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BM RECORDS TOKYOへようこそ 「DOUBLE FANTASY – John & Yoko」東京展、10月に開催決定。

2020.07.10

ジョン・レノン、生誕80年、没後40年。
リバプールから届く“伝説の二人”の軌跡

改めて感慨の溜め息が漏れましたが、ジョンレノン、今年(2020年)で生誕80年、さらに没後40年を迎えるのですね。

「DOUBLE FANTASY – John & Yoko」(ダブル・ファンタジー ジョン・アンド・ヨーコ)東京展が、10月9日よりソニーミュージック六本木ミュージアムにて開催されることが発表されました。同日はまさにジョンの80回目のバースデーです。
DOUBLE FANTASY - John & Yoko
「DOUBLE FANTASY」は1980年11月17日にリリースされた二人のアルバムのタイトルです。ジョンにとっては5年ぶりのスタジオアルバムでしたが、このリリースの直後(同年12月8日)、ジョンは凶弾に倒れ、帰らぬ人となってしまい、結果的に彼の最後のアルバムとなってしまいました(*二人の名義としてはジョン逝去後の84年に『Milk and Honey』がリリースされている)。
ジョンとヨーコ
この展覧会は、2018年5月から2019年11月まで、ジョンの故郷にあるリバプール博物館で開催されました。ヨーコ自身も深く関ってキュレーションされた同展は70万人という驚異的な動員を記録しています。
ジョンとヨーコのメガネ 見つめあうジョンとヨーコのメガネ
Photo by Mark McNulty ©Yoko Ono

ジョンとヨーコが生み出したアート、音楽や映像作品と共に、ヨーコ自身のプライベート・コレクションからの貴重な品々を含めた100点以上ものアイテムが時系列順に展示され、その誕生から、ロンドン・インディカ・ギャラリーでの運命的な出会いを経て、互いに影響を与え合った二人のアーティスト活動の全般、さらには現在まで続く“IMAGINE PEACE(イマジン・ピース)”キャンペーンまでを探訪することの出来る内容となっています。
ジョンが苦労して獲得したグリーンカード ジョンが苦労して獲得したグリーンカード
©Yoko Ono
ベッド・インの際に使用したジョンのギター ベッド・インの際に使用したジョンのギター(ジョンによるジョンとヨーコのイラスト入り)
Photo by Miki Slingsby Courtesy of Yoko Ono

今回、本稿のために、同展のPRを手掛ける中村まきさんにメールでコメントを寄せていただきました。中村さんはリバプール開催時の同展もご覧になっています。

―現地でご覧になった展示の様子、感想は?

とにかく「素晴らしい!」の一言でした。“ジョンとヨーコの言葉だけで綴る(in thier own words)展覧会”というテーマの通り、二人の誕生から時系列順に、時々の社会背景も交えて、二人の曲・作品や言葉、インタビュー映像、写真でしか見たことのなかったアイテムを辿っていくので、まるでジョンとヨーコのストーリーを追体験し、二人と一緒に歩んでいるような体験でした。作品の本質的なメッセージがすっと入ってくる感覚がありました。また、同時に、「ジョンってなんてかっこいい!」、「ヨーコさんって本当にすごい!」という、シンプルな感動もありました。時にユーモアもありながら、二人の愛と絆が作品へと昇華されていく様子は本当に興味深かったです。

―今回の展示の経緯と、その意義については?

元々はリバプールのみで終わる予定だった展覧会が、ジョンの生誕80年(没後40年)の年に、ジョンの故郷リバプールからヨーコの故郷東京で開催できることです。“最高にかっこいいロックンローラー”のジョンの生前の姿を知らない世代も増えた今、ジョンを発見/再発見できる貴重な機会になればと思います。また、コロナやBLACK LIVES MATTERといった問題が起こる中、二人が生み出し、ヨーコさんが今なお伝え訴え続けている「愛と平和/人を大切にする」というメッセージは、今だからこそ、より深く心に響き、愛や力を与えてもらえる展示になると思います。

―PRの観点から、“推し”の展示を幾つか挙げていただけますか?

ジョンとヨーコが運命的に出会ったインディカ・ギャラリーの再現。
DOUBLE FANTASY - John & Yoko インディカ・ギャラリーの再現
Photo by Mark McNulty ©Yoko Ono

イマジンの手書きの歌詞(ヒルトンホテルの便箋に書かれています。まだサビの部分がない!)
イマジンの手書きの歌詞 「イマジン」手書きの歌詞
©Yoko Ono

そして元祖、イクメン(!?)とも言える、主夫時代の心温まるアイテム(ショーンのための抱っこひもや家族写真)や、Imagineシアター(ミュージック・ビデオや映像作品に没頭できる空間)など、数々の展示で皆様をお待ちしています。
いかがでしょうか。コメントから同展の充実した内容が伝わってきます。さらに、中村さんのメールには、展示全体について、「“inspiring”というのが一番ふさわしい言葉でしょうか」という感想が添えられていました。

たしかに、いまジョンが生きていたら、このコロナ禍をどう捉えたのか?と考える時があります。様々な発見/再発見とともに、きっとこの時代だからこその“inspiring”をもたらしてくれる展示となるのかもしれません。

チケットは8月末から発売予定とのこと。「DOUBLE FANTASY – John & Yoko」、ぜひチェックしてください。ではまた!

「DOUBLE FANTASY – John & Yoko」

会期:2020年10月9日(金)~ 2021年1月11日(月・祝) 予定
場所:ソニーミュージック六本木ミュージアム(東京都港区六本木5-6-20)
主催:株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント / 株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ
メディアパートナー:朝日新聞社
チケット情報:8月末発売予定(詳細は追って下記オフィシャルサイト/SNS等で発表)
オフィシャルサイト:https://doublefantasy.co.jp/
オフィシャルSNS:Twitter: https://twitter.com/DoubleFantasyJP
Instagram:https://www.instagram.com/doublefantasyjp/
Text by Uchida Masaki


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内田 正樹

内田 正樹

エディター、ライター、ディレクター。雑誌SWITCH編集長を経てフリーランスに。音楽をはじめファッション、映画、演劇ほか様々な分野におけるインタビュー、オフィシャルライティングや、パンフレットや宣伝制作の編集/テキスト/コピーライティングなどに携わる。不定期でテレビ/ラジオ出演や、イベント/web番組のMCも務めている。近年の主な執筆媒体は音楽ナタリー、Yahoo!ニュース特集、共同通信社(文化欄)、SWITCH、サンデー毎日、encoreほか。編著書に『東京事変 チャンネルガイド』、『椎名林檎 音楽家のカルテ』がある。

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