夏までに聴いておきたいUKアーティストたち | BRITISH MADE Staff blog

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夏までに聴いておきたいUKアーティストたち

​2016年3月上旬。
6年ぶりにオリジナルアルバムをリリースしたUnderworldが緊急来日しました。
私の周りの“トレインスポッティング”世代にとって一大ニュースとなり、民放に初・生出演した日にはSNSが大盛り上がり。

私も最近彼らのニューアルバムを高頻度で再生してます。

60歳手前になってもやっぱり最高にかっこいいです。

渋谷パルコミュージアムでも彼らが所属するデザインチーム“TOMATO”25周年を記念した企画展「THE TOMATO PROJECT 25TH ANNIVERSARY EXHIBITION “O”」が行われています。
明日4/3までとなりますので、足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

 

 

【不変的に元気なUK音楽業界】

Ed SheeranそしてMark Ronsonのグラミー受賞に始まり、今年はUKアーティストのグッドニュースが止まりません。
というわけで、今回は私のオススメUKアーティストを少しご紹介させて頂きます。

 

■The 1975
まず直近のグッドニュースとして挙げるべきはThe 1975。
2月に発売された『I Like It When You Sleep, for You Are So Beautiful Yet So Unaware of It(君が寝てる姿が好きなんだ。なぜなら君はとても美しいのにそれに全く気がついていないから。)』
長いタイトルに一瞬戸惑うこのニューアルバムが全英だけでなく全米でも初登場1位を獲得し、話題となりました。

マンチェスター出身の彼らは、80Sのようなエモーショナルでポップなサウンドを現代に昇華させた曲調が印象的。かといってそればかりではなく、サウンドはそれぞれでテイストが異なり彼らが聴いてきた多彩な音楽性が反映されています。
MVにも彼らの個性が出ており、今回はジャケット同様にピンクを基調としています。
(ちなみに前回のファーストアルバムはモノクロ)
普段はある程度聴き込むとシャッフルリピートする私ですが、The 1975は1枚のアルバムにしっかりとしたストーリー性が感じられ、曲順通り再生したくなります。

 

■TWO DOOR CINEMA CLUB
北アイルランド出身の彼らはご存知かもしれません。
フランスのレーベル“Kitsuné”に所属し、現在2枚のアルバムをリリースしています。

すぐに口ずさめるフレーズ、おしゃれで疾走感溢れるインディーダンスサウンドは、DJにも数多くリミックスされています。
私はとにかく彼らのギターリフが大好き!聴いているだけで気分を盛り上げてくれます。

 

↓UKプラチナディスク認定のデビューアルバム『Tourist History』の中でも私が好きな一曲です。

 

■BLOSSOMS
The 1975と同郷マンチェスターの出身。

なんと彼ら、結成されてまだ3年ばかり。年齢も20代半ばです。
私自身もまだ聴き始めて間もないですが、このサイケなサウンドを作ったのが自分よりも年下の男の子だとは何とも信じ難い。
UKでは若者から絶大な支持を得ているそうですが、私としてはオトナも魅了する要素をふんだんに持っているのではと勝手に思っています。それくらい曲調は渋さを持ち合わせています。

 

 

■James Bay
彼も弱冠25歳。日本の某モデルさんにそっくりと話題になりました。(調べればすぐに出てきます。)
ブルースロックなサウンドに彼の美声が交わり、正統派な仕上がり。
2016年ブリット・アワードで批評家賞を受賞し、グラミー賞新人賞にもノミネートされました。

実は3月上旬に来日単独公演があり、幸運な事に休みだった私も行ってきたのですが、
あの細身のカラダからは想像し難いほどのエネルギッシュなパフォーマンスに圧倒されました。
16歳からパブで単身演奏していた経歴のためか非常に堂々としていて、演奏技術・歌唱力も共に高い。
大物の風格です。とてもチャーミングなMCに好感も持てました。女性ファンが多いのも納得です。

 

 

 

いかがでしたか?
お気づきの方もいるかもしれませんが、実は今回ご紹介したアーティスト全て、なんと8月開催のサマーソニックに出演します。

 

いつの時代も良質なイギリスの音楽業界。
彼らの影響された音楽をフレーズで感じ取れ、それぞれに個性を感じられるUKサウンドに羨望の念が止まりません。

 

 

 

(おまけ)

Underworldと同じくサマーソニックヘッドライナーを務めるRadioheadが、『007スペクター』に提供予定だった楽曲もどうぞ。