2018.10.31

時を超えて受け継がれる ラベンハム|永く使えるもの「Made to Last」

BRITISH MADE 5周年企画 Made to Last ラベンハム
今年で5周年を迎えたブリティッシュメイド。 5周年を記念して、スタッフが永く愛用するイギリス製品とそのストーリーを5週に渡ってお届けします。 第5回目はラベンハムの正規輸入代理店である渡辺産業株式会社の女性スタッフ渡辺のストーリー。イギリス製品を愛する両親の影響でイギリスは身近にあり、母親が着ていたラベンハムを小さい頃にお下がりで譲り受けます。今回はそんな渡辺のストーリーをお届けします。

-イギリスに触れたキッカケを教えて下さい。

渡辺 「元々、イギリス製品を愛する両親の影響があって、物心つく前からイギリスというものは身近にありました。特にラベンハムは母が着ていたものをお下がりでもらって、小学校の通学にも着ていました。その時は軽くて暖かいジャケットだなくらいの印象で、私のいつも傍にあるものと思っていましたが、なんとなく両親から託された大切に着ないといけないものだなとも感じていました。そんな初めてのラベンハムは今でも定番として継続して展開しているフーデットモデルの“クレイドン”でした。最近では着る機会は少なくなってしまいましたが、十数年を経た今でも変わらない形のままでいます。」

20181031_stories2 十数年大切に着続けているクレイドン。1つだけホースロゴのスタッドボタンが取り付けられている事から、修理を重ねてきた物語が見て取れる。

-イギリス製品に対してその当時なにか思った事はありましたか?

「父が奮発してインバーティアのダッフルコートをお土産として買ってきてくれたことがあったのです。今では当然良いものだと分かるのですが、当時は『とにかく重い!!!』という印象があってしばらく着なくなってしまいました…。でもスタイリストのソニア・パーク著書“ショッピングマニュアル1〜100”を見た時に同じダッフルコートが掲載されていたのを見て『載っているじゃん?!』と、自分の手元にあるダッフルコートが途端に誇らしく思えて、嬉しくなりました。ちょっと単純すぎますけれども。(笑) 私の好きなスタイリストが勧めているということも影響しましたが、これは私のことを想って”大切な一着”だからと父が選んでくれたものなのだとしみじみ思いました。 」

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-実際にイギリスへ渡ったことはありますか?

渡辺 「初めてイギリスに行ったのは高校生の時、夏休みを使って1ヶ月間の語学留学をしました。兄がイギリスへ留学していたのもキッカケの一つでした。当時はケンブリッジを訪れましたが、本当に大変であまり良い思い出はありませんでした。言葉も通じない上にイギリス人だけじゃなくて様々な国の人々がクロスオーバーしていて、情報量が多いし、家族とは離れてしまうし、一人だったという事ももちろんありますが、とにかく大変な記憶がありました。」

-その中でも思い出に残った事はありますか?

「全てが非日常でした。ちょうどその時期はサマータイムで、日本ではもう真っ暗になる時間帯なのにイギリスはまだ明るい。日本とは異なった時間が流れていて、イギリスにいる事を無意識に示してくれたんです。その後、大学卒業後にインターンとしてイギリスへもう一度行く機会を得られました。今度は仕事として行ったので本格的な英語力も要されたのも思い出深いです。」

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渡辺 「当時のインターン先はマンチェスターのクロージングデザイナーでした。今も変わらず交流はありますが、その当初から芯を曲げていない、かつ柔らかさのある人物像というのが私のイギリス人のイメージです。マンチェスターの建物や景観も人物像を表しているかのような印象でした。産業革命時に生まれた約100年近くも経っている古い建物を自分たちでD.I.Yしたものが多く、古いものを修繕しながら使い続けるというイギリスらしい文化を感じました。自分達の背景にある歴史やストーリーを誇りにしているからこそ、そうできるんだなとも思います。」

-特に思い入れのあるものは何ですか?

渡辺 「やはりラベンハムです。イギリスに出張した時も一緒に持っていきました。だからラベンハムを見ると当時の非日常とかイギリスの情景やその時の気持ちや思い出が蘇ります。私が思い描いていたデザイナー像とは裏腹に実はとても親切で、そんなイギリス人の人物像だったり…言葉が伝わらないし、異国の土地で一人の寂しさとか、単純にモノだけじゃない良い面も悪い面も含めて掛け替えのない記憶が詰まっています。」

20181031_stories4 ブラックホースレーン×ラベンハムのコラボレーションモデルはデニムらしい経年変化が魅力。これから育てるのが楽しみと語る。

-モノを選ぶ、買い物する基準はどのようなことがありますか?

渡辺 「私はあまりトレンドを追わないほうです。その基準で選んでしまうといずれ私の手から自然と離れてしまう、流行が変わると簡単に着られなくなってしまうなと思うのです。よく買い物の基準で考えるのが”永く使えるか”、”着ている自分が想像できるか”この2つが私にとって大切なポイントです。だからラベンハム以外にもチーニー、チャーチ、マカラスターといった歴史があってストーリーがある普遍的なものを選んでいるのかもしれません。必然的にプライスは高くなるので購入に踏み切るまで数年越し!なんてこともよくあります。でもそれだけ時間が経って悩んでも心に残っているということは、きっと縁があるのだと、そう感じたら思い切って購入します。」

20181031_stories5 近年展開されたラベンハムのオーバーコート”シャントレー”はトレンドを感じさせながらも英国的要素満載のヘリンボーンウールを採用。

-最後に普段のモノとどのような付き合い方をしているか教えて下さい。

渡辺 「良いものをできるだけ永く着たいという感覚は私の中にずっとあります。永く使えば使うほど愛着は湧きますよね。きっとそれがイギリスブランドの良さだと思っています。 また、それだけの時間、自分と一緒に過ごせるということは、自分と一緒に年を重ねるもはや家族のようなものです。中には父が若い頃に着ていたもので現在は私が勝手に着ているものもあります。でもそれって改めて考えると凄いことじゃないですか?小さい頃から身近にあったものが、いま私の手元に変わらない形でいてくれるんです。昔のデザインなのに、私の今のファッションと合うんです。 普遍的で変わらないからこそ、どんな時でも着てみて履いてみて気持ちが引き締まる。自分色に染まりながら時を超えて着られる良さ、色褪せないことがイギリス製品の最高の良さでもあると思います。」

■ 関連リンク
→使い続けることで完成する グレンロイヤル
→一緒に歩んでいきたい英国靴 ジョセフ チーニー
→英国の街並みが投影されたネクタイ ドレイクス
→古き良き英国靴の良心 ジョセフ チーニー
→Thanks 5th Anniversary|ブリティッシュメイドの5周年を記念したコラボレーションアイテムが登場。


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