ハンドステッチの工程が今でも残る、ダービー型のレースアップシューズSHANNON(シャノン)。
チャーチを語る上では欠かせないポリッシュドバインダーカーフがアッパーに使用されており、艶やかな質感が光ります。トゥに張り出したコバにはストームウェルトが採用され、雨や埃の侵入を程良く防いでくれます。分厚いトリプルソール仕上げの無骨なプレーントゥも相まって、非常に堅牢でボリューム感溢れる仕上がりです。
シューレースを通す穴に沿って施されたスキンステッチは、チャーチの技術力が伺える大きな特徴の一つ。カジュアルシーンにもスーツスタイルにも使って頂きたい名品は、末長くお使いいただける逸品。履き込める良き相棒となり、愛着のある姿が期待できます。
↓このアイテムを使った関連記事はこちら↓
・BRITISH NOTE 08 Church’s/ポリッシュドバインダーカーフの魅力
◆この商品の特徴
・汎用性の高い重厚感のあるフォルム
・フィッティング F
・グッドイヤー・ウェルテッド製法
・007シリーズ 『007/慰めの報酬』ジェームズ・ボンド着用モデル
・1970年誕生モデル
・チャーチを代表するモデルの一つ
◆103 LAST(木型)
丸みの帯びたトゥ(つま先)が特徴のラスト。チャーチの定番ラスト173に比べ、つま先にゆとりが感じられるデザイン。SHANNON(シャノン)のようにボリューム感のあるシューズに用いられています。
◆英国らしい実用性を添えるポリッシュドバインダーカーフ
アッパーには、チャーチを語る上では欠かせない“ポリッシュドバインダーカーフ”が使用されています。ポリッシュドバインダーカーフはレザーの表面に特殊な樹脂加工を施すことで、通常のカーフよりも光沢感が増し、さらには防水性も高める実用性を備えています。この上品な艶は、コードバンとは異なった独特の味わいがあり、傷や汚れも付きにくくデイリーケアも容易。少し曇ってきたらブラシやクロスで簡単に磨くだけで光沢感も蘇ってくれます。
◆シンプルなデザインを昇華する細かな意匠
“シャノン”にはチャーチの技術力が伺える意匠の数々が張り巡らされています。例えば、ウェルトの出し縫いの糸を目立たなくさせるためのコバ周りの目付けには、大胆な面取り目付けを。また、シューレースを通す穴に沿って施されたスキンステッチや履き口に施されるハーフムーンステッチは、手縫いで仕上げられた非常に手の込んだ“シャノン”の特徴的なディテールの1つです。
また、トゥに張り出したコバにはストームウェルトが採用され、雨やホコリの侵入を程良く防いでくれます。さらに、外観からは見えない足の甲を覆う部分も“ベローズタン”と呼ばれる羽根部分とベロを繋げる仕様によって、同様に防滴防塵性を高めてくれています。職人らしい堅牢なディテールと共に、防塵対策といった英国靴らしい実用さを添えてくれます。
◆デイリーシューケアの方法

Church’s ポリッシュドバインダーカーフ“シューケアバイブル” 5つの要点を解説
シューツリー:1.革靴のお手入れと保管にはシューツリーがマスト
様々な靴にマッチする木型で、本体、ヒール部分共に細身にシェイプされており、余分なふくらみを靴に与えません。頑丈で吸湿性に優れたブナ材を使用しています。愛用の靴をムレや型崩れから守ってくれます。
馬毛ブラシ:2.汚れやホコリをブラッシングで除去
汚れやホコリを落とすため、汚れ落とし用ブラシでブラッシングをします。コバ周りや溝、飾り穴などの細かい部分もしっかりブラッシングしましょう。馬毛のブラシは毛先が細くしなやかなため、汚れ落としにはベターです。
ポリッシュクロス:3.あとは乾拭きだけでOK!日頃のお手入れならこれで充分
クロスでから拭きをして光沢感を甦らせます。元々樹脂加工の施されたポリッシュドバインダーカーフなので、お手入れが手軽なのが最大のポイント。簡単な日頃のケアならこの程度ですぐに輝きが甦ります。
◆より長くご愛用いただくために

BRITISH MADEオリジナル メンズシューツリー ¥13,200(税込)
シューツリーは、靴を大切に長くご愛用いただくための必須アイテム。愛用の靴をムレや型崩れから守ってくれる他、靴磨きの際にも入れておくと形が維持されるので磨きやすくなります。
Church's / チャーチ
Church’sは1873年、靴作りの町として有名なノーサンプトンで創業しました。正統派の英国靴として不動の地位を確立し、欧米のセレブリティや007のジェームズボンドも愛用することで知られています。チャーチのウェルト・シューズはグッドイヤー・ウェルト製法により、1足あたり250にもおよぶ工程を経て作られています。