BRITISH MADE

カメラを片手にイギリスへ。 英国で写真を学ぶ大学生がこっそり教える、ツウなロンドン巡り3選。

2019.09.05

はじめまして。イギリス在住大学生のあかねです。

今回から“STORIES”にて連載をさせていただくことになりました。様々な分野で活躍されている英国通の方々とともに寄稿させていただくなんて、本当に光栄です…!今までになかった新たな視点から、イギリスの魅力をたくさんお伝えしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします!


わたしは現在、イギリスの大学で写真を専攻しています。こうやって自己紹介をすると、ほとんどの人に「イギリスか〜いいね!ロンドン?」と聞いてもらえるのですが、皆さんお馴染みのロンドンではなくそこから特急電車で1時間ほど行った街で大学生活を送っています。逆にイギリスでは、毎回のように ”Oh you’re Japanese, from Tokyo? (訳:お、日本人なんだ。東京出身?)”と同じような返しをされるのですが、気持ちだけでもロンドンガール・トーキョーガールということで。

ロンドンは本当に魅力的な街で大好きな場所なので、週末にはお出かけや撮影でよく行っています。わたしはInstagramにてそんなイギリスでの日常をシェアしているのですが、本当にありがたいことに多くの方からDMをいただきます。その中でもよくあるのが、これからイギリスへ旅行や留学に行きたい方からのオススメの観光地に関する質問。でも、「ド定番のロンドン観光もいいけれど、もっともっとお洒落で素敵なところが溢れてるよ〜〜」とぜひとも声を大にして言いたい!

ということで、フォトグラファーとして撮影、プロジェクトのアートディレクション、作品撮りの被写体として活動、などなど…ちょっぴりクリエイティブな英国ライフを送っている大学生のわたしが、英国通の大人のみなさまのために厳選したロンドンお洒落スポットへご案内いたします。

1. The Conran Shop

わたしは、カルチャーやアート、カフェ好きな両親の影響で、小さい頃からインテリア雑貨や建築などにも興味を持ち、お洒落なショップに通うのが大好きでした。代官山や中目黒に入り浸り、大人びたシティライフを謳歌していた懐かしき高校時代。今思えば、あの制服姿で大人な街を闊歩していて、(なんだあの子は?)という目で見られていたに違いありません。

数あるお気に入りのショップたちの中でも、小さい頃からよく両親に連れられて行っていたのが、丸の内にあるコンランショップ。お恥ずかしながら、なんと渡英する際にイギリス発祥のお店なのだということを知りました。本場ロンドンにはチェルシーにある本店とマリルボーン店の2店舗があるのですが、今回は観光の際に立ち寄りやすい場所にある、マリルボーン店をご紹介いたします。

閑静な通りに洒落たブティックが立ち並ぶ、ロンドン屈指の高級住宅街、マリルボーンエリア。リージェンツパーク駅からボンドストリート方面へ向かい、5分ほど大通り沿いを歩いてゆくとすぐ、赤レンガ調の倉庫のような不思議な建物が見えてきます。


ガラス張りのウィンドウスペースには、今人気の家具たちが並び、道ゆく人々の心を一瞬でときめかせるディスプレイが。雰囲気抜群の外観に期待が高まります。
ドア横に立っている紳士なスタッフに「さあこちらへ。」と促されお店の中へ足を踏み入れると、グリーンのアイテムが並ぶコーナの横には凛とした姿のCharles & Ray Eames (チャールズ&レイ・イームズ) がデザインしたラウンジチェア&オットマンが。

こちらのお店は3フロアで構成されていて、まず1階にはお部屋を彩る小物たち、英国発トラベル&ライフスタイル誌であるCEREAL MAGAZINEが手がけるシティガイドをはじめ、数え切れないほどのお洒落な洋書やマガジンがおかれています。またカフェも併設されているので、ショッピングの間のくつろぎスペースとしてもご利用いただけます。

いや〜それにしても最初のフロアから魅力的すぎて、一歩進む度にふと足を止めてしまうほどです。一通り見て回ったら、ちょっとドキドキしながら次のフロアへ。店内中央にある螺旋階段を登り、2階へ上がるとキッチン用品・照明がディスプレイされており、3階は家具・レストランのフロアとなっています。Arne Jacobsen(アルネ・ジェイコブセン)やHermanMiller(ハーマンミラー)社などのデザイン、実用性にこだわった家具が揃うコンランショップの、オリジナル製品にも定評があります。


プレーン、シンプル、ユースフルという3要素を重視し選ばれたプロダクトたち。こんな上質なものに囲まれていたら、なんだか背筋がしゃんとなるような気分。
英国通のみなさまなら日本のコンランショップへ行かれた方も多いかとは思いますが、なぜロンドンでも立ち寄ることをオススメするのか?それは本場ロンドンならではのアート感漂う空間で、 “特別感”に浸ることができるからです。そこでしか取り扱っていない商品や、日本のショップとはまた違ったディスプレイを楽しむのもオススメです!

The Conran Shop
Adress : 55 Marylebone High St, Marylebone, London W1U 5HS, UK
Website: https://www.conranshop.co.uk

2. Maison Assouline

そして次にご紹介するのがこちら、Maison Assouline(メゾン・アスリーン)というブックショップ。 ここは以前フォトプロジェクトのリサーチをするためアート系本屋さんを探していて、丸一日かけてロンドン中を練り歩いていたとき偶然発見した『超穴場』なスポットです。本当は教えたくないくらいなのですが、今回はツウなロンドン旅行がテーマということで皆様にだけ特別にご紹介します!

ピカデリーサーカスからグリーンパーク方面へまっすぐ進み、バブアーのフラッグショップや小洒落たカフェを通り過ぎると、左手にはいかにもクラシックな建物の入り口、そして入り口には重厚そうな木製のドアが。ドアマンのような背広のおじさまが案内する先には、何やらディープな空気が漂います。シックな間接照明に照らされる本棚に、高級感溢れる本の数々が整然と並んでいる様子は圧巻…。しばらくすると、これまた渋めの男性スタッフが気さくに声をかけてくださいました。

「こちらのお店は、アートカルチャーの真髄を伝承し、インテリア家具や限定版の特別なギフトアイテムからアンティークコレクションまで取り扱うMaison Assoulineブランドの旗艦店になります。どうぞお手にとって、私たちのとっておきのセレクションをお愉しみください。」

Diorを始め、世界の名だたるブランドの初版本など、非常に価値のあるコレクションをも行ってきたというそのこだわりの品々には言葉が出ないほど。
お店の奥へと進んでいくと、そこには秘密の扉が。小部屋のドアに見えるそれはなんと、2階へと上がるエレベーターの入り口なのです。(なんて遊び心の利いたレトロなエレベーター!)そして上へ昇り、老舗ホテルに迷い込んだかのようなレッドカーペットの敷かれた通路を抜けると…
どうでしょうこの店内の贅沢な景色!なんと2階にもカフェの席があり、ロフトテラスから下の階の隅々まで見渡せます!さらに天井まで伸びた本棚には、厳選された本たちがずらっと揃っており、最後までこのゴージャスな内装インテリアや非日常な世界観に浸ることができます。

Maison Assouline
Adress : 196A Piccadilly, St. James’s, London W1J 9EY, UK
Website: https://www.assouline.com

3. Somerset House

最後のとっておきスポットへは、定番の観光スポットをちらりと楽しみつつのんびりと徒歩で向かいましょう。先ほど通ったピカデリーサーカスを渡り、これまた観光客で賑わうトラファルガースクエアを通り過ぎて、チャーリングクロス駅からまっすぐ東側方向へ。するとクラシックな街並みが広がるロンドンの中でも、ひときわ目を引く宮殿のような建物が見えてきます。

somerset house
そう、これがSomerset House(サマセット・ハウス)。18世紀の優雅な姿を現代に残しているとても貴重な場所であり、現在はロンドン大学付属のコートールド・ギャラリーや、ブリティッシュ・ファッション・カウンシルなど、様々な政府関連機関、芸術・教育関連機関が入っている建物群です。

こうやって説明すると、なんだか足を踏み入れるのがお恐れ多いような気がしてしまいますが…ご安心ください。もちろん、観光客やローカルの一般の人もふらりと自由に敷地内を見て回ることができます。(立ち入り禁止エリアや商業的理由での無断撮影NGなどのルールもありますが、詳しくはこちらの公式ホームページをご覧ください。)


コの字型の建物に囲まれた中庭にあたるエリアでは、世界的なフォトグラフィーの祭典であるPHOTO LONDONや、ネオクラシックな建物を贅沢に眺めながら映画鑑賞ができると話題の野外映画祭など、思わずワクワクしてしまうようなクリエイティブなイベントも頻繁に開催されています。
「なんだここは、中世ヨーロッパの宮殿にでも迷い込んだのだろうか…」と言葉を失うのもそのはず、なんとこちらの建物はかつて貴族の邸宅として使用されていたのです。 16世紀に実権を握っていたサマセット公の宮殿として建設されたのですが、その後所有権がイギリス王室に移り、あのクイーンエリザベス1世も住んでいたと言います。

somerset house
「なんだか見たことがあるような気がするなあ。」と感じた方、さすが英国通ですね〜!実はここ、サマセット・ハウスは数多くの映画やドラマのロケ地としても使われています。参考にサマセット・ハウスが登場する作品をピックアップしてみました。

[サマセット・ハウスが登場する作品]
007 ゴールデンアイ(1995)
いつか晴れた日に(1995)
ある貴婦人の肖像(1996)
007 トゥモロー・ネバー・ダイ(1997)
ラブ・アクチュアリー(2003)
新しい人生のはじめかた(2008)
ある公爵夫人の生涯(2008)
シャーロック・ホームズ(2009)
X-men ファーストクラス(2011)

この豪華なラインナップどうでしょう!英国通のみなさまなら知っているものばかりだったのではないでしょうか?サマセット・ハウスに訪れる前に、飛行機の中でロケ地巡りの復習をしてみてもいいかもしれませんね。この週末はイギリスにどっぷり浸かる映画デーを作ろうかなぁ!

Somerset House
Adress : Strand, London WC2R 1LA, UK
Website: https://www.somersethouse.org.uk

● 最後に

さて、“英国で写真を学ぶ大学生がこっそり教える、ツウなロンドン巡り3選”、いかがでしたか?ここまで読み進めながら、洗練されたロンドンの空気を感じていただけたでしょうか?日本でも有名なインテリアショップから、知る人ぞ知るゴージャスなブックストアまで、わたしのお気に入りのスポットをみなさまだけにご紹介しちゃいました。世界的な観光都市、ロンドンの中心地でも日本人との遭遇率がかなり低めで、ゆったりとヨーロッパの雰囲気を堪能できる場所ばかりなので、ロンドンへお越しの際はぜひ足を運んでみてくださいね。

そして今回はわたしの記念すべき第一回目の寄稿ということで、筆者自身ワクワクしながら執筆させていただきました!最後まで読んでくださったみなさま、ご精読ありがとうございました!

〜フォトグラフィー作品はこちらのInstagramから〜
写真を通してまるでイギリスに旅行しているかのような感覚をお届け中。こちらのチェックもぜひよろしくお願いします! (ストーリーからはイギリス大学生の日常が垣間見れるかも?)また、「こんな記事を書いて欲しい」などのリクエストなどもDMにてじゃんじゃん受付け中です!


それでは、次回もお楽しみに!Have a lovely weekend ;)


Text&Photo(without credit) by Akane Ban

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伴あかね

伴あかね

現役大学生、フォトグラファー。
日本の高校を卒業後、 19歳の時に単身渡英。1年間のアートファウンデーション過程を経て、現在は英国大学で写真を専攻している。写真専攻の学生として、全校でたったひとりしか日本人がいないという環境の中、現地の学生に混じって充実した英国ライフを送っている。イギリスの大学へ通っている写真専攻の学生ならではの独自な視点で、お洒落なフォトジェニックスポットや写真好き必見のトラベルガイドなど、現地からフレッシュな情報を発信中。日本食、イギリス英語、ハリーポッターが大好き。

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