
*前編では「目的を持ったシャツの選び方」をご紹介しています。こちらも合わせてご覧ください。
シャツの合わせ方
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アイロン掛けのポイント


シャツの着こなしを引き立てる小物使い

ブートニエールはフラワーホールとも呼ばれるラペルのボタン穴、また花のアクセサリーのことでもある。ロイヤルファミリーをはじめ、英国の紳士が公の場に登場するときは、付けている事も多い。エレガントさを演出する必需品であり、最近流行の兆しがありますね。

礼装用と思われがちですが、普段のジャケットやスーツスタイルでも使います。シャツやネクタイと色柄を合わせたり、ジャケットに馴染ませたり、色鮮やかにも楽しんでください。素敵な折り方がわからないのなら、広げたハンカチーフの中心部をつまみ、クルクルと優しく巻いて花のように見せる、”英国のバラ”というスタイルはいかがでしょう?。

さまざまな巻き方が存在し、あまりタブーもないので挑戦しやすい小物です。そのうえVゾーンを華やかにし、顔つきまで引き締めてくれます。ただし、初心者は長さのバランスを意識してください。ジャケットと同系色なら美しく、アンバランスにもなりにくいため安心です。

俗に言うカフスボタンは表にしか意匠がありません。本式のカフスリンクスは表裏の両方にデザインが施されています。留め方もチェーンやバネ、スナップ式などさまざま。ジャケットのボタンとテイストを揃えるのも一案といえます。逆に、ドレス用のオニキスのような黒いものを、普段使いに合わせるのは笑われる可能性大。
Text by S.Kanai / 金井幸男