イギリスのアーティスト「BANKSY(バンクシー)」の魅力 | BRITISH MADE Staff blog

BLOG

イギリスのアーティスト「BANKSY(バンクシー)」の魅力|札幌店

皆さま、こんにちは。ブリティッシュメイド札幌店スタッフの藤井です。

今回は私が好きなイギリス出身のグラフィティアーティスト、バンクシーについて、書かせていただきます。バンクシーに魅了される理由を、皆さんと少しでも共有できれば!と思い、先日鑑賞してきた「バンクシー展 天才か反逆者か」をレポートします。

ご存知の方も多い有名なアーティストですが、プロフィールを改めて展示会のパンフレットからご紹介していきます。

「イギリスを拠点に活動する匿名の芸術家。世界中のストリート、壁、橋などを舞台に神出鬼没に活動している。社会問題に根ざした批評的な作品を手がけるアーティストとして評価され活動は多岐にわたる。ステンシルを使用した独特なグラフティと添えられるエピグラムは風刺的でダークユーモアに溢れている。その作風はイギリス西部のブリストルのアンダーグラウンドシーンで育まれた。」

※少々中略しています。

 

鑑賞前までは広告ポスターで見た「LOVE IS IN THE AIR(ラブイズインジエアー)」がかっこいい絵だと感じて、WEBで検索したり、どんな活動をしている人なのか調べているくらいでした。つまり、なんとなく好き。そんなくらいのニュアンスです。

話がそれますが、私は中学生くらいからHIPHOPに熱中しました。中学時代に「さんぴんキャンプ」のビデオが出回って、友達と夢中で回し見していた世代……というと同世代の方には、何歳くらいかピンとくると思います。若い時にHIPHOPというカルチャーを追いかけていたせいか、グラフティアートというストリートから生まれたアートにも興味があり、それがバンクシーに魅かれた切っ掛けだったのかもしれません。たとえば過激な描写の中にあるユーモアに、あたたかみを感じていました。

 

展示会を見に行って私が感じたのは、イギリスのバックグラウンドが色濃いということ。イギリス出身アーティストなので当たり前ですが、特に作品に影響を与えてるように思いました。

中でも私が強く感じたのは代名詞の風刺画。

18世紀にジャーナリズムが石版技術と共にひろがって根づいていった文化だそうです。イギリスの首相が誕生した時期と重なり政治などをユーモアで批判し庶民に関心を持たせるためのもので、歴代のイギリスの政治家たちも揶揄されてきたそうです。

イギリス育ちだからこそ、日常的に触れていた文化なのかな?と想像を膨らませてしまいます。

東京都で見つかった、まるでバンクシーの作品とされているラットシリーズのカサと鞄を持ったネズミは、イギリス児童文学のメリーポピンズをオマージュしていると言われているそうです。

イギリス製品を扱うブリティッシュメイドというショップに立たせていただいてる私としては、イギリスを感じさせてくれる物には反応してしまいます。

 

度々、世の中を驚かすようなパフォーマンスを行うバンクシーは、ダークユーモアのなかに大切な主張をしっかりとアートで届けてくれます。

人に寄り添う主張をアートの力を使って世の中に投げ掛けるアーティストだと私は感じます。

今回の展示会では解説は聞かずに見て回りました。途中にある和訳された文章を読みながら作品背景を読み取りつつ、作品に込められた「なにか」を感じる事が出来きた気がします。誰かが読み取った評論じゃなく、自分の感覚で解釈することが出来ました。

 

このブログを見て「私も好きなんだよ。」とか「なんか興味が湧くな。」とか思ってもらえたら幸いです。最後にHIPHOPが好きな自分がクスっと笑顔になれた画像で、締めたいと思います。

ブリティッシュメイド 札幌店 藤井

 

ブリティッシュメイド 札幌店
〒060-0005
北海道札幌市中央区北5条西2 札幌ステラプレイス イースト2階
TEL:011-209-5140
営業時間:10:00-21:00