クリスマス・ショッピングはガーデン・センターで | BRITISH MADE

English Garden Diary クリスマス・ショッピングはガーデン・センターで

2017.12.21

12月。イギリス中がクリスマスのデコレーションに彩られています。

デパートやスーパーなどは、すでにずいぶん前からクリスマス商戦に励んでいますが、一般家庭のクリスマス・デコレーションが始まるのは12月に入ってから(近年は11月からドアにリースを飾ったり、屋外の電飾をつけ始めるフライング気味の家庭も増えてきましたが!)。

屋内では、リビングに思い思いのオーナメントで飾られたクリスマス・ツリーを飾り、ファイヤープレイス(マントルピース)をエバーグリーンや、ティンセルと呼ばれるキラキラとしたガーランドで彩り、スパイスの香りが効いたキャンドルを灯します。

また、家の外にもフェアリーライトと呼ばれる電飾を施したり、大きなサンタクロースとトナカイの置物などを立てて、クリスマス気分を演出する人たちも少なくありません。

中には、まるでレストランかと見まごうほどきらびやかなイルミネーションを家の周りに施し、空気を入れて膨らませる巨大なサンタクロースの飾りをフロントガーデンや玄関先に置いているところもあります。

「こういうクリスマス飾りをいったいどこで買うのだろう?」イギリスに住み始めて間もない頃は、不思議に思っていました。

実は、クリスマス準備の時期に多くのイギリス人が出かけるのが、ガーデン・センターやナーセリーと呼ばれるお店です。
Christmas1 クリスマスに欠かせないヤドリギもガーデンセンターやナーセリーで購入可能
ガーデン・センターやナーセリーは、イギリスのガーデナーにとってはおなじみの場所。植物の種や苗、植木鉢、土に肥料に園芸道具など、ガーデニングに必要なものならたいていのものが揃うところです。

もちろん、この時期には、生のクリスマスツリーや、ポインセチアにシクラメンといった冬の定番植物を購入できますが、人々がここに出かける目的はそれだけではありません。冬のガーデン・センターやナーセリーは、クリスマス飾りや気の利いたプレゼントを見つけるのに絶好の場所となるのです。
Christmas2 クリスマスの室内飾りの参考にできそうな一角(ビクトリア時代からナーセリーを営むHillier Garden Centreにて)
Christmas3- クリスマス・リースも数えきれないほどの種類が揃う(Hillier Garden Centre)
Christmas4- イギリスでよく見かける野鳥ブルー・ティッツのオーナメント(Hillier Garden Centre)
ガーデンセンターなどは広大な土地が必要ということもあり、どちらかといえば郊外にあることが多いのですが、特に人気なのは、ロンドンから南西のリッチモンドという場所にある「ピーターシャム・ナーセリーズ」。セレブリティもしばしば訪れるというこのナーセリーは、置いてある商品のセンスの良さが群を抜いています。アンティークの家具や雑貨に、クリスマスのテーブル・セッティングやアレンジメントが飾られている店内は、そのまま我が家のインテリアやデコレーションとして真似したいほど。
Christmas5 ピーターシャム・ナーセリーズ・コベント・ガーデンの店内はクリスマスの雰囲気にあふれて
Christmas6 クリスマス・ローズの鉢植えをプレゼントにするのも素敵なアイディア(Petersham Nurseries Covent Garden)
Christmas7 クリスマス・アレンジの参考に(Petersham Nurseries Covent Garden)
カフェやレストランも有名で、クリスマス・ショッピングに疲れたら、お茶とケーキでひと休みすることもできます。
Christmas8 「クリスマス・ハンパー」と呼ばれる箱入りのギフトセット。パネトーネやジャム、チョコレートなどが詰め合わされている。115ポンド。ピーターシャム・ナーセリーズのサイトからオンライン購入可能
場所的にロンドン中心地から離れているのでやや不便ではあるのですが、今年は新たに市内のコベント・ガーデンにも支店をオープン。こちらなら、観光やショッピングの合い間に気軽に立ち寄ることができます。

この時期にロンドンにいらっしゃる読者の方がいらしたら、ぜひ一度、お店をのぞいてみることをおすすめします。クリスマス・ツリー用のオーナメントなどは、イギリスらしいお土産として喜ばれると思いますよ。
Christmas9 ちょっと強面(?)サンタさんのオーナメント。12ポンド(Petersham Nurseries Covent Garden)
Christmas10 ライトの光を反射させるオーナメントはツリーだけでなく、窓辺などにも。イギリス人は光を効果的に使うデコレーションがとても上手(Petersham Nurseries Covent Garden)
Christmas11 大砲でも飛び出しそうな不思議な物体。クリスマスツリーに網をかけるもので、ツリーを売る場所でみかけます
一方、イギリス地方都市にあるガーデン・センターにも、チャンスがあればぜひ出かけてみてください。こちらでもやはり、ツリーやリース、オーナメントにクリスマス・カードからプレゼント用品まで、さまざまなものが揃います。

こういう場所では時々、イギリス人が「タッキー(tacky )」と呼ぶような、野暮ったくて安っぽい品物が見つかるかもしれません。でも、それはそれで「スタイリッシュ」とは違うイギリスの別の一面を見られるようで、ちょっとほっこりする気がするのは私だけでしょうか(笑)。

さて、私も園芸店で買ってきたものたちで、クリスマスの準備を始めます。皆さまも、よいクリスマスをお迎えくださいね。

*ピーターシャム・ナーセリーズ・ウェブサイト:https://petershamnurseries.com
*ヒリアー・ガーデン・センター・ウェブサイト:https://www.hillier.co.uk

Photo&Text by Mami McGuinness

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マクギネス真美

マクギネス真美

英国在住20年のライフコーチ、ライター。オンラインのコーチングセッションで、人生の転換期にある方が「本当に生きたい人生」を生きることを日本語でサポート。イギリスの暮らし、文化、食べ物などについて書籍、雑誌、ウェブマガジン等への寄稿、ラジオ番組への出演多数。
音声メディアVoicy「英国からの手紙『本当の自分で生きる ~ 明日はもっとやさしく、あたたかく』」にてイギリス情報発信中。

ロンドンで発行の情報誌『ニュースダイジェスト』にてコラム「英国の愛しきギャップを求めて」を連載中。

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