写真で巡る、思いを馳せるイギリス。|「あなたの街のイギリス」 | BRITISH MADE Staff blog

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写真で巡る、思いを馳せるイギリス。|「あなたの街のイギリス」

突然ですが写真が好きです。記憶を辿れる、自分の見た眼で風景を残せる、言葉でなく誰かに伝えられる。そんなところが好きです。SNSの普及で誰でも写真をアップできたり、感覚的に旧くなるじゃないだったりありますが、その時どういう表情をしていたか世界を残す行為自体は、わるくないものだと思います。

そんな訳でコロナ直前の写真をぼんやりと見返してみると、マスクもいらずに世界中から人が集まって道を自由に行き交い…一期一会の出逢いに喜ぶ、そこらかしこで見られた当たり前の風景が。今ではどこへやら。ここ数年で生まれた子供たちはきっとマスクを靴や服のようなものだと、捉えているのかもしれませんね。

そうそう、その時自分はというと、自前のカメラを買ったばかりで写真のヒントを探りたいなと、あちこち出歩いていたときでもあります。イギリスではBrexit(ブレグジット)の話題一色でした。

 

そんな時に訪れたイギリスを感じる場所がこちらです。

丸の内ブリックスクエアです。

BRICK(ブリック)の名の通り、レンガ仕立てでかつグリーンも豊か、名前もブリックレーンに似てますし、ブリティッシュメイド 丸の内店も近い!すごくイギリスというよりかは、ヨーロッパ感ではありますが。段々なんだか自信が無くなってきました。

 

しかし、なぜ私がこの場所を「あなたの街にあるイギリス」としておすすめしたかというと、ちょうどこの時、写真家KOOMI KIM(金 玖美)さんのフォトウォークなるイベントが丸の内のアップルストアで開催されていたからです。

2019年のブリティッシュ・コレクターズ・マーケットでのご出店や、BRITISH MADE(ブリティッシュメイド)の青山本店でもポップアップを開催していたので、既にブリティッシュメイドをご贔屓していただいてる方もご存知かと思います。

 

さてフォトウォークって、恥ずかしながらその時が初めて聞いたワードでした。どうやら、頻繁に開催されていたイベントだそうで、その日に集まった人たちと街を歩き、写真を撮り回る。まさに、その名の通りのイベントでした。

ただ写真を撮るといってもお題があります。

 

1. 人に声をかけて撮る
2. 写真にタイトルをつけることを想定する
3. 画角は正方形
4. 機材は手持ちのiPhone

確かこんなところだったかな、と思います。

 

1.に関しては、参加者はもちろん通行人までOK。とにかく自分は風貌だけはあったせいか、なぜか被写体になることが多かったですが。自分は金 玖美さんがそのとき話していたことを思い返して、面識ゼロのあえて通行人、かつどうせなら海外の人が良い、とトライしてみたくなりました。正方形にも慣れてなく中々難しい!iPhoneは一昔前のデジカメよりも優秀なのと、フレキシブルに使えるのであまり気にせずバシバシと。

そしてこちらです。

雨にレンガ、花。チェックにブルーの傘。なんというか、このなんとなくのイギリス感伝えたかったのわかりますでしょうか。

タイトルは「雨の匂い」にしました。雨の日に花に鼻を近づけても、そりゃ雨のにおいが先にくるよね。ってリアクションを想定しただけのシンプルなタイトルです。意外にも好評いただきました。ありがたい。何より御三方のおかげだと思います。

とにもかくも、切り取ってみると意外にもイギリス感を感じる場所が、丸の内ブリックスクエア。実は特に許可なくとも(もちろんマナーは必要ですよ)ラフに撮影もできることから、撮影スポットにもなっているそうです。

そういえば今更思い出したけれど、金 玖美さんに撮ってもらったフォトウォークの写真、勇気出してもらえば良かったな…。

 

さて、自分の話はここまでに、旅に行くのも一苦労や悩みが募るこの頃。イギリスの風景に恋い焦がれているはずではないでしょうか。

そこでおすすめしたいのが金 玖美さんの初の写真集「EXIT」に次ぐこちら。

KOOMI KIM EXIT IN THE ROOM:写真集 ¥1,650(税込)

「EXIT IN THE ROOM」です。今回、オンラインで開催しているブリティッシュ・コレクターズ・マーケットでもご出品いただきました。

初の写真集である「EXIT」のブリティッシュグリーンにゴールドの装丁が、それはとてもイギリスらしくて魅力的に映りました。(金 玖美さん曰く『こだわりすぎて高くなっちゃった』と仰ってましたが、自分的には適正価格と感じています。)

そこから沼につかり、写真を見返す日々が続きます。

詳しいことは、ぜひ商品ページなどをご覧いただければと思いますが、自分としての魅力は、やはり金 玖美さんの人柄。イギリスならではの風景をとらえた写真はもちろん美しいのですが、とにかく人がすごく好きなんです。特に人を撮っている時の雰囲気なんか、被写体との距離感や表情にその人柄が反映されている気がして。

話してみるとふわっと空気感があるのに、一気に人から信頼してもらえる。 そんな人柄の良さが、映る人の目、作品にも表れているなと感じています。初めて会った人でもつい自然の表情を見せてしまうような、そんな方です。そういえば初めて会った時もマッキントッシュのブルゾン着ていて、服装も素敵なファッショニスタ!と感じたのが懐かしい。

本作はもちろん、自分も既にゲット済です。店着日に。6/30までの期間限定販売となりますので、ぜひチェックしてくださいませ。

 

KOOMI KIM EXIT IN THE ROOM:写真集 ¥1,650(税込)
KOOMI KIM EXIT IN THE ROOM:スクエア ミニポスター ¥3,300(税込)

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