アウトソールにみるイギリス | BRITISH MADE Staff blog

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アウトソールにみるイギリス

3月から取り扱いがスタートしたメイド・イン・イングランドのスニーカーWALSH。世界最高峰に挑戦する英国エベレスト登頂隊のシューズ製作や、トレイルランニング界でも高い評価を得ているWALSHのパフォーマンス用のシューズのソールをみるとこんな感じでスパイク状の形になっています。
このソールを見て思い浮かんだのが下のシューズのソール。

WALSHと同じくイギリスのアウトドアブランド「inov-8(イノヴェイト)」のX-TALON™ 212のソール。歯の並び方は違うもののWALSHと同じくスパイク状の形です。
以前トレイルランニング用のシューズを購入する際に、他メーカーのシューズとは違ってなぜこのような特徴的な形状なのか?とアウトドアショップで伺ったところ「イギリスは湿度が高く、雨も多いため、ぬかるんだ道などを想定しているのでは」とのこと。
確かに溝が深くスパイク状になっている方が、ぬかるんだ土でもグリップが効きやすく、詰まりづらい気がします。
実際にその他、自分が履いている他のブランドのトレイルランニングシューズのソールと比べてみます。


VASQUE(バスク)ヴェロシティGTX


ALTRA(アルトラ)ローンピーク2.0

VASQUEとALTRAともに溝は浅めでWALSHやinov-8と比較すると接地面が広く感じます。実際にトレイルを走っていても接地面をダイレクトに感じるのは上の2つのシューズです。
ともにアメリカのブランドなので、ぬかるんだ粘土質の土ではなく乾燥した道を想定しているのかもしれません。(実際にヨセミテ公園の土はとても歩きやすく乾燥した砂のようなトレイルでした。)

シューズモデルやブランドで様々なタイプがあるので一概には分かりませんが、プロダクトの機能やデザインからそれぞれの自然環境を読み解くのも楽しみです。

WALSHのシューズはこちらからご覧いただけます。