーゼ生地を採用しているため、胸ポケットに入れた際にボリュームが出すぎず、またニュアンスづけがしやすいです。

コットンチーフの配色は今季用にアップデートを行いました。ネイビーのTシャツには同系のブルーをベースに差し色の黄色と今季らしい淡いサックスブルーの配色、カーキのTシャツにはブラウンをベースに発色が綺麗なブルーグリーンとベージュの配色のチーフがセットになっています。どちらもアクセントカラーがネッカチーフやポケットチーフで使う際に見えやすくなるように計算して配されています。

四方さんが実践! パックTシャツ「マーゲイト」の着こなし実例

ネッカチーフで上品なTシャツスタイル


「Tシャツスタイルも首元にネッカチーフを足すことで上品な印象になり、グレーウールのオフィサーパンツと良く合います。アウターTシャツはネックを少しだけ広めに設定していますのでネッカチーフを巻くときにチーフとTシャツの間が空き過ぎないようにしましょう。ネッカチーフを細くしすぎないのがポイントです。また、結び目も上にすると首元が詰まって見えますのでネックリブにかかるくらいの位置で結ぶと良いです。首元に合わせて腰元、足元にもブラウンの小物を合わせてスタイリング全体に統一感を出しています」(四方さん)

ネッカチーフで定番にアクセントをプラス


「ネイビーと白はベーシックな色合わせですが、爽やかな印象になりますので春夏の定番として活用できます。パンツは真っ白でではなく、オフ白とニュアンスのある色味なので足元は表革よりもスエードの方がマッチします。アウターTシャツはややゆったりとしたフィッティングのため、オフィサーパンツの様なタック入りパンツとの相性が良いです。首元に合わせたネッカチーフの差し色がスタイリングにアクセントをプラスするのに効果的です。今回はオフ白のオフィサーパンツを合わせましたが、ネイビーのオフィサーパンツに変えたワントーンコーデも有りですね」(四方さん)

爽やかなスポーティスタイル


「カーキのアウターTシャツを白Tシャツとレイヤードしました。首元と裾から白が見えることで軽快な印象になります。アウターTシャツのカーキとオフィサーパンツのベージュは比較的ライトトーンなので今季らしさを演出してくれるだけでなく、暑苦しさも軽減してくれます。軽快でスポーティな雰囲気のあるスタイリングの足元には白スニーカーがはまりますね」(四方さん)

リラックス感あるキレイめ夏コーデ


「トップスをアウターTシャツ1枚でネッカチーフもしない場合はドレスワイドパンツでアクセントを加えてあげるのがオススメです。夏の軽装時のスタイリングは何かしらのアクセントが大切になってきますので今回はそのアクセントをパンツのラインでつけています。また、グレンロイヤルのロングリボンベルトも軽装時のアクセントアイテムとして優秀です。ベルトの黒に合わせてシューズも黒を合わせています」(四方さん)

BRITISH MADE ブリティッシュメイド スタイリスト 四方さん監修 新作 パックTシャツ マーゲイト

「これからの季節は楽なので白Tシャツ1枚になりがちですが、それをスウェットライクなTシャツに変え、色を足すことで洒落感が一気にアップします。また、セットのコットンチーフも非常に優秀で軽装時にネッカチーフ、ポケットチーフとして活用することでスタイリングを上品に昇華することができますし、パンツのポケットから少し見せるだけでも印象は変わります」

「今回、コットンチーフの色選びは非常に苦労しました。せっかく新たに配色を組むので今季らしさを取り入れつつも様々な用途で使い勝手の良い配色をと考え、ニュアンスカラーとアクセントカラーをどちらも取り入れた配色にしました。ネイビーTシャツに合わせたチーフは同系だけど同化しないブルーをベースにして相性の良い黄色をアクセントカラーとして選び、全体を馴染ますようにベースのブルーよりもさらに薄く、少し緑がかったニュアンス感のあるサックスブルーを選び、全体をくすみカラーで統一。カーキTシャツに合わせたチーフはカーキと相性が良くスーツ業界ではネイビー、グレーに続く第三の色として注目されているブラウンをベースにしました。Tシャツに合わせることを考慮して明るいブラウンを選んでいた際に、イタリアのドレス業界に伝わるアズーロ・エ・マローネを思い出しました。イタリアでは定番となっている青と茶の色合わせです。色の相性は抜群なのでこれを英国伝統のタータンに落としたら面白いなと思い、さらに今季らしい色にアレンジにしました。ブルーは王道の空の様な爽やかなブルーではなく、ブルーとグリーンの中間的な色を差し色として選び、そこに調和を生むベージュを合わせた配色です」

「今回のアウターTシャツとコットンチーフはセットでも単体でも愉しめますので是非夏に向けてご検討いただけますと幸いです」(四方さん)

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■ BRITISH MADE ORIGINAL WEAR COLLECTION

[キーワードはモダンブリティッシュ]
「イギリスにルーツを持つアイテムを現代のライフスタイルに合うよう再構築する」をテーマに、オリジナルウェアを展開。クラシックの良さを生かしつつ時代に合わせてモディファイすることで、モダンブリティッシュなアイテムを提案していきます。メンズアイテムはスタイリスト四方章敬が監修。

Instagram:https://www.instagram.com/bm_britishmade_clothing/



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