2019.04.09

Food For Thought 台湾からの有志の上陸『DIN TAI FUNG 』

在英が僕と同じぐらい長い日本人の方々から、最近コベントガーデンに最近進出して来た台湾発祥の有名店『鼎泰豊/ ディンタイフォン』に行った?と聞かれる事が多く、私には全くこのお店の知識が無く、日本で行列ができるお店でもあり世界あらゆる都市に出店しているぐらい有名なレストランらしい。日本とかわらず美味しいという人もいれば、日本ほど、いやロンドンの方が美味しいという人も。という事で、在英の日本人長年組と一緒にトライしてみようという話になり、早速行ってきました。
長蛇の列ができたりするから、できるだけ早くという事で平日の18時にお店で集合、難なくすぐに入れてラッキー。創業40年強、ルーツは台湾にあり、ニューヨークタイムズ紙でトップ10に選ばれたレストランであるとメニューにも記載があり、ロンドンのフーディー界隈ではいつロンドンに出店するのとずっと話題になっていたみたい。2フロアに分かれたダイニングエリアは250席収容の大型店、どうやら待ち時間があるのは平日の夜と週末らしく、平日の昼間から夕方は結構待たずに入れるらしい。CoCo壱番屋のロンドン店オープン、韓国系の焼肉屋がロンドンでは殆どの焼肉事情もKINTANと『八』のオープンで日本焼肉屋もオープンしたりと色々な国産和牛(オーストラリア産和牛等)を出していたりと、多国籍化している。『BREXIT』の渦中、フードの業界は前とかわらずに出店や進出などで盛んな感じがする。
平日の18時は全く行列の気配は無し。区画整理等で整備されてきているコベントガーデンエリアへの出店
ニューヨークタイムズ紙で世界トップ10に選ばれたレストランという記載も。オーセンティックな台湾料理で、世界各国に進出
まずは前菜のメニューから、いくつか。台湾おつまみ、木耳と細切り生姜の酢の物、サヤインゲンと豚挽肉と小海老の炒め物。具の歯応えもしっかりしとしてドレッシングの味もきつく無く基本薄味でおそらく次回来る時もオーダーしたいと思う一品達。特に台湾おつまみは、モヤシや豆腐、メカブと絶妙でバランスの良いドレッシングがかかっていて、美味しい一品。
ここは、小龍包で有名なお店らしくメニューにも一つの小龍包を作るのに6段階の過程と40分の手作業の賜物ですという覚書が。メニューで拡大されている2品、通常のバージョンと海老バージョンの小龍包を取り敢えずオーダー。
ロンドンの中華街でよく食する小龍包は、皮が既にふやけてたり、箸で掴むと直ぐに破けたりと弾力性もない物が多い中で、ここは皮に弾力があり、皮に光沢感もある。中の肉餡もジューシーでスープも熱すぎず、食べやすい。エビの小籠包は、プリッとした食感が印象的で薄めの塩味も上品で、食べやすい。確かにこれは結構食べたくなる味だと思った。雲呑麺は、個人的には逆にさっぱりしすぎて優しすぎる感じが、個人的な好みだろうが。
ピリ辛の雲呑と海老チャーハン。硬めの米粒と味付けも、最後にオーダーされる一品として考えているのか、優しい味付けで美味しかったです。
基本、日本人好みの薄味の中華。イギリスの大半の中華は、これまでもかというぐらい濃い味付けときつめの油のイメージが通常なので、かなり人気になりそう。既に、ロンドン市内センターポイント近くで2号店目を今年中にオープンする事が決まっているらしい。とある英国新聞のフードコラムでは、長時間をかけて並ぶほどの価値はあまりないかも?と書いているような批評も見かけるなか、個人的にはまた行きたいなと思わせてくれるお店でした。250席もあるような大きな空間とちょっと高級店を装う内装などは、ちょっと残念かなと思いながら、こぢんまりと家庭的で、回転の早いお店、気軽に手軽に行けるぐらいの感じがより彼らの料理にあっているのにと思いながらも、また行きたいなと思わせるサービスとクオリティーでした。ロンドンもしくは日本の鼎泰豊のどちらかが美味しいか?今度日本でトライする楽しみができましたね。

Din Tai Fung UK
住所:5 Henrietta St, London WC2E 8PT
最寄り駅:Covent Garden駅から徒歩5分程
www.dintaifung-uk.com
Text&Photo by Tatsuo Hino

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日野 達雄

日野達雄

英国在住歴16年のメディア/ファッションコンサルタント。
英スタイル雑誌の出身で英/日の雑誌にも寄稿をするライターでありながら、音楽、ファッション、フード、写真と様々なジャンルでのコンサルティング業務に携わる。

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