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羊毛をちょっと楽しむウールニットケア

2月くらいから子羊の出産ラッシュ。さらにこの時期は大人の羊は毛刈りが始まってさっぱりしてしまう。嗚呼…。早く牧場に行きたい!羊毛をモフモフしたい!!写真集やインスタグラムを眺めても、やっぱり本物の羊毛を満喫したい。あ、お手入れしなきゃ。

そんな欲望のままに今回は羊毛をちょこっと楽しみつつ、ケアしよう!という安易な発想ではございますが、ウールニットのお手入れの方法をご紹介させていただきます。


今回ウールニットのお手入れするのはこちら、マカラスター定番のニットです。
マカラスターのニットはブリティッシュウール(英国羊毛)を使用しています。ブリティッシュウールは、英国政府によって公的に管理されている、世界の羊毛生産量の占める率がわずか3%ととても貴重な羊毛です。英国の厳しい環境の中育った羊の毛は柔らかいけれど弾力性があり、雨を跳ね返す力が強く、吸湿性・放湿性にも優れ…と、肌着に使用されるくらい肌にやさしい繊維でもあります。羊を大切にする英国の愛を感じられる、英国と羊の良さがマッチしたアイテムでもあるのです。

着心地や洋服の合わせやすさ、しかも羊…という個人的メリットも重なり、だいぶ着用感ある状態に。毛玉もかなり気になります。

 

 

さて本題のケアをしていきます。
選択表示タグ通り、お手入れはドライクリーニング推奨です。
そういったって自分でケアしたいところ。縮まないよう中性洗剤を使っていきます。
中性洗剤もよく見ると使えない表記のものもあります。これまで無視して使っておりましたが(メーカーさんごめんなさい)今回はドライマーク可の洗剤を使用しました。

手洗いするときに注意したいのは縮み。人の髪の毛でいうキューティクルをウールではスケールといい、うろこ状になっています。水にぬれるとスケールが開いてしまいます。スケールが開いた状態で揉んだり力を加えると繊維同士が絡まります。そして乾くとフェルト生地のようにぎゅっと固く縮んでしまうのです。
そのため繊維同士が絡まないよう洗濯ネットへジャストサイズに畳んで入れて洗っていきます。また、水の温度は高すぎないように行います。水温が高いほどスケールが開いてしまうのです。そこに洗剤を溶かしておきます。

そして洗剤入りの水の中にゆっくり浸します。
揉まないように5回ほど押し洗いしていきます。繊維に水分をしみこませるようなイメージです。もっと想像を膨らませると羊毛がぷかぷかと水の中を気持ちよく泳いでいるイメージです…。


すすぎは真水でしっかりと水を3回くらい入れ替えながら行います。
途中で気が付きましたが、タブは大きいものがあればよいのですが直接洗面台で洗うほうが行いやすいです。

意外と難しいのは脱水ではないでしょうか。軽く水分をきるのもネットに入れたままがおすすめです。あまり触らないよう自然に水が流れるのを待ちました。ある程度水が流れたらネットに入れたままタオルで押しながら水分をとっていきます。


あとは干すだけ。理想は日陰の風通しの良いところで平干し。平たく干せるネットで干していきます。なければ乾いたタオルを広げて干してもいいと思います。私もかつてはそうでした。時々、重ねてしまったところに空気が入るようにずらしながら様子を見ます。

 


乾いたら気になっていた毛玉のチェック。洗うと毛玉が落ち着いたように思います。テープで持ち上げながらはさみでカット。ちなみに万が一虫食いなどで穴あきが気になる場合、マカラスターは同梱している糸で直せます。

 

これで完了です。
靴磨きの磨いた後の達成感のようなものを感じております。次にクローゼットから出したときも気持ちよく着られそうで、わくわくします。

簡単なご紹介ではございましたがご参考になれば幸いです。
ウールならではの弾力感や温かみを楽しめるので、素材にこだわる方にもケアをしながら羊毛を体感していただけること間違いなしです。

個人的には洗いながらイギリス原産の羊に触れたあのブリティッシュな感触だ!と少し思い出していました。洗うといってもガシガシ洗うわけではないですし、子供のころに必死に洗ったぬいぐるみと比べてとても簡単に感じます(笑)

また寒くなったら気持ちよくたくさん着られますように。

 

最後に。

羊つながりでオーエンバリーのアイテムもケアを。
シープスキンは基本的に自宅でできることはとても簡単で、ブラッシングの後に風通しの良い日陰で干すだけ。
ちなみにこちらはドアストッパー、ショーンです。毛並みを整えるのがブラッシングのポイント。これからもよろしく!という意味を込めてブラッシング。

 

札幌店 石原