大好評のオリジナルシャツ第二弾!テーマは“ドレスシャツをカジュアルに” | BRITISH MADE

大好評のオリジナルシャツ第二弾!テーマは“ドレスシャツをカジュアルに”

2021.06.11

大好評のオリジナルシャツ第二弾!テーマは“ドレスシャツをカジュアルに”
5月末から販売を開始した、スタイリスト四方章敬氏×鎌倉シャツ×ブリティッシュメイドのトリプルコラボシャツ。発売1週間ほどでオンラインストアでは欠品が相次ぎ、このコロナ禍にあって異例といえるほどの大好評をいただいています。

このオリジナルシャツシリーズは全3型を企画しており、まずは英国のヴィンテージをモチーフにしたオフィサーシャツ「プリマス」から店頭に並びましたが、このたび第2弾となるカジュアルシャツ「ブライトン」が登場! 今回も、大人気スタイリストとして膨大な洋服に触れてきた四方氏ならではのディレクションが光る、ありそうでない一着に仕上がっています。早速、そのこだわりをご紹介していきましょう。

ビスポークテイストのクラシックシャツを、あえて“ゆったり”カジュアル化


英国シャツに詳しい方が見ると、“これってドレスシャツじゃないの?”と思うかもしれません。確かに襟型や前立て、カフスなどは英国の伝統的ビスポークシャツを思わせるクラシックな仕様。しかしこれを、あえてカジュアルシャツに再解釈して提案するというところが「ブライトン」のキモなのです。果たしてその心は? 四方氏はこう解説します。

「数年前から、クラシックなドレスシャツをあえてラフに着て、カジュアル使いするという着こなしが洒落者たちの間で注目されるようになりました。裾をタックアウトしたり、Tシャツをインしたりする着方ですね。その際重要なのは、ジャストではなくオーバーサイズのシャツを選ぶこと。それがカジュアルダウンにつながるわけです。ですが、これはかなり高度なヒネリ技なので、かなり計算しないと格好良く決まりません。そこで、最初からカジュアル使いを前提としながらシルエットやディテールを設計して、本来高度なヒネリ技が簡単に決まるシャツを作りたい!と思ったのです」(四方氏)

では一体、どのあたりをカジュアル仕様にモディファイしたのか? ポイントをクローズアップして見ていきましょう。

表情の異なる2種類の生地。ともに製品洗い加工でこなれた風合いに

カジュアルシャツ「ブライトン」 表情の異なる2種類の生地。ともに製品洗い加工でこなれた風合いに

「ブライトン」は2種類の生地バリエーションで展開しますが、実はこちら、色だけでなく織りの種類も微妙に違います。左のブルーはタイプライタークロスと呼ばれるポプリンの一種で、繊細な100番手の糸を超高密度に織り上げた生地。高級綿の代名詞・スーピマコットンを原料に採用し、美しい光沢感と適度なハリを備えているのが特徴です。

いっぽう、右のホワイトはシャンブレー生地。一般的にシャンブレーといえば、タテに色糸、ヨコに白糸を用いて織り上げるものですが、こちらはタテヨコともに白糸という珍しい素材です。オックスフォードクロスにも似た雰囲気ですが、比べるとややキメ細かな織り感で、柔らかな肌触りに仕上げられています。洗濯を繰り返すとより柔らかく馴染み、生地が“育つ”のも魅力です。

そして、どちらの生地にも製品洗い加工を施して、自然に着込んだような風合いを加えたのもポイント。これにより、カジュアルスタイルにマッチしやすい表情になっています。

英国の伝統美を継承しつつ、程よくソフトな表情に

カジュアルシャツ「ブライトン」 英国の伝統美を継承しつつ、程よくソフトな表情に

襟羽根の開きが狭めで、品格ある印象を醸し出すセミワイドカラーに、ブリティッシュフロントと呼ばれる前立てつきのフロントを採用。ボタンを中心にして2本のステッチがかけられているのも英国伝統の仕様です。「本格的なドレスシャツをあえてカジュアルに着るというツイスト感がミソなので、意匠はできるだけ伝統を忠実に再現しました」と四方氏。

ただし、カジュアル使いを意識して襟の芯地は若干ソフトなものを選びました。本来の英国ドレスシャツでは分厚くハードな芯地が用いられますが、「ブライトン」は程よく厚みがありつつソフトな芯地をチョイスしています。

また、高級シャツに採用されるフラシ芯(芯地を襟に貼り付けて縫製する接着芯に比べ、柔らかい表情とフィット感を得られる本格仕立て)を採用しているのもポイント。生産を手がける鎌倉シャツの得意技で、芯地を据える角度まで細かく計算しています。

クラシックな3連ボタンカフスも、芯地にこだわって柔らかに

カジュアルシャツ「ブライトン」 クラシックな3連ボタンカフスも、芯地にこだわって柔らかに

スクエアカットに3連ボタンをあしらったカフスも英国クラシックを踏襲。こちらも襟と同様にソフトな芯地を採用して、袖まくりなど軽快な着こなしもしやすくアレンジしました。ちなみにボタンは“貝の王様”と称される白蝶貝製。輝くような白さが特徴です。

また細かなところでは、カフスと袖の継ぎ目にも注目。カジュアルシャツの場合、タックを入れて袖を折り込み、カフスの大きさに合わせてから縫製するものが多いですが、「ブライトン」はより手間のかかるギャザーで袖をカフスに合わせているのが特徴です。伝統のドレスシャツ作りに則った、さりげないこだわりです。

アメリカンテイストも取り入れて、英米のクラシックをミックス

カジュアルシャツ「ブライトン」 アメリカンテイストも取り入れて、英米のクラシックをミックス

一枚で着たときの表情を左右するシルエットは、あえてアメリカンシャツのバランスを取り入れました。

「現在の英国ドレスシャツを見ると、背中にダーツを入れるなどしてスリムに仕上げているものが多いんです。最初は英国のシルエットをベースに据えつつ、身幅を広げてリラックスしたシルエットに設定しようとしたのですが、いまいちバランスがしっくりきませんでした。そこで、アメリカントラディショナルのシャツを参考にシルエットを作ったところ、これがぴったりハマったんです。なので、背中も米国シャツらしいボックスプリーツを入れました。当初は意図していませんでしたが、結果的に英米のハイブリッドになりましたね」(四方氏)

また、バックヨークを2枚のパーツで構成するスプリットヨークを採用したのは鎌倉シャツのこだわり。手間ひまをかけた昔ながらの仕立てで、動きに合わせて生地が伸びるため着心地がよくなるメリットがあります。

四方氏が実践!『ブライトン』のコーディネート・サンプル4選
シンプルなシャツスタイルにも“こなれ感”が漂う

カジュアルシャツ「ブライトン」 スタイリスト四方氏 コーディネート シンプルなシャツスタイルにも“こなれ感”が漂う

グレースラックスにシャツという大定番の装いですが、裾をタックアウトし、Tシャツをインしてカジュアルダウンすることで全く違った雰囲気に。これが“ドレスシャツをカジュアルに着る”スタイルの代表例です。

「普通のドレスシャツの場合、裾を出したりして着崩すと不自然に見えてしまう危険もあるのですが、『ブライトン』は初めからこういう着方を想定してデザインしたので、簡単にバランスよく決まります。シャツのボタンは中央2つだけを留めて、アウターを着る感覚で着ています」(四方氏)

オックスフォードシャツとはひと味違う表情も魅力

カジュアルシャツ「ブライトン」 スタイリスト四方氏 コーディネート オックスフォードシャツとはひと味違う表情も魅力

オックスフォードクロスのシャツを着る感覚で、軽快なカジュアルスタイルにコーディネート。

「白無地のシャツといえば、ドレッシーなポプリンとカジュアルなオックスフォードクロスが二大定番ですが、『ブライトン』が採用したシャンブレーはその中間的な表情になります。ブロードよりもくだけた雰囲気なのでローゲージニットやカラーパンツにもマッチし、オックスフォードよりもきめ細かいので洗練された印象に見える。この中庸なバランスが使いやすいと思います」(四方氏)

ノータイのスーツスタイルにもうってつけ

カジュアルシャツ「ブライトン」 スタイリスト四方氏 ノータイのスーツスタイルにもうってつけ

ドレスシャツをベースとしているので、もちろんスーツに合わせてもOK。コットンスーツやセットアップなど、昨今主流のカジュアルなものにベストマッチです。

「伝統的な英国ドレスシャツの場合、ブルーはもう少し色の薄いものが多いですが、『ブライトン』ではやや濃いブルーを選ぶことでカジュアル方向へ振っています。ノータイでスーツに合わせてもノッペリした印象に見えず、着こなしが引き締まりますね。また、第2ボタンの位置を伝統的なドレスシャツよりもやや下に設定して、襟周りの表情を整えているのもポイントです」(四方氏)

モノトーンスタイルも、生地の表情で大人っぽく

カジュアルシャツ「ブライトン」 スタイリスト四方氏 コーディネート モノトーンスタイルも、生地の表情で大人っぽく

全身を無地のモノトーンで統一したミニマルなスタイリングですが、トラディショナルな素材使いを意識することで大人らしい落ち着いた印象を醸し出せます。

「リネンのパンツもそうですが、シャツもツルッとしたブロードではなくシャンブレーなので、過剰なモード感を中和してモダントラッドにまとまります。それから、裾をタックインしたときの表情も『ブライトン』の魅力。身頃がたっぷりしているので、裾がウエストでたまって優雅な雰囲気になります。細身のシャツでは味わえない表情ですね」(四方氏)

「ブライトン」完成までを振り返り、四方さんは次のように話します。

「オフィサーシャツの『プリマス』と同じく、この『ブライトン』も英国のルーツに根ざした本格感をベースに、市場では見つからないオリジナリティある一着に仕上げようと試行錯誤を重ねました。一番苦労したのは、ドレスとカジュアルのちょうどいいミックス具合。実は最初に上がったサンプルは、シルエットはイメージどおりでもまだちょっとカタい印象だったんです。ベースがドレスシャツなので当然ですよね。そこで、製品洗いを加えるなどして“もっとカジュアルな感じで”と修正をお願いしました。製作をご担当いただいた鎌倉シャツさんにとっては、いったいドレスなのかカジュアルなのかと、さぞ混乱するオーダーだったと思います。それでも、最終的には絶妙なバランスに仕上げていただいて、技術力・表現力の高さを改めて実感しました。本当に感謝ですね」(四方氏)

今回も渾身の自信作となった「ブライトン」。完売前に要チェックです!

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Styling by Akihiro Shikata / 四方章敬
Text by Hiromitsu Kosone / 小曽根広光

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