2019.08.20

川合亮平、僕のUK観光道 フィッシュ&チップス&ドーナツ

こんにちは、ロンドンから川合亮平です。

スコットランド史上初のデザイン・ミュージアムとなったV&A Dundee(V&Aダンディー)は、2018年9月にオープンした新しいミュージアムです。

英国情報を(ある程度)フォローしている人なら、このミュージアムのオープンが当時結構大きなニュースなっていたことを覚えていらっしゃるかもしれません。

日本人建築家である隈研吾氏がデザインを担当したこのミュージアムのオープンは、国内外でかなり注目を浴びるニュースだったのです。
V&Aダンディー 「ダンディー降りたら2分でV&A」という盗作バレバレのキャッチコピーを作ろうかしらというくらい、駅の目の前にあります。隈研吾氏は、スコットランド東岸の断崖をイメージしてこのデザインを完成させたとのこと。
V&Aダンディー エントランス
公式オープン式典にはウィリアム王子とキャサリン妃が駆けつけました。
V&Aダンディー 2階から1階を見下ろします。
オープン当時の目標:『1年以内に50万訪問者』を、オープン半年後の2019年3月末に達成し、非常に順調なスタートを切っています。
V&Aダンディー地図 「ダンディーってどこ?」という方はこちらをご参照ください。

運命を感じたV&A Dundee訪問

僕が訪れた時、V&A Dundeeでは特別展『VIDEOGAMES』が開催中でした。(〜2019年9月8日)
(ミュージアム自体の入場は無料ですが、特別展は有料です)
特別展『VIDEOGAMES』
ロンドン通、アート通の方なら覚えていらっしゃるかもしれませんが、この『VIDEOGAMES』展、実は、V&A Dundeeの母体とも言えるロンドンV&Aにて、2018年9月8日〜2019年2月24日、開催されていたのです。
(当時、ロンドンでもかなり話題になり、数多くのメディアが高評価を報じていました)

スタッフの方によると、V&A DundeeはロンドンV&A初の姉妹ミュージアムなので、特別展は、ロンドンV&Aで過去行ったものとDundee独自のものが交差するような形に今後はなっていくとのことでした。

さて、ここで話を唐突に1年前(2018年)の京都に飛ばします。

2018年の夏、僕は京都で高校時代の親友と実に20年振に再開していました。

かけがえのない愉快な時間を過ごす中で衝撃の事実を知るに至ります。

今や誰もが知るくらいのあの人気キャラクターのデザインを手がけたのは実は、何を隠そう僕の目の前でニヤニヤ笑っている高校時代の親友であった、と。

さらに、そのキャラクターがフィーチャーされる特別展がロンドンのV & Aで来月から開催される、と。

「まじかよ」な瞬間ですよね。
大きな驚きと心からの祝福、そしてこういうハッピー・サプライズをもたらしてくれた20年という月日に心から感謝の意を捧げました。

「是非生でみたいなぁ・・・。でもその期間ロンドンに居る予定も予感もないなぁ。残念やけど・・・」

結局、現地での目撃は叶わず、でも僕の中には確かな誇りと歓びが刻まれたわけです。

それから1年・・・。

今年の夏前、スコットランドを取材先に決めただけで、V&A Dundeeを訪れる予定は全くありませんでした。
話の流れで取材が(ありがたいことに)自然に決定し、予備知識のないまま現地を訪れた僕の前に現れた『VIDEOGAMES』展。

2018年夏の京都から1年を経て、親友が手がけたキャラクターを英国の地で目撃する、という叶わないと思っていた願望が、偶然、突然に実現した瞬間でした。

人生が時折届けてくれるこういった素敵なシンクロニシティを僕は両手を広げて大いに歓迎するのです。

フィッシュ&チップス&ドーナツ

ダンディーにある美味を堪能できる2店をご紹介します。

V&A Dundeeを訪れたついでに、いや、この2店を訪れたついでにV&A Dundeeへ、と言うべきかな。

それは、あなたの趣味趣向が“花なのか団子なのか”で、各自ご判断くださいませ。

まず1店目:
V&A Dundee
V&A Dundeeの2階にあるカフェレストランは、天井が高く、目の前いっぱいに広がる雄大なスコットランドの風景が爽快です。
テイ川を臨みながら、お手頃価格でお食事がいただけるおすすめの場所。

すごく清々しい場所ですよ。
V&A Dundee
フィッシュ&チップス 僕はフィッシュ&チップスをいただきました、最高でした。
フィッシュ&チップスって、どこのも同じのように感じるかもしれないのですが、シンプルな分だけ、「うまい」vs「もひとつ」が如実に出る料理なんですよね。

5年ほど前に亡くなったイギリス人の義父が15年前から何かにつけてそう言っていたんです。当時は「ふーん」という感じだったのですが、僕はその事実に最近ようやく実感を持って気づいたんです。

うまいものはホントにうまい。そして、こちらV&A Dundeeのフィッシュ&チップスは大正解、本当に美味しかったです。水辺で食べるフィッシュ&チップスはまた格別、という側面もあります。

この動画にて現地生レポートしていますのでよろしければご覧下さい:
『逆光の中でフィッシュ&チップスを食べるだけの話』

そして2店目:

僕は知らなかったんですが、ダンディーケーキという種類のケーキがあり、その発祥の地は(当然ながら)ダンディーなんですね。(ダンディーケーキの発祥地がグラスゴーやったらおこるでしかし、という話ですよね)

本場のダンディーケーキを食べられる良いお店はないかなと思って探して発見いたしました。
1919年創業の老舗ベイカリー(ケーキ屋さん)。現在スコットランド3都市にて店舗を展開しています。

グラスゴーやエディンバラのような比較的ポピュラーな都市にはないお店なので、ダンディーに来たら、是非訪れてダンディーケーキを頬張るのがおすすめです。
Fisher and Donaldson ダンディーの”Fisher and Donaldson”はV&Aからも駅からも徒歩5分程の好立地。
ダンディーケーキ こちらがダンディーケーキです。お店の中には、イートインスペースもありますよ。
地元でかなりの人気店のようです。レビューも非常に高く、どうやらファッジ・ドーナツが看板お菓子の1つのようなのです。
ファッジ・ドーナツ ファッジというのはイギリスのお菓子の名称です。まあ平たくいうと、“砂糖の塊”。
そんなこんなで、ダンディーケーキとファッジドーナツをV&A Dundeeの目の前で試食する動画をアップしましたのでどうぞ:
『スコットランドで評判のケーキとドーナツを食べてるだけの話』

ホテルはこちらで

そんな、お腹も心も満足感に浸れる素敵なダンディーで僕が今回お世話になったホテルは:Malmaison Dundee
Malmaison Dundee 駅からもV&Aからも徒歩2分。窓からはテイ川の悠々たる流れを眺めることができます(部屋の窓がそちらに向いていれば)
Malmaison Dundee 快適なステイでした。
Malmaison Dundee Malmaison Dundee 内装デザインはなんとなくゴシック調で特徴的でした。エントランスの取っ手が角的な形のデザインになってたり。
ベジタリアン・ブレックファスト ベジタリアン・ブレックファスト 4つ星のホテルです。ホテルの星数って、朝食のクオリティに如実に反映されるというのが僕の個人的感想なのですが、そういう意味で、こちらのホテルの朝食はとてもゆったりとした気分で食事を楽しめましたよ。
ベジタリアン・ブレックファスト、美味しかった!

まとめ

ダンディーは、グラスゴーからは電車で1時間半、エディンバラからは電車で1時間弱です。

グラスゴーもエディンバラも活気がある街なのですが、ダンディーは、駅に降り立った途端にゆったりした落ち着いた雰囲気が感じられ、それがとても印象的でした。

V&A Dundeeのあるテイ川のウォーターフロントエリアは、今後どんどん開発が進んでいくんじゃないかな、という予感がしています。

UKの素敵なウォーターフロントといえば、世界遺産にもなっているリヴァプールのウォーターフロントが思い出されますが、ダンディーの今後の展開に大いに期待しています。
ウォーターフロント
では次回も英国からBritish Madeなストーリーをお届けします、
川合亮平でした。

p.s.
テイ川 ジョギングマップ テイ川沿いには走れるスペースもあります!僕のようなジョガーにも優しい街。
p.p.s.
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Photo&Text by R.Kawai


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川合 亮平

川合 亮平

(かわいりょうへい)

通訳者・翻訳者。

関西の人気テレビ番組で紹介され、累計1万部突破の『なんでやねんを英語で言えますか?』(KADOKAWA)をはじめ、著書・翻訳書・関連書は現在9冊。

【最近の通訳実績】:
●エディ・レッドメイン来日イベント通訳(OMEGA主催)
● TBSドラマ『グッドワイフ』制作会議通訳
など

エンターテイメント、イギリス観光・文化情報を発信するジャーナリストとしても活動中。
【インタビュー実績】:
●ベネディクト・カンバーバッチ
●マーティン・フリーマン
●エド・シーラン
●ドラマ『ダウントン・アビー』の主要キャスト
など

出版物
著書 「なんでやねんを英語で言えますか?」「本場のイギリス英語を聞く」「つながる英会話」

翻訳書「世界名作”ひとこと”劇場」
監修「自分つっこみクマの のんびりシンプル英会話」など

共著 「イギリス英語を聞くThe Red Book」「イギリス英語を聞くThe Blue Book」

関連リンク
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