ランナーにおすすめの映画 ベスト10 | BRITISH MADE

ランナーにおすすめの映画 ベスト10

2021.10.07

イギリス生まれのブランド Iffley Road <イフリーロード>は、走ることをライフスタイルの一環として楽しむ人たちのために、ハイスペックなランニングウェアを数多く生産しています。そんなイフリーロードの公式サイトでは、ランナーたちのモチベーションを高めるコンテンツが配信されています。

そこで今回は、そんなイフリーロードの魅力的なコンテンツの中から、秋の夜長にぴったりの話題をご紹介。

東京オリンピックに刺激を受けてランニングを始めたばかりの人も、テレワークが続いて今すぐ体を動かしたい人も、走らないけれどランニングカルチャーに触れてみたい人も、このリストにある映画を観れば、走ることがもっと好きになりますよ!

(*この記事は、イフリーロードの公式ウェブサイトに公開されている英語版の記事をもとに、映画情報を補足したものです)
https://www.iffleyroad.com/blogs/journal/10-of-the-best-running-films

ランニングが題材の秀逸な映画を観ることができたら、それはもう最高ですよね。ロックダウンが続いている今こそ、イフリーロードのお気に入り映画をご紹介したいと思います。

■ 実話編

1.『ランニング フォー グッド』(2018)

新しい映画を1本だけ観るなら、このドキュメンタリーをぜひ観ていただきたいと思います。イギリス人のフィオナ・オークスは、マラソンで4つの世界記録を保持する長距離ランナーです。彼女は14歳のときに医者から「もう普通に歩くことはできない」と告げられ膝蓋骨を失います。本作では、そんなフィオナが、灼熱のサハラ砂漠で約230kmを駆け抜ける「Marathon des Sables(サハラマラソン)」に向けて準備をしていく様子が描かれています。走っていないときは、自身が所有するサンクチュアリにいる450匹以上の動物の世話をして過ごします。フィオナは、断固たる決意と優しい心の両方を持ち合わせた稀有な存在なのです。

2. 『バークレイ・マラソン:前代未聞の超ウルトラ耐久レース』(2014)

開催から25年、100マイル(160km)を60時間で走らなければならないコースを完走できたのは、わずか10人。バークレイ・マラソンは、1977年にキング牧師の暗殺に関わっていたジェームズ・アール・レイが刑務所から脱獄したことにインスピレーションを得て誕生したウルトラマラソンです。100マイルのフルコースは世界で最も過酷と言われていますが、60マイル(97km)のコースは“ファンラン”として人気です。登山やトレイルランニングをしている人なら、きっとモチベーションが上がるはず!

■ ドラマ・コメディ編

3.『ラン・ファットボーイ・ラン 走れメタボ』(2007)

サイモン・ペッグ主演の本作は、酔った勢いでロンドンマラソンに参加することになってしまった男デニスの物語です。行き当たりばったりのトレーニングや、ランナーでないが故に起こる大会当日のドタバタには心底笑えるはず!これまで人生の大事な場面からいつも逃げてきたデニスは、失った愛を取り戻すことができるのか!?

4.『The Office(ジ・オフィス)』シーズン4 エピソード1:Fun Run (米リメイク版)(2007)

『ジ・オフィス』は、日本での知名度はあまり高くありませんが、イギリスやアメリカでは大ヒットを記録したコメディドラマです。『ジ・オフィス』が画期的だったのは、“モキュメンタリー”というドキュメンタリー形式を用いたフィクション作品に仕上げられていること。上の動画のように、テレビ局のカメラが密着しているという体で話は進みます。

ある日、オフィスマネジャーのマイケル・スコットが5kmのチャリティマラソンに全員参加するよう言い出すと、オフィスは大混乱に陥ります。カーボローディング(運動エネルギーを通常より多く体内に蓄えるための食事法)に失敗したり、乳首から出血したり、ランナーならではのトラブルが観る人を笑わせてくれます。ジ・オフィスの中でも、このエピソードは特にお気に入りです。

5.『世界にひとつのプレイブック』(2012)

この映画の主題は走ることではありませんが、走るシーンがたくさん出てくる作品です。主人公のパットは、妻の不倫相手に暴力をふるったことから、セラピーを受けることになりますが、自分の気持ちを整理するために走ることを選びます。ある日、夫と死別したティファニーに出会うことで、物語は展開し始めます。

本作は第85回アカデミー賞で8部門にノミネートされ、俳優ジェニファー・ローレンスは主演女優賞を受賞しました。

6.『不屈の男 アンブロークン』(2014)

著者ローラ・ヒレンブランドによる伝記を原作とし、アンジェリーナ・ジョリーが監督をつとめた本作は、第二次世界大戦中に捕虜となったアメリカのオリンピック陸上競技記録保持者ルイ・ザンペリー二の実話を描いています。ルイを陸上選手に育て上げた兄の「耐え抜けばやれる。自分から挫けるな」という言葉が、過酷な捕虜生活を支えます。

7.『ブリタニー・ランズ・ア・マラソン』(2019)

舞台はニューヨーク。気さくで社交的だけど、長年トラウマやコンプレックスに苦しんできたブリタニー・フォーグラーは、ジョギングを通して少しずつ自信を取り戻していきます。2019年に公開された比較的新しい映画で、実は私たちもまだ観ていないのですが、いつものハリウッド映画とはちがい大絶賛されています。レビューもべた褒めのようですね。

“ややムラはあるものの、基本的には好感が持てる物語。あり得ないほど高い目標を掲げることの喜び、そして、結果として得られる仲間。その中心には、主演ジリアン・ベルの力強く献身的な演技がある” ― 映画誌エンパイアより

■ クラシック編

8.『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)

この映画は、真の名作です。トム・ハンクスが演じた、頭は少し弱いけれど無我夢中で走りつづける男の姿に感動しない人はいないでしょう。素晴らしい名言が数多く生まれ、公開から25年経った今でも、私たちが大好きな映画です。

9.『炎のランナー』(1981)

第54回アカデミー賞作品賞を受賞。実話を基にした本作は、実在した2人のランナーが主人公。走ることによって栄光を勝ち取り、真のイギリス人になろうとするユダヤ人のハロルドと、神への信仰の証として走るスコットランド人牧師のエリック。それぞれの思いを胸に、1924年のパリオリンピックを目指します。

映画のオープニング曲に使われている『タイトルズ』は誰もが聞いたことのある名曲です!イフリーロードのドーバー ホワイト シャツやカンブリアン Tシャツ トラックホワイトは、この映画からインスピレーションを得て作ったアイテムです。

10.『長距離ランナーの孤独』(1962)

短編小説を基にしたイギリスの青春映画。スラム街出身の少年が大会に向けてトレーニングをしながら、自分の悩める過去を振り返る物語です。ここで注目していただきたいのは、走るという純粋な行為が、肉体的なフィットネスにとどまらず、精神的な逃避と幸福のためにも役立つということです。走ることから得られる効果を完璧なまでに表現した作品です。


いかがでしたか。私たちがまだ観ていないランナーが登場する映画はたくさんあると思います。もしよろしければ、みんさんのお気に入りの作品もぜひ教えてください!

Main photo credit: ‘Chariots of Fire’ – © 2017 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.


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