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ジョン・レノンとオノ・ヨーコの軌跡を辿る「ダブル・ファンタジー」展|服好き目線でレポート

肌寒い季節でジャケットやコートが恋しくなる季節になりましたね。個人的には革靴やらレザージャケット、スエードシューズなどが本領発揮する季節で楽しみです。

それと同様に、季節によって聴きたくなる音楽もあります。ただの個人的な思い入れですが、冬のキャンプで持ち歌で“IMAGINE(イマジン)”を連想させるもはやイギリス国歌“Oasis(オアシス)”の“Don’t Look Back in Anger(ドント・ルック・バック・イン・アンガー)”や“The Beatles(ビートルズ)”普遍のナンバー“Let it be(レットイットビー)”を弾き語りしていました。

さて早速ですが、誰しもが知るジョンとヨーコ。そう“JOHN LENON(ジョン・レノン)”と“Ono Yoko(オノ・ヨーコ)”。その軌跡を辿りに、ソニーミュージック六本木ミュージアムにて開催中のこちらの展覧会へ訪れました。

ジョン・レノン生誕80周年を記念し本国、リパプールでも開催され大動員を記録した「DOUBLE FANTASY – John & Yoko」の東京展です。概要はブリティッシュメイドのストーリーズにて内田 正樹さんにレビュー頂いておりますので、そちらをご覧いただければ。

個人的に印象的に残ったのは、ジョン・レノン、オノ・ヨーコ、2人の視点から始まる構成だったことです。

ビートルズである前のジョン・レノン、その家族となる前のオノ・ヨーコ。まだ2人が誰にとっても何者でない頃、誕生から生い立ちを含めた膨大な記録、言葉が綴られ、視覚的にグッと入り込んできました。

ジョン・レノンは、ビートルズのジョン・レノンである前に、ただの1人。オノ・ヨーコはジョン・レノンの妻ではなく、ある1人を愛した人。国境や性別を超えて、ただ自分だった。そう投げかけるかのような2人の価値観はぼんやりと理解していたのですが、この「ダブル・ファンタジー」展で自分の記憶に肉付けされた感じですね。

ぜひその目でご覧ください。

 

さて、話は変わり私はめっきりジョン派です。もともとは“オアシス”からその存在を知りました。“リアム・ギャラガー”、そして“ノエル・ギャラガー”がリスペクトしてやまない愛するロックミュージシャンの雄、いや1人の人間。天性の才能を持ち、もはやレジェンドである彼らが憧れる人とはどんな人だ?というのが、のめり込むキッカケでした。

とりわけファッションにはオアシスと同じくらい濃い影響を受けました。ミリタリーウェア、サングラス、デニムジャケットにレザージャケット、数えたらキリがありません。

数年、いやそれ以上前にある服なのに今でも着れる。そんな実感を得るたびに、月並みですがやはりイギリスものを筆頭にオーセンティックなものって凄いなと感動することしばしばです。

 

ということで今回のブリティッシュメイド スタッフブログ、服屋らしく(厳密にはストーリーテラーですが)、ファッション目線でダブル・ファンタジー ジョン&ヨーコをレポートしたいと思います。

まず、最初はこちら。

見つめ合う二人の眼鏡と題された、ジョンとヨーコの眼鏡。

やはりこの“SAVILE ROW(サヴィル・ロウ)”には未だに、曇り一つなく憧れを持ち続けています。こちらのブログで私のサヴィル・ロウの眼鏡を手にするまでの熱意は語っているので、もしご興味あればご覧ください。

 

次はこちら。

ジョン・レノンとオノ・ヨーコの1969年 ジブラルタルで結婚した際の、結婚式の衣装。ホワイトのストライプダブルブレステッドはピエールカルダン。よく古着屋で探していました。懐かしい。ジョンといえば名盤アビーロードのジャケットで着ていたホワイトセットアップに“Spring Court(スプリングコート)”のG2、この服装が今でも印象に残っています。ちなみに隣は日本初公開のオノ・ヨーコのスカート。

 

さて、ジョン・レノンが歩く風景が浮かんだところで、ちょっと寄り道させてください。

Sardonyx製のギブソン。実物ですよ。ため息もの。

独特の2ノブやフロントのシングルコイル、サウンドホールのピッキング跡。この出で立ち…風格が凄い。音楽好きならおそらくずっと見てられます。必見。

 

そして洋服以外にも魅力的な展示物は、もちろん沢山あります。


Celling Painting(天井の絵)

オノ・ヨーコのアート作品、まだサビが決まる前のIMAGINEの書きかけといった歌詞カードの一部や、2人の言葉で綴られた壁一面のメッセージや写真も。そこでグッといま引かれたのがこちらのルック。

ジョン・レノンが着ているスーツに注目です。素材はフランネルでしょうか?おそらくウールのセットアップで、色味的にチャコールなのかなと。つい最近、“FOX BROTHERS(フォックスブラザーズ)”でチャコールとグレーの中間くらいの生地でスーツを仕立てていたため、このスタイリング良いなと真似したくなりました。ジョン・レノンは蝶ネクタイにシャツを合わせたドレスな装いですが、自分が着るなら真面目にネイビーのタートルネックニットやウールのニットポロとかになりそうです。しかし純粋に格好良い…。

 

そしてこちら。

ミリタリージャケット。モッズたちは上質なスーツをスクーターの排気ガスや汚れから守るためにミリタリーコートを着用していましたが、ジョン・レノンはNO WARのメッセージを込めてミリタリーウェアを着るようになったそうだとか。元来の意味とは別にいまファッションとして着る、そう解釈し私もワーク・ミリタリージャケットを着るようになりました。ちなみにONE TO ONEコンサートで着用していたものです。

ボブ・グルーエンのポートレートで着用していたアイコニックなNEW YORK CITY Tシャツも見逃せません。今でもインスピレーションを与え続ける名デザインですね。

 

場面は軽井沢での家族シーンに移り。

こちら何だと思います?実はジョン・レノンが息子ショーン・レノンを抱っこしていた際の、抱っこ紐。ジョン・レノンの父親であるストーリーが垣間見えてくるかのような、非常にレアなアイテム。

個人的にはこのやや太畝のオリーブグリーンコーデュロイに格好良さを感じてしまいます。“LAVENHAM(ラベンハム)”“Barbour(バブアー)”もコーデュロイパイピングが特徴の1つなので、やはりイギリス生まれものなのでしょうか。

 

そして最後に、こちら。

カラフルなパッチワークのスイングトップ。軽井沢で過ごしていた際に着ていたものだそう。個人的にこのデザイン、今ではなんとなくサスティナブルであったり、クラフトマンシップを感じました。ブリティッシュメイドでは取り扱いありませんがブランドコンセプトが好きな“STORY mfg(ストーリーエムエフジー)”というイギリス ロンドンの新鋭ブランドもパッチワークデザインを取り入れています。やはり修繕文化は今も根付いているのだなと、感慨深くなりました。

 

ここから先は、ぜひ会場でご覧ください。
そして一通り展示を堪能したあとは…。

お待ちかねのグッズコーナー。あれもこれも、欲しいものばかりで焦りました。個人的にはこの湯呑みが良いなぁと。イギリスらしい洒落が実に効いていた仕上がりですね。往年のファンのみならず、グッと来るもの多いと思います。

いかがでしたでしょう。そんなイギリスで服好き、音楽が好き、というとピンポイントに感じるかもしれませんが、そんな目線でも楽しめますよ。そして実物があるというのが驚愕です。目の当たりするとストーリーが飛び込んできます。そしてなにより音楽とファッションは切っても切れないものだと、これまた月並みに思います。

最後に、明るいナンバーと共に締めくくれたらと思います。

 

 

「DOUBLE FANTASY – John & Yoko」

会期:2020年10月9日(金)~ 2021年1月11日(月・祝) 予定
場所:ソニーミュージック六本木ミュージアム(東京都港区六本木5-6-20)
主催:株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント / 株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ
メディアパートナー:朝日新聞社
チケット情報:https://l-tike.com/event/mevent/?mid=540390
オフィシャルサイト:https://doublefantasy.co.jp/
オフィシャルSNS:Twitter: https://twitter.com/DoubleFantasyJP
Instagram:https://www.instagram.com/doublefantasyjp/