イギリスお土産ハック3選 | BRITISH MADE

川合亮平、僕のUK観光道 イギリスお土産ハック3選

2019.01.15

こんにちは。川合亮平です。

突然ですが、お土産って、結構いろんな思惑とか状況とかが透けて見えたりしませんか?
まあ、何も深く考えることなく、差し上げる時はあくまで恣意的に配り、頂く時はただただありがたく頂けば良いんでしょうが。
とはいえ、僕個人的なワガママな感情としては、差し上げるからには相手にできるだけ喜んでほしいし、頂く時は相手の個人的想いをできるだけ感じたい、と思うわけです。

「たくさんの中の一つ?じゃあええわ」という人間なんですよ、僕。
“うわっ。めんどくさ!”と思われたあなたは大正解。
100%印刷で手書き箇所ゼロの年賀状なんて受け取ったその場で破って捨てたいタイプなんですよ。
(過激な描写であいすみません。あくまで例えです。実際に捨てないですよ。だってお年玉くじがあるしねぇ。)

そんなこんなで今回は、“差し上げるからには相手にできるだけ喜んでほしいし”という想いを前提とした、僕なりのイギリスお土産ハックをご紹介しますね。

ハック1:ご当地ものを買う

せっかくイギリスまで往復25時間(経由便ならもっと長く)かけて行って帰ってきて、意気揚々と渡したお土産に対して「あれ、これ、そこの角の舶来もんスーパーで売ってるで。5割引で」とか言われたら、やるせなさすぎますよね。

だからご当地にこだわりたい気持ちは強いです。
インターネット全盛で、ボーダーレスな物の行き来が珍しくない昨今だらこそ、ますます“ここでしか買えない”にこだわりたい。

例えば、イギリスは(意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが)チョコレート文化が発達してまして、特にロンドンでは様々な特色を打ち出した手作りチョコのお店も多いんですよ、有名・無名問わず。
季節に応じてパッケージングデザインが変わったりもするので、そういう時節感をお土産の要素に取り入れるのもナイスだと思いますよ。
ロンドン発のラグジュアリーチョコとしてその名を知られるROCOCO Chocolateのロアルド・ダール・チョコバーシリーズ。
ノッティングヒルにお店がある手作りラグジュアリーチョコのお店Meltのおしゃれなパッケージ
創業1797年。英国で一番古いチーズ屋さんとして知られるPaxton&Whitfieldで、日本ではお目にかかれない地元チーズを買うのもアリです。(お店はロンドン、バース、ストラットフォードアポンエイボンにあります)
全世界のスタバでは“You are here collection”というご当地マグが販売されています。僕はスタバ勤務の日本の友達にこれまで3つのUKマグをお土産として進呈しました。You are hereのロンドン、You are hereのエジンバラ、そして、数年前にシェイクスピアの生誕か没後かのアニバーサリーイヤーの時の、スタバ・シェイクスピアマグです。

ハック2:食のオスカーを買う

イギリスには“great taste”という食品に対するアワードがあります。
映画で言うところのオスカー、文学で言うところのブッカー賞、といわれるくらいの信頼と実績のあるアワードで、受賞食品にはパッケージに“great taste”のステッカーが貼られることになります。ステッカーには受賞年も記されています。

僕は個人的に、“great taste”にはかなりの信頼を置いてまして、お店でこのステッカーを見かけたりすると、ついつい購入したくなるんですよね。「これなら間違いないだろう」ということで。

このような確固たる背景知識がちょっとあったりすると、気の利いたお土産になること請け合いですよ。
「映画で言うところのオスカーだぜ」とこれ見よがしに吹聴したりして。
ブライトンを拠点とする紅茶専門店 Bird and Blendの紅茶。実際これをお土産としてお世話になっている方に渡したんですが、「めちゃくちゃ美味しかった!」とえらく感動していただきました。
スコットランドを拠点とする手作りチョコCOCO Chocolateのアワード受賞チョコ。ジン&トニック味です。エジンバラを歩き回ってチョコ好きの妻のためにわざわざ購入して自信満々で手渡したんですが、“great taste”の前にその味のユニークさに目を奪われたお酒を飲まない彼女は一言「ジン&トニック?きもちわる。いらんわ」。
いや、ゲンナリしましたね、実際問題。
でもそんなことには負けませんよ、僕。
“great taste”の食品を積極的にハントしたい場合、まずアワードの公式ウェブサイトに行けば、チョコレートならチョコレートと商品を絞って検索可能です。そしてそれぞれの商品の詳細ページに飛べるようになってますので、どこで買えるのかをチェックするのが良いと思います。

ハック3:スーパーで買う 

“会社の皆さんでどうぞ”的な感じで、とにかく量で勝負!という方はローカルスーパーでのお土産ハントをお勧めします。

だって、同じようなビスケットを買うにしても、例えば空港のお土産屋と比べると、その値段は半額、場合によってはそれ以下で買えるんですから。そして、空港土産ってやっぱりポピュラーなチョイスになりがちなんで、地元スーパーで買ったほうが、受け取るほうとしても希少価値を感じられると思うんです。

イギリスのローカルのスーパーというのは例えば、
TESCO、Sainsbury’s、Waitroseなどです。
Sainsbury’sの棚に並ぶお土産候補たち。パッケージもそこそこオシャレでしょ?これ、同じようなものを空港で買うと、5倍くらいの値段、普通にするんですよねー。
普通の庶民がおうちで飲む用の紅茶もリーズナブルで良いと思います。
スーパーを巡るとたぶんお土産物として利用できるいろいろな掘り出し物に出会えると思いますよ。

日本ではなかなか買えない(買えてもかなり高い)イギリスの庶民の味『マーマイト』が僕は大好きなんですが、それももちろんスーパーでゲットだぜ(あ、それはお土産じゃなくて自分用ですが)。
かなりかさばるんですが、英国→日本に戻る時、個人(家族)的にはシリアルもマスト・バイのアイテムの1つとなっています。Pillowsという種類のシリアルが(子供達は)好きなんですが、日本ではあまり見かけないし、あったとしてもイギリスのスーパーの値段に比べて約5倍以上する印象です。
いかでしたでしょうか?次回のイギリスお土産選びに役に立つ情報があったとすれば嬉しいです。

ではまた次回の記事でお会いしましょう。
川合亮平でした。

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Text&Photo by R.Kawai

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川合 亮平

川合 亮平

(かわいりょうへい)

通訳者・東京在住

関西の人気テレビ番組で紹介され、累計1万部突破の『なんでやねんを英語で言えますか?』(KADOKAWA)をはじめ、著書・翻訳書・関連書は10冊以上を数える。

通訳者としては直近で東京五輪関連のビジネス会議、アスリート通訳に携わる。その他、歌手のエド・シーラン、映画『ファンタビ』シリーズのエディ・レッドメイン、BBCドラマ『シャーロック』のベネディクト・カンバーバッチ、マーティン・フリーマン、ヒットドラマ『ダウントン・アビー』の主要キャストなど、ミュージシャン、俳優への通訳・インタビューも多数手がけている。

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