イーストロンドンのモノづくり VOL.2 The Apron Company | BRITISH MADE

イーストロンドンのモノづくり VOL.2 The Apron Company

2016.04.21

4月15日から5月8日まで開催のフェア“Places to Go in East London” に合わせて、BRITISH MADEで取扱いのあるイーストロンドンにワークショップを構える5つのブランドをご紹介。VOL.2はAM Faulkner MillineryとスタジオをシェアしているThe Apron CompanyのQ&Aをお届けします。
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— 1:まずは、ブランドの成立ちから教えてもらえますか?

The Apron Companyは私(Paul)とパートナー(Ann-Marie Faulkner)のブランドです。帽子デザイナーのAnnがスタジオで使用するための丈夫で天然素材で出来ている丁度いいエプロンを探していましたが、なかなか気にいったものを見つけることができず、Annは自分自身でエプロンを作りました。 無駄や不要なデザインが省かれているシンプルなワークウェアが好きな私は、Annが作ったそのエプロンを見た瞬間、こういうエプロンを求めている人はもっといるはずだと思い、Annにそのエプロンを作るよう説得したのがきっかけです。
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— 2:どんなきっかけでブランドに関わるようになったのでしょう?

最初は身近な友達や家族の為に作っていたのですが、次第に他の方々からも依頼がくるようになり、デリに卸したのが最初の仕事でした。
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— 3:工房を構えるイーストロンドンはどのような街ですか?

私の工房はイーストロンドンのストラトフォードにあります。
Ann自身のブランド“AM Faulkner Millinery”とスタジオを共有しながら、お互いに助け合っています。ストラトフォードは2012年にロンドンでオリンピック が開催されてから、大きく変わりました。もともと荒廃していたエリアでしたが、再開発の為に多額の予算が投入され、今となっては高層マンションが建ち並び、大きなショッピングモールやオリンピックパークなどもあります。

— 4:イーストロンドンでお気に入りにの場所はどこですか?

ここで暮らし、また仕事場を構えて10年になります。イーストロンドン全体が好きなので、どこか一カ所を選ぶ事は難しいですが1点好きなところを挙げるなら、マーケットカルチャーがあることです。日曜日にひらかれるブリックレーンのマーケットでは手作りのベーグルを食べたり、1マイルも長さがあるウォルサムストリートのマーケットでは、掘り出し物を探したりしています。
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— 5:モノづくりで難しいのはどんな点になるのでしょうか?
需要と供給ですね。ブランドを立ち上げた当初は、オーダーも非常に少なく、自分達で全て生産していたので、我々の商品へのニーズがここまで増えるとは想像もしていませんでした。ですから、生産を協力してもらえる工場を探さなければなりませんでした。現在はレスターにある小さな家族経営の工場に量産をお願いしています。彼らに協力をしてもらったことで、我々のビジネスを前進させる事ができました。

— 6:最後にブランドのコンセプトを一言でいうと?

実用性!

The Apron Companyのアイテムはこちらからご覧いただけます。

その他のQ&A記事はこちらからご覧いただけます。
VOL.1 AM Faulkner Millinery
VOL.2 The Apron Company
VOL.3 Kate Sheridan
VOL.4 Charlie Borrow
VOL.5 M.Hulot

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