最新ルックから読み解く 変化するドレイクスのスタイリング | Drake’s銀座店 | BRITISH MADE Staff blog

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最新ルックから読み解く 変化するドレイクスのスタイリング | Drake’s銀座店

一人のモデルのポートレートで構成された今回の19AWルックはまるでアートブックのようです。フォトグラファーはJohn Spinks。ファッションマガジン編集者からカメラマンに転身した彼の活動は新聞などのメディアからブランドタイアップまで多岐にわたります。

バッテンバーグケーキのようなイエローとピンクを基調としたスタジオの軽やかな色使いは非常にモダンで、クラシックな要素を大切にしながらもモダンテイストを上手く取り入れるドレイクスらしい写真ばかりです。スタジオだからこそよりアイテムが引き立ち、シンプルながらもセンスのよさを感じます。

19AWにおいて最も注目すべきアイテムは表紙にも使われているChore Jacket (チョアジャケット)。“chore=雑用”の、日常のという意味のように、日常を過ごすなかで大切なゆったりとしたシルエット、機能的ないくつものポケットが特徴のチョアジャケット。日本ではカバーオールの名前でも浸透していますね。

ドレイクスが提案するチョアジャケットはそういったワークウェア(=働く人のユニホーム)としてのディテールをベースにしながらも、素材や色使いから品の良さが溢れます。ドレイクスの羽織ものとしては長く定番として展開されていたオーバーシャツに加わって新しい定番になりそうで、今期はスエード、コットンキャンバス、コーデュロイの3素材が展開されます。

 

タイはプリントものが長く市場を賑わしていますが、それゆえに刺繍のものが新鮮に映ります。今シーズン、最も目を惹く刺繍がラグビープレイヤーモチーフで、この刺繍自体がドレイクスのデザイナーであるマイケルヒルが子供の頃にネクタイ職人であった彼の父から作ってもらったタイを再現しています。マイケルが子供の頃に通っていた学校では好きなネクタイを着用することが可能で、彼の子供の頃の記憶がこのタイに込められています。

また、レジメンタルタイも強く提案をしており、色使い、素材、生地の厚みも豊富に用意し約30種を展開しています。

レジメンタルタイで特に美しかったのがネイビー地にエクルとゴールドの組み合わせで、このような華やかなスーツにもよくマッチしますし、もちろんネイビーのブレザーにボタンダウンシャツでもしっくりとくるでしょう。この配色で数種類のバリエーションを用意していますので好みのスタイルを楽しめます。

 

グレナディンのレジメンタルタイも注目しています。コレクションには久しぶりの登場で独特のざっくりとした織り、ネイビーとモスグリーンの色使いは秋冬素材との相性もよいでしょう。

グレナディンは秋冬にはコーデュロイやツィード、フランネルとも相性は良いですし、春夏になるとコットンやリネンとも相性が良く、そういった素材感の強いアイテムとよくフィットします。上のルックではコーデュロイと合わせ、印象の強いアイテム同士をブロードのような生地感の優しいシャツで繋いでいます。グレナディンのレジメンタルはワードローブに1点は加えたいアイテムのひとつです。

 

プリントタイの中でも一際目を惹くタイガーモチーフは昨年18AWでウールスカーフにあった柄。こうやって人気のプリントはアイテム、カラーを変えて登場します。

スカーフで展開された時はもっと大きくプリントされていましたが、タイになると柄は縮小され色使いも控えめになっています。昨シーズンからこのような細かなプリント柄は継続で展開しており、スーツでもブレザーでも自然と合わせることができるでしょう。

 

ドレイクスとして初めて登場したフリース。2019年1月のPITTIでも話題となっていました。フリースはスポーティで機能的などちらかというとアメリカ的要素の強いアイテムですが、デザイナーであるマイケルはそういったスタイルもよく好むのでしょう。ここ数年、コレクションの中にはアメリカ的なスタイルがよく取り入れられています。

やや高めの襟やビビッドな色使いもドレイクスらしい発想で作られており、Dのフラッグも新鮮です。ドレイクスがここまでカジュアルダウンさせ、スポーティな雰囲気を作ってくることに驚きを隠せません。

 

冬の英国モノを代表するアイテムといえばアランニット。よくあるニットですがスタイリングはドレイクスらしく、襟は自然に出し挿し色のグリーンのパンツで合わせます。

何気ないアイテムですが、色合わせと着こなしがドレイクスらしくリラックスした印象でどんな人もすぐに真似できるところが嬉しいですね。

 

チェック柄のオーバーシャツは春夏に引き続き展開されます。これまでオーバーシャツは無地が多かったのですが、こういった柄物のオーバーシャツがこれからの新しい定番になるかもしれません。

ブラウンのパンツにカジュアルなブラウンスエードのモカシンブーツ、ソックスは青で合わせてトップスとのバランスを取っています。オーバーコートのインナーとしても重宝しそうです。

いかがでしたか?以上がドレイクス銀座店スタッフが注目するルックです。

その他ルックはこちらからご覧ください。
Drake’s in the Studio,2019

 

また、銀座店では今週末25日まで”Made To Order”イベントも開催中です。今オーダーいただくと、秋が深まる頃には届く予定。お気に入りのアイテムをぜひこだわりの生地と自分だけのサイズ感に合わせて作ってみませんか?詳しくはスタッフまでお問い合わせください。

■Drake’s Ginzaにて常設展開中の「Made To Order」サービスをご紹介

 

今週は品切れが続いていたシャツやタイの定番アイテムを中心に入荷しました。ぜひ店頭でお試しください。

なお、8/26(月)はGINZA SIXは休館日となっております。ご来店の際はお気をつけください。

それでは、皆様のご来店を心よりお待ちしております。

Drake’s 銀座店 尾山

Drake’s 銀座店 / BRITISH MADE

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