新色追加!ドレイクスのペレニアルズコレクション|Drake’s銀座店 Naka | BRITISH MADE Staff blog

BLOG

新色追加!ドレイクスのペレニアルズコレクション|Drake’s銀座店 Naka

2021年秋冬の商品も少しずつ店頭に並び始め、新入荷の商品を手にするたびにドレイクスの新しい提案を感じることができます。今季で言えば、特にジャージー生地(スウェットやカットソー生地)のスタイリングがポイントとなっており、これほど多くのスタイリングにジャージー生地を用いたことはこれまでにありませんでした。このように変化をし続けているドレイクスですが、変化せずに継続して提案しているアイテムがあります。それが『Perennials Collection』のボタンダウンシャツです。

(左から)
Drake’s – White Oxford Cotton Cloth Button-Down Shirt ¥27,500-税込
Drake’s – Blue Ticking Stripe Cotton Oxford Cloth Button-Down Shirt ¥27,500-税込

私自身、このボタンダウンシャツにはとても愛着があり、某アパレルブランドに新卒で入社した20代の頃からずっとボタンダウンシャツを愛用し続けています。もうかれこれ15年ほどになるでしょうか。それ以来オンオフ共にボタンダウンシャツを着てきましたし、このシャツは気負うことなく着用することができ、使用されているオックスフォード生地はとても丈夫で長持ちすることもとても有り難い点でした。これらのボタンダウンシャツを含め、ドレイクスのコレクションの中でも定番的なアイテム群を私たちは『Perennials Collection(ペレニアルズコレクション)』と呼んでいます。

 

ペレニアルズコレクションとは

まず『Perennial』とはどういった意味なのでしょうか。この言葉を調べてみると

①四季を通じて続く
②長期間続く
③多年草

というような意味があるようです。それに複数形のsが付いているわけですから、ニュアンスとしては季節を問わず使えるコレクションということでしょう。私たちはよく定番という言い方をしますが、その場合は『Standard』、『Regular』、『Basic』というような英語を用いることが多いように思います。しかし、ドレイクスでは銀座店が始まった当初からこのような定番アイテムの商品群のことを『Perennials』と呼んでいます。私は英語について独学なのであまり詳しくはありませんが、イギリス人らしい趣のある言葉使いのように聞こえます。

 

普遍的なボタンダウンシャツ

変化するドレイクスのスタイルの中にある、変化しないシャツ。それがボタンダウンシャツです。それらは今季のルックにも使用されていますが、私が特に新鮮に感じたのは下のルックです。

今季ドレイクスとしては初めての提案となったパーカー(フーディッドスウェットシャツ)ですが、インナーとしてボタンダウンシャツを挟んでいます。このルックが非常にドレイクスらしい提案であると感じたのは私だけではないでしょう。パーカーのようなスポーティなアイテムをそれだけで着用してしまうととてもカジュアルな印象ですが、中にシャツをインするだけで少しドレスアップした印象となります。シャツの衿とブルゾンの衿の間にパーカーをサンドすることで、絶妙にドレイクスらしいテイストを作り上げていました。変化するドレイクスのスタイリングに普遍的なアイテムを取り入れるだけで、ドレイクスらしい生真面目な雰囲気を盛り込むことができた良い例となっているように思います。ちなみにこのパーカーは私も先行して着用していますのでこちらのご案内はまた今度させていただきたいと思います。

下の写真は、最もオーソドックスな着こなしでした。

Drake’s – Navy Cotton-Linen Games Blazer Mk. IV¥139,920-税込
Drake’s – White Oxford Cotton Cloth Button-Down Shirt¥27,500-税込

ネイビージャケットに色落ちジーンズ、インナーにはやや着込んだような白のオックスフォードボタンダウンシャツ。普遍的なスタイリングではありますが、白無地のシャツをノータイで着用するとどうしても男性特有の色気のようなものが出てしまう気がします。おそらくポプリン、ブロード等の薄手でしなやかな生地ならなおさらでしょう。しかし、白のオックスフォード生地のボタンダウンシャツであれば色気を抑えた堅実なスタイルを作り上げることができます。このようにオックスフォード生地とボタンダウンカラーの組み合わせは堅実さや真面目さを服装で表現するには打ってつけなのです。

また、上のネイビージャケットのスタイリングは8月8日に公開された『PERENNIALS WITH TOBIAS MENZIES』に掲載されています。トビアス・メンジーズ氏はご存知でしょうか。ここ数シーズン、時折ドレイクスのルックに登場している彼ですが、なんとも色気のある表情や立ち姿で非常に印象に残ってしまいます。彼はイギリスの俳優でドラマを中心に活躍をされているそうです。どうやら『007 カジノ・ロワイヤル』にも出演をされており、彼の醸し出す雰囲気がいつものモデルの方とは違うのはそのようなバックボーンがあるからかもしれません。『ペレニアルズ』と言う題名で掲載されたトビアス・メーンズ氏のルックですが、これらのルックを見ていきましょう。

 

 Drake’s – Blue Ticking Stripe Cotton Oxford Cloth Button-Down Shirt¥27,500-税込

股上深めのクラシックなトラウザーズにティッキングストライプのベーシックなボタンダウンシャツ。ごくシンプルなスタイルですが、ドレイクスが持つ適度なゆとりのあるシルエット、適切なサイズ選びによって非常に洗練されたスタイルが出来上がっています。袖の捲り具合も着慣れている雰囲気を演出しています。よく見るアイテム同士の組み合わせでこのような雰囲気が出るのは彼自身の魅力が滲みでているからでしょう。私自身ももう少し歳を重ねることでこのような雰囲気を出すことができるのでしょうか…。そうそう簡単なことではないように思います。

 

Drake’s – Clifford Desert Boot Dark Brown Roughout Suede with Rubber Sole¥55,440-税込

こちらも『Perennials』という名前の通り、ごくごくシンプルなスタイルです。チノにツィードジャケット、クルーネックセーターにスエードチャッカ―ブーツ。誰でもできるスタイリングですが、不思議と惹かれてしまいます。このスタイリングを見ていると、何を身に纏うかなんてことはさして重要ではないのでは?とも思ってしまうほどです。没個性なスタイリングにすることで、逆に本人の魅力が際立って見える良い例なのかもしれません。

これらのスタイリングを何度も見直したことでひとつ気づいたことがあります。もしかすると、新しいスタイリング提案のあるシーズンとシーズンの狭間に『Perennials』のコレクションを身につけることで自分自身を見直す良いきっかけになるのかもしれません。半年間楽しんだスタイリングをリセットし、初心に帰る。初心に帰ることで自分の成長を再確認し、またフラットな心構えで新しいシーズンを受け入れ、楽しむのです。『Perennials Collection』は私たちの原点であり、終着点である可能性を彼の着こなしから垣間見ることができました。

 

今季追加された新色のボタンダウンシャツ

私たちの原点である『Perennials Collection』ですが、銀座店では新色を追加しています。特にボタンダウンシャツの新色は、他のブランドでもなかなか見ることの少なくなった色展開をご用意いたしました。皆様もボタンダウンシャツという普遍的なアイテムを何着もお持ちかと思いますが、この機会にそれらの色バリエーションを増やしていただきたいと思います。お持ちの色を増やせば、シンプルで普遍的なスタイリングであったとしてもその時々に合わせた微妙なニュアンスを表現し、楽しむことができるはずです。

(左から)
Drake’s – Green Cotton Oxford Cloth Button-Down Shirt ¥35,310-税込
Drake’s – Grey Cotton Oxford Cloth Button-Down Shirt ¥35,310-税込

特に右のグレーは銀座店で初めて取り扱う色となります。ここ最近では市場でもなかなか見ることは少なくなりましたが、着用すると昔の俳優が着ていたような…古風な雰囲気が出るはずです。意外と見かけないグレーの無地はシーズンを問わずスーツやジャケパンスタイルによく馴染むでしょう。これからの時期であればフランネルのスーツやツィードジャケットのインナーとして使っていただけると重宝するはずです。

 

(左から)
Drake’s – Aqua Ticking Stripe Cotton Oxford Cloth Button-Down Shirt¥35,310-税込
Drake’s – Black Ticking Stripe Cotton Oxford Cloth Button-Down Shirt¥35,310-税込
Drake’s – Green Ticking Stripe Cotton Oxford Cloth Button-Down Shirt¥35,310-税込

次は定番のティッキングストライプです。中央のブラックと右のアクアが新色です。ブラックは言うまでもなく、アクアもとても珍しいカラーです。紺ブレなどにも相性が良く、一枚で羽織っても主役になるでしょう。冬場はクルーネックセーターの挿し色としてお使いください。

 

新しい定番になりうる新型のシャツ

また、今後Drake’sの定番になる可能性を持つシャツを何点か紹介いたします。この機会に先物買いをし、一足先に楽しんでみてはいかがでしょうか。

Drake’s – White and Blue Butchers Stripe Cotton Poplin Club Collar Shirt¥39,270-税込

クラブカラー(ラウンドカラー)はドレイクスでもオーダーで作ることができるのですが、今季はインラインでの扱いとなりました。クラブカラーにフラップ付きポケットとはなかなか洒落が効いています。この衿はもともと古くからありオーセンティックなスタイルを作るには最適ですが、フラップ付きポケットにすることでややワークテイストをプラスしています。このバランス感覚がとてもドレイクスらしいスタイルですし、このスタイルに間隔の広いダブルストライプの生地を選んでいるのも魅力の一つです。

また、今回の入荷で大きな発見がありました。それは衿です。

私がよく見かけるラウンドカラーよりも鋭角なカットになっています。このカットにすることで、なんとなく可愛くなりがちな雰囲気をシャープにまとめ上げています。ここがとてもイギリスらしいように思います。また、生地はオックスフォードまで厚手ではありませんが、シャンブレー生地のような薄手でやや凹凸感のある生地選びをしており、この点も独特なディテールと相まって魅力的なシャツとして仕上がっています。

 

(左から)
Drake’s – Western Blue Chambray Shirt ¥45,320-税込
Drake’s – Western Red Chambray Shirt ¥45,320-税込

最後にご紹介するのは、こちらもドレイクスとしては初めてとなるウエスタンシャツとなります。よく画像をご覧ください。衿は時折ドレイクスで見かける柔らかなロングポイントカラー、ボタンはウエスタンシャツではあまり見かけない猫目ボタンです。これらのディテールの組み合わせ、生地の色選びが非常に魅力的に映ります。

拡大するとよく見えるでしょうか。個人的には特に赤のシャンブレーがおすすめです。まだルックには使われていませんがきっともうすぐ登場するはずです。ドレイクスがどのようにウエスタンシャツを着こなすのか、今からとても楽しみです。このシャツのその他のディテールについても、また機会があればご案内いたしますのでまずは店頭にてご覧いただければ幸いです。

さて、本日はドレイクスの『Perennials Collection』の一部と、新型をご覧いただきましたがいかがでしたでしょうか。ちょうどシーズンとシーズンの狭間にこれらの定番的なシャツを着用し私たちのスタイルの原点に帰ってみましょう。そうすることで秋冬の新しいシーズンを新鮮な気持ちで迎えられるはずです。

Drake’s銀座店

Naka

 

それともしお時間があれば、下のブログもお読みください。ドレイクスのシャツについて詳しくまとめております。

ドレイクスのアイデンティティ。自社工場にこだわり、シャツを作り続ける理由とは?|Drake’s銀座店 Naka

 

Drake’s 銀座店
〒104-0061
東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 5F
TEL:03-6263-9955
Email:ginza@drakes.com
営業時間:9/18(土)現在、短縮営業時間(10:30~20:00)となっております。

Shop List