あの時の自分に教えたい初めての1足。ジョセフ チーニーのオックスフォードシューズ 3選 | BRITISH MADE Staff blog

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あの時の自分に教えたい初めての1足。ジョセフ チーニーのオックスフォードシューズ 3選

今週末は3連休。そして翌週13日は成人の日。新成人を迎える皆様おめでとうございます。私にとってはもはや10数年前の出来事です。なんだか知ってそうで全然知らなかった名のコメディアンが会場に来て、アウトローな同世代がステージへ上がり退場させられる。その一連の流れを(帰りたいな。)という気持ちで見ている自分を思い出せます。相変わらず斜め45度のような性格でした。

それは置いといて、あの時は全くファッションに疎く、革靴をどう合わせるかなどTPOを知らなければ、服にも拘ってもいませんでした。成人式も靴棚にあった取り敢えず革靴っぽいので…と気持ちが大事とはいえ散々です。

ようやく靴選びを意識したのは就職活動や結婚式でしたね。そこであろうことか、ブランドネームだけでコートバン外羽根(ダービー)プレーントゥ、しかもサイズオーバーを選んでいました。いま考えてもドレス・ビジネス仕様には一般的にはマッチしないし、なにより見栄を張りすぎたなと思い返します。(正解はケースバイケースですが…) 物も良いので今はボトムスの幅を選んで着用しています。しかしながら、かしこまった場で履くのは、やはり内羽根(オックスフォード)がベター。好きなものを履けば良いと思う最近ですが、結果的にそういった選択肢が、誰かの目からは誠実に移る瞬間もあると思います。

さて長くなりましたが、そんな思いで、近道は遠回りだと言いつつあの時の自分におすすめするならこちらでしょう。

JOSEPH CHEANEY ー FENCHURCH ¥55,000(税抜)

ジョセフ チーニーのシティコレクションです。

ジョセフ チーニーが多くの人たちに英国が誇るクラフツマンシップ溢れる革靴を知ってほしいという思いから誕生したコレクション。展開するモデルは英国靴の入門編といったオーセンティックかつモダンな立ち位置となります。木型はコレクション専用の11028ラストを採用。シャープなトゥバランスがモダンな顔つきながら、やや幅広のウィズなので、甲高幅広の方にもおすすめできるモデルです。もちろん人それぞれ足型は異なりますが、125ラストと同じく日本人に合いやすい木型といえるのではないでしょうか。

JOSEPH CHEANEY ー LIME ¥55,000(税抜)

ストレートチップの“LIME(ライム)”はシンプルな1足。オールラウンダーで冠婚葬祭からビジネスといった真面目なシーンに大活躍です。ほっそりと縦の長さがあるため、スリムなスーツスタイルにも合うと思います。無駄のないデザインながら、ラストを活かしたコーディネートをするとアンダーステイトメントさに一層磨きがかかるはずです。

少し色気が欲しいという方にはこちらがおすすめです。

JOSEPH CHEANEY ー FENCHURCH ¥55,000(税抜)

クォーターブローグの“FENCHURCH(フェンチャーチ)”。さきほどの写真着用モデルです。ブリティッシュメイドで展開するラインアップでは唯一のクォーターブローグ。小ぶりなブローギングと、控えめな装飾感が洒落た男に仕上げてくれます。「アデレードの曲線美も美しく良い靴ですね」と、Mason & Smithsのジョンさんも仰っていました。靴磨き世界チャンピオンが実際に、店舗で取り扱う逸品なのです。

どちらもエントリーモデルといえど妥協のない作りで、まさに初めての1足にふさわしいはず。

ジョセフ チーニーのシティコレクションをもっと深掘りしたい方はこちらのトピックスをどうぞ。

もう少々ご予算はみ出せそうならば、話題の1足も一推しです。

JOSEPH CHEANEY ー WILFRED ¥69,000(税抜)

125ラスト クラシックコレクションの“WILFRED(ウィルフレッド)”です。アニ散歩の主演 片野英児さんも早速年明けに「ウィルフレ」っていらっしゃいました。真面目な話、セミブローグも非常に使い回しが聞く万能モデルです。フルブローグだとカジュアル過ぎるのでは?と気にされる方には、ちょうど中間の装飾感を持つこちらをおすすめします。重ねてですが、スーツスタイルからジャケパンまで対応できる汎用性の高さが魅力的。2足目にもおすすめです。
(ちなみにジョセフ チーニーのウィリアム氏的には最も英国靴らしいのはフルブローグだとも言ってますので、前述のフルブローグの件は個人的に気にしてません。)

クラシックコレクションに関しても深掘りしたい方はこちらのトピックスをぜひご覧ください。

靴が良ければ、自然と背筋も伸びますし、大事に使おうという自身のライフスタイルにも直結します。それと話題にも繋がります。余談ですが私は学生時代、同じ服好きの友人に会って今の自分があるようなものなので、靴という一生ものに限らず、同じシンパシーのある、これからの仲間さえ見つかるかもしれません。

今回は新成人の方に向けて書きましたが、冠婚葬祭、ビジネスで初の英国靴を選びたい!といった方にもおすすめです。なにより、タイムレスなデザイン、そしてグッドイヤーウエルテッド製法で作り上げられた革靴であり、オールソール交換など修理を重ねて長くご愛用できることが魅力です。良い靴は、歩み導いてくれます。ぜひこれからを共にする1足にぜひ出会ってください。

あとはシューツリーもお忘れなく。

皆様のご来店、ご利用、心よりお待ちしております。