イギリス靴への憧れと想い | BRITISH MADE Staff blog

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イギリス靴への憧れと想い

私が初めて自分で購入したイギリス靴はトリッカーズでした。
もう20年前のお話です。
現在のように自分のサイズもよく理解してなく、単純に「欲しい!」という
想いからの購入でした。

そして、靴を本格的にお客様にご案内するようになって10年。
渡辺産業(株)に入社し、本格的に靴の勉強を始めてから、自分の中でどうしても
履きたい靴がありました。

それがChurch`s(チャーチ)のSANDRINGHAM(サンドリンガム)

sandringham

現在BRITISH MADEでも取扱いのあるLAST173/CHETWYND(チェットウィンド)と同じ
LAST173/カーフ素材のモデルです。
購入当時はチャーチが「どういったメーカーなのか?」「代表モデルはなんなのか?」と
先輩スタッフや卸営業担当者に聞きながら、1足を選らんだ思い出があります。
日頃皆さんがお買物される時の高揚感と変わりありません。

思い入れがあるためこの10年間、一番大事にしてきた1足。
ただ10年も履いていると、いろんなハプニングも当然のように起こります。
私にとって一番ショックだった出来事。
それが大阪店配属時に、靴の上に芯をだしたままのボールペンを靴の上に落としたこと。
しかも一番目立つ位置に刺さり、穴があいてしまったことです。

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修理業者さんに相談し、出来る限りの対応をしてもらいましたが、残念ながら
元通りに直すことは難しかったようです。
ただ「キズ一つ一つが思い出になる」というのはこういう事なんだなぁと。
そして自分の中の大切な物というのは、今後も使い続けていきたいと強く思いました。

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ちなみに現行のSANDRINGHAM(サンドリンガム)とCHETWYND(チェットウィンド)との
作りの違いは、土踏まず部分の処理方法と、カラー展開の違い。

highgrove

もう1足は私が所有しているチャーチの中で、初めて購入したスウェード素材の
HIGHGROVE(ハイグローブ)。
現行モデルではLAST173/DIPLOMAT(ディプロマット)と同じとなっています。
不思議と今でも所有しているチャーチを購入した順番をしっかりと憶えており、
このHIGHGROVEは5番目に購入したモノ。
4月~10月までは履く機会がない為、もっぱらフランネルやツイード素材と合わせることが多くなります。

このスウェード素材セミブローグも、今年の10月で8年目。
今年の秋冬にも欠かせない1足です。