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BRITISH MADE TOURSレポート ~JOSEPH CHEANEYファクトリー訪問編~

いつもBRITISH MADEスタッフブログをご覧いただきありがとうございます。

丸の内店 尾山です。

 

早速ですが、皆様「BRITISH MADE TOURS」をご存知でしょうか。

「英国のライフスタイルとクラフトマンシップを訪ねる旅」をテーマにブリティッシュメイドが提案する新しい英国ツアーです。

おなじみブランドのファクトリーやショップを訪問したり、タナリー(革なめし工場)やビール工場といったなかなか訪れにくい場所へ行き、英国の人やモノとの出会いや体験を通じ英国の新しい魅力を感じていただける内容です。

先日開催された記念すべき第1回目のツアーの中からまずはJOSEPH CHEANEYのファクトリー見学の様子をレポートします!

 

チーニーの工場は英国靴生産の聖地ノーザンプトンにあり、ロンドンからは電車で1時間ほどです。

1886年の設立当時から変わらない工場で約130名のスタッフが働いており、ブランドとして「 Purely made in England 」を掲げレザーのカッティングからファイナルポリッシュまで生産過程の全てをこの工場で行なっています。

 

まずは共同経営者のウィリアムとジョナサンがお出迎えしてくださいました。チーニーのこれまでの歴史やこれからのビジョンについてお話しをしてくださいました。

 

1:工場見学のスタートはまずはProduction Officeです。

オンラインショップの運営やリペアの受付、SNSでの情報発信などが行われます。ワールドワイドな人気の高まりを感じました。

 

2:ここからはシューズ作りの現場です。Skin roomと呼ばれるレザー選定の部屋。

オーダーに応じレザーを選定します。モデルによって好ましいレザーのパーツや革質、使用する革の量が異なるので、プロが判断し割り振っていくそうです。
見たことのない色や、有名タンナーからのレザーもたくさんありました。

さすが様々なブランドのシューズを手掛けてきたチーニーならではですね。モデルの幅広さや対応力が伺えます。

 

3:Tec office シューズのパーツを作成するセクション。いわばデザインルームのような場所です。

まずコレクションのテーマを決めます。こちらはシーズンモデルのアイデアを固めるために作るイメージマップだそうです。このときはvintageがテーマになっているようです。

モデルのアイデアからデザインが決まれば、それに応じてそれぞれのパーツの見本を作成します。

サイズごとにパーツの大きさが微妙に変わりますので、それをこのPCが自動で変換してくれるそうです。


一度製作し、問題点があれば修正をかけて、また製作し、、、というサイクルを経てパーツ見本が完成します。
ちなみにメンズサンプルは全てUK8で作るそうです。英国のゴールデンサイズなのでしょうか?

 

4:ここからは実際の組み立てに入ります。まずClicking レザーの裁断。

熟練の職人さんたちが軽やかな手さばきでカッティングしていました。機械を使いながらだったり、手作業だったり、パーツごとにカッティング方法は異なるようです。程よい日差しが差し込み、革のダメージなどが見やすい窓際の特等席です。

 

5:続いてClosing room、アッパー部分の縫い合わせ。

こちらは繊細な手作業が多いぶん、主に女性の職人さんたちが活躍されています。

こちらはモンクシューズの金具をつける女性。


職人さんたちは自分の作業に没頭している方もいらっしゃれば、説明しながらチャーミングに笑いかけてくださる方もいらっしゃいました。自分のポリシーを感じさせる姿が皆さん素敵です。

少し大きめのオフィスの中に何台ものマシンが立ち並び、イングランドとイギリスの国旗が掲げてあるのが印象的でした。イングランドメイドのシューズ作りへの誇りの表れでしょう。

ウッドフローリング、タイル張りの白壁、長く愛されるマシーンやツールが整然と並び、

古くても整理、整頓された工場内。美しい場所から、美しいシューズが生まれるのですね。

 

6:Lasting & making room グッドイヤーウェルト製法の醍醐味といえるソール取り付けの作業。

大きな機械音が響くなかで男性職人たちが働いています。

こちらはウェルトとアッパーが繋がった状態です。職人さんと職人さんの間に様々な過程の靴がこういった棚に所狭しと並んでいました。

7:先ほど作られたアッパーをプレスし、ラストの形に合わせる吊り込み工程。

コルクが敷き詰められ、真ん中にシューズの背骨ともいえるウッドシャンクが見えます。この部分が長く履き込むことで、足の形に馴染み、履きやすくなる“チーニーの靴の履き馴染みの良さ”につながります。

こちらはオールソールのリペア待ちのシューズです。使用頻度も様々でしたが、どの靴もよい味がでていて、何年ぶりかの里帰りでしょうか。伝統あるイギリス工場には、この様な光景をよく見かけます。

 

7:最後に色付けと検品過程へ。

茶系の靴はバーニッシュと言われる手法で色付けされます。

そしてコバのインクが塗られ、検品、そして最後に磨きあげられ箱に詰められます。

そして、工場見学のあとはオーナーのウィリアム、ジョナサン、工場長の3人とランチ。

用意されていたのはサンドウィッチやイギリスの伝統料理「スコッチ・エッグ」

そして、最後はお楽しみのファクトリーショップでお買い物!ご参加いただいたお客様は日本では未展開のモデルをゲットされていました。

 

以上でレポートは終了です。いかがだったでしょうか?

こういった数々の工程をえてチーニーのシューズは私たちの元に届けられます。ファクトリーで働く方たちは英国人らしく礼儀正しく親切で、そして技術力の高さを感じました。それがチーニ―の靴に表現されているのだと思います。やはりファクトリーの現場を目にすると自分の靴への愛情も増します。

そして、チーニー最大のこだわりともいえる創業以来変わらず熟練職人による自社一貫生産は、「Purely Made in England」という言葉通り英国メイドへの誇りだと感じました。まだ履いたことがないなという方はぜひ店頭でお試しください。

 

新しい発見や経験がたくさんあった今回の「BRITISH MADE TOURS」。もっと詳しく知りたいという方は丸の内店の尾山までご連絡ください。

 

次回はドレイクスのロンドンに構えるファクトリーレポートをお届けします。ぜひお楽しみに!

 

丸の内店 尾山

 

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