2019.06.28

著名人と創るグレンロイヤル 「“スタイリッシュに使える薄マチ財布”が生まれるまで。 THE WAY THINGS GO オーナー 石見豪さん 」[第2回]

各ジャンルで活躍する3名の著名人とグレンロイヤルのアイテムを共同開発する企画がスタート。今回は大阪の“THE WAY THING GO(ザ ウェイ シングス ゴー)”と靴修理専門店“ユニオンワークス”の1号店である渋谷店“TWTG(THE WAY THINGS GO)×UNION WORKS”のオーナー兼靴磨き職人の石見豪さんにインタビュー。ファーストサンプルの改善点を反映し、薄マチかつ使いやすさにこだわりつつ適度な装飾感を添えるような洗練されたセカンドサンプルが仕上がりました。“スタイリッシュに使える薄マチ財布”の完成形を改めて石見さんにご覧頂きました。

Meeting Day 03.

ー今回は完成形となるセカンドサンプルをお持ちいたしました。ご覧頂いた印象はいかがでしょうか?

「すごく格好良いですね!元々完成形に近かったファーストサンプルが更に洗練されました。純粋に、ファーストサンプルよりも良く見えます。ゴールドに変更した内側のブランドロゴも、見えない場所に適度な装飾感を添えられて英国らしさ溢れる印象になりました。シンプルでありながら風格がある、グレンロイヤルらしいアイテムとなったのではと思います。いや、格好いいな…。ひょっとしたらこれは定番コレクションの仲間入りになる可能性もあるのではと密かに思っています。(笑)」

THE WAY THING GOのオーナー兼靴磨き職人の石見豪さん。10年間のサラリーマン生活を経て、2012年9月から出張のみの靴磨きサービスを開始し、2015年に大阪の登録有形文化財である船場ビルディングに靴磨き専門店『THE WAY THINGS GO(ザ ウェイ シングス ゴー)』をオープン。2018年1月、銀座三越店で初開催となった『靴磨き日本選手権大会』で優勝。2019年1月には靴修理専門店ユニオンワークスの1号店である渋谷店を『TWTG(The Way Things Go)×UNION WORKS』として、リニューアル・オープン。

ーファーストサンプルからの改善点ですが、使い心地などいかがでしょうか?

「長財布に関しては完璧に改善されましたね!パーフェクトな仕上がりです。細かな修正点なのに全然使用感が違いました。まず、カードスロットに関してですが、ファーストサンプルでは一番下が深く、その上段のカードと重なって見えていたのが気になりました。今回高さを微調整することで見た目が統一されました。より美しさのトータルバランスにこだわれたと思います。そして、取り出しやすさに関しては、もともとファーストサンプルの段階から本当に取り出しやすい!と思っていました。もはや止まる気がないくらいのスムーズさです。もちろんちゃんと止まりますが、それくらい使いやすく所作が綺麗です。(笑)お札を重ねて収納しても、スルッと取り出せ滑りやすさも抜群ですね。やはり斜めのカッティングというアイデアは素晴らしいひらめきでした。マチがほぼ無い仕様で手にお札をかけて、そのまま数えられる視認性は画期的だと思います。アーカイブの仕様だと全部お札を一度取り出さないといけないので支払い時にもたついてしまいます。単純に時間短縮といった面でも薄マチでこれが実現できているのは凄いですよ。」

左が改善後、右が改善前。カードが重ならずスッキリと見える仕様に。ゴールドのロゴもエレガントさを醸し出している。

「コインケースは一番気になっていた耳のような可愛い形状を楕円形にカットしたことによってデザインのシンプルが際立ちました。それによってコインが取り出し口に引っかかりやすくなって使用感も改善されましたね。また、ブラックのライニングレザーを張ったおかげでイメージ通りの高級感を添えられました。ライニング無しよりも、小銭の滑りが良くなりましたね。そして手にしたときレザーらしさより感じることもでき、安心感も増しました。長財布に関しても同じことが言えますが、説明されないと分からないくらいの小さな修正点ながら、追求したアップデートとなりましたね。これならセットでの使用も自信を持っておすすめできます。」

左がファーストサンプル、右が今回のセカンドサンプル。ライニングレザーを張り、取り出し口の形状をミニマルに。ほんの微調整で高級感に磨きをかけた。

「シボ革もルックスが良いですね。レザー製品らしい重厚感も出て、それがターンエッジ(内巻き)や細ピッチで仕立てたステッチといった繊細な仕様とバランスが良く製品としての美しさに磨きをかけています。通常のブライドルレザーでも格好良いですが、この仕様は絶対に格好良いはずです。また、グレンロイヤルのレギュラーモデルでは表裏にエンボス仕様のものがないと聞いて、その仕上がりも珍しく現段階では唯一無二なのでは。そして私が靴磨きの職人という職業柄もありますが、やっぱりレアだったりキャッチーなものを持っていたほうが何かと話題に上がります。コミュニケーションツールともなりうるので、今回シボ革を追加した意図はそこにもあります。」

別注のアイデアソースの1つであるブライドルレザーにエンボス加工を施した“レイクランドブライドルコレクション”の長財布。このレザーらしいシボ革の重厚感、エンボスを施したブライドルレザーの珍しさに石見さんは着目し、今回の別注モデルでの追加ラインアップを決めた。

ー仕上がった商品の魅力についてお聞かせください。

「まず1つは奇をてらっていないということです。スーツで例えてみると、このシンプルなデザインがグレー、ネイビーのスーツといった揺るぎようの無いスタンダードな魅力を体現しています。そしてあえて多くの装飾をせずアンダーステイトメントを貫いているところもポイントです。華やかなチェックの生地、ペイズリーのネクタイなどで装飾感を添えるのも悪くはありません。ただ、個人的には“シンプルで格好良い”という魅せ方ほど難しいと思っているので、そこに拘りたかったんです。そしてブラウンスーツのような遊び心がこのゴールドのロゴにあたります。今回の別注アイテムはシンプルかつ上質で、その人自身のスタイルをまとめてくれるようなものに仕上がったと思います。」


「また、これだけシンプルだと合わせるコーディネートには絶対困らないというのも魅力ですね。スーツスタイルの人へ向けてというのもコンセプトの1つですが、普段使いで持っていてもおかしくない。なにより使いやすさい。これに尽きます。特に長財布はある程度お札を入れても綺麗にスッと抜ける上に元々が薄マチだから厚みも出にくい。今まで使っていた財布とは使い心地が全く違いますね。デザイン性を極限まで削ぎ落として、実用性を追求しましたが見事それが実現できた長財布とコインケースとなりました。」


ー今回のグレンロイヤルとの物作り、いかがでしたでしょうか?

「グレンロイヤルの熟練の技術と歴史を感じさせる時間でした。アーカイブモデルを見て“こういう風になったら良いな。”という自分のイメージ通りに仕上がってきたところが印象的でした。私たち靴にまつわる職人の世界で置き換えてみると、例えば革を染めるという技術があったとします。お客さんから『この革を赤茶色にしてください。』といったご要望に対して1回でそのイメージに近づけられる職人もいれば、5~10回繰り返してそのイメージに仕上げるって職人もいると思うんです。グレンロイヤルは間違いなく前者ですね。毎回の要望に対して綺麗に仕上がってきている。だからこそ熟練さ、高い技術力を持ってものづくりを続けてきた歴史あるブランドなんだということが今回伺えました。」


「あとは、アイデアが形となって実現されたことですね。何度も打ち合わせを重ねて仕様を詰めて、それが実際の使いやすさに直結したことが純粋に嬉しいです。こういった別注企画は私自身も初めてだったので、当初は(こんなのが良いんじゃないか?)というあれこれ手探りの状態から始まったり、アーカイブモデルを見て“斜めのカッティングで行きましょう!”とひらめいたり…そんな段階を踏んだからこそ、ちゃんと自分が生み出したものだと実感できて、個人的にも愛着が持てるアイテムになりました。」

「そして私はものづくりが大好きです。『TWTG(The Way Things Go)×UNION WORKS』のお店の床も私が張り替えたんですよ。“ザ ウェイ シングス ゴー”大阪店のオープンの時もそうですね。そうして自分の手で作り上げることによって自分のお店だ!という気持ちが強くなります。ですので一層頑張ろうかなとも自然と思えるんです。この長財布とコインケースについても同じことが言えますね。パッとひらめいたアイデアがそのまま形となって、一層使いたい気持ちになりました。」


ーありがとうございます。どんな風に使って欲しいなど提案はございますか?

「シンプルなものの良さが分かる、センスの良い人に愛用してもらえたらと思います。どちらも本当に突き詰めて形になった逸品です。言ってしまえば、この細かいこだわりって説明しなきゃ分からないくらいだと思います。(笑) 置くお店によってはただただごく普通のシンプルな長財布とコインケースに見えるかもしれません。ただ自分たちのこだわりが詰まったものであれば私は語ることができます。ご自身のお財布と見比べてください、どうです?違うでしょう?取り出しやすくないですか?といった具合に。(笑)なので、この極めたシンプルさゆえに使う人も、むしろこのアイテム自身が選ぶくらいだと思います。ただ、これを格好良いと思える、気づける人は絶対に格好良いですよ。」

たまたま撮影日に居合わせた石見さんの愛弟子であり2019年度の靴磨き日本選手権にて新チャンピオンに輝いた 寺島さん 「シンプルかつ機能的で、ワンポイントのゴールドが良いですね!」とひと目で良さを見抜いていた。「選ぶならシボ革(レイクランドブライドル)です。」と絶賛。

左:CURRENCY LONG WALLET ¥33,480(税込)
右:FLAT COIN TRAY PURSE ¥14,040(税込)

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日本一のシューシャイナーの技を体感できる「THE WAY THINGS GO」


THE WAY THINGS GO × UNION WORKS(TWTG×UW)
〒150-0031
東京都渋谷区桜丘町22-22
Tel:03-5458-2484
営業時間:平日12:00 – 20:00
定休日:水曜日

https://www.twtgshoeshine.com/

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