自分なりの愛着が湧くAVON Cとの付き合い方。 | BRITISH MADE Staff blog

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自分なりの愛着が湧くAVON Cとの付き合い方。

皆さん、こんにちは。

いつもBRITISH MADEスタッフブログをご覧いただきありがとうございます。

本日は札幌店 藤井が愛用しているAVON Cをご紹介させていただきます。

 

私が購入にいたったジョセフ チーニーのシューズの中で3足目となるアイテム。

すでにケンゴンを履いていてグレインカーフの表情に心を奪われていた私は同じレザーにほどこされたアーモンドカラー、トゥやヒールにかかるブラウンカラーへの繊細なグラデーションが気に入って購入しました。

実際に履いていく中で徐々に柔らかく足に馴染んでいくアッパーレザーの履き心地とコーディネイトの主役となりやすいカラーリングにかなりのヘビーローテーションで使用しています。

 

※画像は新品のAVON Cです。

 

ただ履いていく中でムクムクとこのシューズのカラーグラデーションをもっと自分好みに育てたい欲求にかられました。そこでシューシャインのワックスを塗る範囲の要領でシュークリームのブラウンを塗り込んでいます。

以前は忙しさを言い訳にしてややサボり気味だったシューズのお手入れを家にいる時間が多い現在の環境の中で少し気合を入れてメンテナンスしました。その過程の画像を踏まえて皆さんに楽しんでいただけたらうれしいです。

 

初めにお手入れする前の画像を。

ややトゥの部分にスレによる色剥げや艶感の不足を感じます。(画像を撮るためにまじまじとシューズを見直してお手入れ不足への激しい反省に駆られました。)

 

ブラッシングでほこりを落としクリーナーでまずはすっぴんに。特にブラウンを塗り込んでいる部分はクリームも厚く塗っているので丁寧にやさしく繰り返しクリーナーで落としていきます。

 

次にJOSEPH CHENEY×SAPHIRのLIGHT BROWNのクリームを使って全体にクリームを入れていきます。アーモンドは独特のカラーなのでチーニーとダブルネームのワックスが相性が良いです。一旦ここでブラウンで使っている豚毛ブラシでブラッシングを全体にしております。全体にライトブラウンのクリームを入れることと、あえてブラウンで使っているブラシを使うことでブラウンのクリームを施した後の全体のグラデーションが自然になると思います。

そしてトゥ・ヒール・サイドにブラウンカラーのクリームを徐々に塗り込んでいきます。指先にほんの少しクリームを取り、ソールに近い下の部分から塗り込んで濃くしたい部分を中心に少しづつ塗り広げていきます。最後に豚毛ブラシで強めの力でブラッシングしカラーを馴染ませ艶を出していきます。あとは仕上げの乾拭きをして終わりです。

 

今回は前回よりもブラウンのクリームの入れ方がさりげなくできた気がして満足しています!!

 

最初にカラーを自分で入れていくのは少し勇気がいりましたし緊張しました。でも自分の手で何度も繰り返しながらコツをつかんでいく中で色の乗り方が良くなってきたり、新品の色合いとの変化を感じたりしてより愛着が湧いています。

アイテムと一緒に過ごす中で徐々に変化が出てきて愛着が湧いてくる育てる楽しみ。こんな形での楽しみ方もあることを私なりに感じて今回は紹介してみました。

 

私の知り合いのシューシャイナーの方が言っていた言葉で「靴を磨くことで自分の気持ちも磨く」とおっしゃっている方がいます。ご自宅での過ごす時間が以前に増して多いと思います。実際に私自身もおろそかにしていたシューケアですっきりした気持ちにもなりました。

皆様も宜しければ愛用のシューズへの愛着を自分なりのシューケアで深めてみてください。

BRITISH MADE 札幌店 藤井