毎日厳しい暑さですね。食べるのが大好きな私でも、この暑さの中では食欲も湧かず……。私は甘いものが好きなのですが、甘ったるいものは今の気分ではないし、かといってアイスばかり食べるとおなかを壊してしまうし……。
ちょっと話は変わりまして、わたくしごとですが、2か月前に引っ越しをしました。ようやく引っ越し先の街にも慣れてきて、「よく行くお店」もいくつかできてきました。その中でも一番お気に入りなのが、最寄駅近くの焼き菓子屋さん。スコーンやショートブレッドなど、イギリス菓子も多く並んでいます。そのなかで私の心を捉えて放さない、こちらのヴィクトリアケーキ……。
……と、そこにはさまれている「ルバーブ」のジャム！
初夏の味としてイギリスでは有名なルバーブですが、盛夏の8月にまさかルバーブジャムのヴィクトリアケーキに出会えるとは！ルバーブ好きのわたしは大興奮。調べてみると、日本では5月から9月までが旬だそう。このお店のヴィクトリアケーキは季節によってジャムを変えていて、ルバーブは８月中旬までとのことでした。
甘酸っぱくさっぱりとしたルバーブジャムのヴィクトリアケーキは、まさに今食べたい味！酷暑に疲れた私の身体に染みわたり、紅茶を淹れてゆったりとしたティータイムを過ごせました。美味しいお菓子は、こんなにも生活を豊かにしてくれるんですね……。
ところでみなさん、ルバーブとは何かご存じですか？
ルバーブは日本だと主に長野県をはじめとした寒冷地でしか栽培されておらず、あまり市場に出回っていないので知らない方も多いかもしれません。しかし、イギリスではジャムやクランブルの定番として非常に親しまれている野菜です。
（くわしくはマクギネスさんのこちらの記事をどうぞ！）
こちらは私が初めて食べたルバーブジャム。同じルバーブジャムなのですが……色が全く違う！
寒冷地や遮光された環境の中で育てられたルバーブは鮮やかな赤色になり酸味が強く、普通に育てられたルバーブはこのように緑色で香りがよく味がまろやかだそう。
日本ではまだまだ知名度の低いルバーブですが、ルバーブ好きとしてはぜひ美味しさを伝えたい！ということで、最後におすすめのルバーブジャムをご紹介したいと思います。
左からレイジーデイジーベーカリーとLondon Borough of Jamのルバーブジャム
ブリティッシュコレクターズマーケットにも参加していただいている、東京都湯島にある「レイジーデイジーベーカリー」のルバーブジャム。前回のマーケットでもお取り扱いがありました。見た目の色鮮やかさや、甘さ控えめの酸味がたつ感じが、まさにルバーブ！という味。レイジーデイジーベーカリーさんではとても人気のある商品だそうです！
もうひとつが、「London Borough of Jam」のルバーブとカルダモンのジャム。イーストロンドンにショップを構えるこちらのブランドは、フルーツとスパイスという組み合わせで、今までなかったジャムづくりをしています。一見癖のありそうな組み合わせですが、カルダモンの上品な香りが、ルバーブの爽やかさとマッチしてとても美味しい！意外にも優しい味わいです。
イギリス定番のルバーブ、ジャムなら気軽に手に取っていただけるのではないでしょうか？
スコーンやトーストはもちろん、ヨーグルトやアイスなどいろんなものに添えて楽しんでみてください！
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