靴磨きの面白さを教えてくれる「cafe&bar soin」のご紹介|名古屋店|BRITISH MADE Staff blog

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靴磨きの面白さを教えてくれる「cafe&bar soin」のご紹介|名古屋店

皆さま、こんにちは。名古屋店 高野です。

突然ですが、皆さまカフェに行くのは好きですか?

私は、休みの日にInstagramで気になるカフェを見つけて、美味しいコーヒーとスイーツを食べ巡るのが楽しくて趣味になりつつあります。最近では華やかな雰囲気のカフェというより、一人で行っても落ち着いた空間で過ごしやすいカフェに行くことが多く、友達と訪れる際も、そういった場所が増えてきました。

県内には、海を眺めながら美味しいご飯が食べられるカフェが、また市内には、名古屋の都会さを感じさせないレトロな喫茶店をはじめ、様々な雰囲気を持つカフェがたくさんあります。もし県外にお住まいの方で愛知県に来られて、どこかカフェに行きたい際には私のInstagramまでお声かけください。今まで行ってきたカフェのなかでオススメをご紹介いたします。(もちろん、愛知県民の方も気軽に聞いてくださいね。もし、皆さまのオススメのカフェがあったら、ぜひ教えてください。)

話はカフェ繋がりから。

名古屋店にて毎月開催しております靴磨きイベントにシューシャイナーとしてお招きしている加藤和豊さんは、名古屋市丸の内で「cafe&bar soin」を経営されております。ここは「靴磨きを身近に」をテーマにお客さま自身でも靴磨きができるようにと、一緒に靴を磨きながらコーヒーやお酒を嗜んで過ごすことができる素敵なお店です。

先日、初めてお店に伺い、いろいろお話を聞かせていただきました。まだご存じない方も、ぜひこのブログを通して加藤さんのお店や、人柄を知っていただけたらと思います。


ー加藤さんは、今のお店を経営する前までは、どんな風に過ごされてきましたか。

加藤:以前は、百貨店に勤めており最初は革小物類を販売していて、次に紳士靴売場で革靴を販売しておりました。当時は扱っているブランドの背景・ストーリーを勉強するのが好きで、それを踏まえてお客さまに伝える接客はすごく楽しかったです。また、革小物の仕事は、自分の知らない世界を知れたので、嬉しかったです。

 

ー革靴に魅力を感じたのはいつ頃ですか。

加藤:実は大学生の頃、建築学科を専攻しておりました。ただ、大学2年生の頃に古着や古靴に興味が湧いて、初めて訪れた古着屋さんで古靴を買ったのがきっかけで、革靴に魅力を感じ始めました。3年生にあがってからさらに、革靴の魅力にどっぷりとハマってしまい、周りが建築の勉強をしているなか、自分だけファッション雑誌を講義中に読んでいました(笑)

 

ー学生の頃はどれくらい革靴を買われましたか。

加藤:恐らく卒業までに100万円ほど革靴に貢いだかもしれないです……。

 

ー100万円ですか!?(笑)

加藤:恐らくですが(笑)大学の卒業旅行は、1人でイギリスの靴の生産地と言われるノーザンプトンやフランスに行って本場の靴職人さんを見てきました。なので現地で革靴をたくさん買いましたね。

 

ー今でも思い出に残っている革靴はありますか。

加藤:一番最初に学生の頃にお金を頑張って貯めて買ったのがオールデンの革靴です。これは、今でもケアをしながら大事に履いています。

加藤さんが学生の頃に買われたオールデンの革靴

 

ーなぜ靴磨きのプロを目指そうと思ったのですか。

加藤:このオールデンを買ったときに「絶対この革靴を20年履くぞ」と思ったのですが、まだ革靴初心者で、ケアの仕方も分からなかったので、プロに持っていってケア方法を聞いたら「適当でいいよ」と言われて、学生ながら悲しい思いをしたのを今でも覚えています。そこから、自分で磨けるのはもちろんですが、相手にも教えることができたら面白そうと思ったのがきっかけです。

 

ー私のなかで靴磨き専門店は、お客さまが革靴を持っていって磨きをプロに頼むというイメージが強いのですが。

加藤:恐らく世間一般では、そのイメージが強いと思います。でも、せっかくならお客さまのファッションスタイル、ライフスタイルに合わせて磨きの仕上がりの提案だったり、教えることができたらいいなと思ったんです。専門店と同様に磨いたとしても、もしかしたら、よりお客様のスタイルに合わせた磨き方があるかもしれない。なので僕自身がそのプラスαの提案をして、お客さま自身もそれを新たな発見として受け取ってもらえたら嬉しいです。

ー「soin」を立ち上げたのは、お客さま自身で靴磨きができるようになってほしいという思いからなんですね。

加藤:そうですね。やっぱりその基本は変わらないです。革靴の話のみならず雑談しながら楽しくコーヒーでも飲みながら磨ける居心地の良い空間を作りたいと思い、今のお店を立ち上げました。

 

ー加藤さんにとって靴磨きとは何ですか。

加藤:革靴はファッションアイテムの一つ。せっかく買った革靴を、より長く、楽しむためのツールが靴磨きだと思います。僕自身も、お客さま一人ひとりに合わせた革靴との付き合い方を提案して、靴磨きをお客さまに知ってもらいたいと思っています。

 

ー最後に一言お願いします。

加藤:難しいですね(笑)でも、靴のみならずカフェ、バーとしての利用だけでも大丈夫なので気軽にお店に遊びに来てください。服・靴に興味なくても全然大丈夫です!皆さまのご来店をお待ちしております。

お店には、革靴のケア用品が並んでいたり、珍しい銘柄のお酒や、加藤さん自身がこだわって仕入れているコーヒー豆がたくさん置いてありました。皆さまもぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

とても気さくで、落ち着いた雰囲気を持つ加藤さんが、皆さまをお待ちしております。加藤さんのInstagramもございますので、そちらもあわせてチェックしてみてください。

また、明日4月23日(土)、名古屋店では加藤さんによる靴磨きイベントを開催いたします。綺麗にしてもらいたい革靴をお持ちになってお越しくださいませ。

 

それでは、また次回。

 

ブリティッシュメイド 名古屋店
〒450–6604 
名古屋市中村区名駅1–1–3 タカシマヤ ゲートタワーモール4F
TEL:052-228-6540
営業時間:10:00-21:00
定休日:不定休