メンズ ミリタリーシューズ CAIRNGORM 2R / ケンゴン
トラディショナルな外羽根キャップトゥモデルのCAIRNGORM 2R(ケンゴン)。
無骨ながら愛嬌のある表情とミルスペックを満たす履き心地。外羽根でアイレット、踵に向かって落ちるV字の切り替え、独特のステッチワーク、表情が絶妙なシボ感、頑強なグッドイヤーウェルト製法、ヴェルトショーン仕様等まさに“カントリーシック”な1足。重厚な見た目からは想像できない、柔らかな足あたりと履き心地の良さも大きな特徴の一つ。日常使いから、カジュアルなビジネスシーンまでお使いいただける頼りがいのある1足。そして、ロゴにブーツメーカーと冠するチーニーが生み出した唯一無二の1足となっています。
※製造時期により靴の内側の表記が「CAIRNGORM 2C」となっている場合がございます。商品の仕様に違いはございませんので、ご安心くださいませ。(2R=ラバーソール、2C=コマンドソールを意味しており、どちらも同じラバーソールとなります)
◆ミリタリーシーンで重宝されてきたグッドイヤーウェルト製法の “ヴェルトショーン“仕様

アッパー(表革)のグレインレザーがそのままウェルトに重なっているのが分かるでしょうか。 これこそが“ヴェルトショーン”仕様です。

一般的なグッドイヤーウェルトだとアッパーがウェルトの内側に来るのに対し、このようにアッパーをウェルトの上側に縫い付ける仕様がそう呼ばれています。
ヴェルトショーンはアッパーとの隙間がなくなるため、雨水の侵入や染み込みを防ぎ、独特の存在感を放つように仕上がります。 小石や土埃、そして雨水が入りにくいミリタリーシーンで重宝されてきた仕様です。

(上画像:ライニングを釣り込み、そしてアッパーを釣り込む前の状態。この状態からウェルトにアッパーを被せてスライスしていく)
アッパーを全体に適切なテンションを掛ける為の意匠など熟練の職人技、そして専用のマシーンを必要とするため生産できる数も非常に限られる手の込んだ仕様は、まさに質実剛健さを体現した英国的ディテールの代表格。その中でもチーニーは今も尚ヴェルトショーンで作り上げることが出来る数少ないノーザンプトンのシューメーカーの1つだと言われています。
◆この商品の特徴
・グッドイヤーウェルト製法の “ヴェルトショーン“仕様
・1969年に制作された歴史のある木型「LAST4436」
・カントリーコレクション
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※ケンゴンを見ている方におすすめの商品
ドレスとカジュアルの要素を融合したハイブリッドモデル「CAIRNGORM H(ケンゴンH)」
CHICAGO
BLACK
大振りな飾り穴がカントリーテイストを一層引き立てる「AVON(エイボン)」
ALMOND
BLACK
ケンゴンと同じ4436 LAST「MALVERN C(マルバーン)」
ALMOND
◆ホコリや雨水を防ぐ「ベローズタン」

一見わかりにくいのですが、シューレースを外すとさらなるミリタリーディテールが。足の甲を覆う “ベロ”が羽根の部分と繋がっていることがわかります。これは「ベローズタン」と呼ばれる仕様で、トレッキングシューズなど登山靴とも共通する作りです。ベロと羽根の間からホコリや雨が入ってくるのを防ぐためのもので、上のヴェルトショーン製法と合わせて悪路対策を目的として採用されています。外からは見えないディテールだけに、これを省略しているミリタリー風シューズも多い中、「CAIRNGORM 2R(ケンゴン)」では革の裁断や縫製にひと手間増えるのもいとわず“本物”の仕様にこだわっています。
◆1969年に制作された歴史のある木型「LAST4436」

英国軍に提供していたこともあり、本国ではミリタリーラストとも呼ばれているラスト(木型)。日本国内展開では最も古い1969年に制作された歴史のあるラストです。丸くて無骨なフォルムながらもどこか愛嬌のある表情。短いノーズのラウンドトゥに広めのウィズ、やや小ぶりのヒールカップがフィット感を高めます。
◆ケンゴンのバリエーションはいくつある?

ジョセフ チーニーの名作「ケンゴン」のバリエーションを徹底比較!”
英国軍に供給実績のあるミリタリーラストに屈強なグレインカーフのレザーアッパー、高い防水性を誇るヴェルトショーンウェルト製法など、機能美に溢れるジョセフ チーニーを代表するミリタリーシューズ「ケンゴン Ⅱ R」。 ブリティッシュメイドでも人気を誇る本作の質実剛健なデザインを数々のモデルが継承しています。 その展開数の多さからも、唯一無二の存在感を放っています。 そこで今回は、ケンゴンのラインアップを集めて、ディテール比較をお届けします。
◆履く人のストーリーが色濃く現れるケンゴンのエイジングギャラリー

ジョセフ チーニーの名作「ケンゴン」のバリエーションを徹底比較!”
同じ革靴でも経年変化は人それぞれ。 1つとして同じものが無い、その人のキャラクターやスタイルが色濃く反映されるものです。
ブリティッシュメイドではスタッフが履き続けているケンゴンのストーリーある経年変化を、本人達によるコメントと共にご紹介しております。ぜひ合わせて御覧ください。

今も受け継がれる職人技。ジョセフチーニーがヴェルトショーンウェルト製法で作り上げる英国的ミリタリーシューズ
※展開が無いサイズでもお取り寄せ可能な場合がございます。お気軽にお問い合わせください。
◆より永くご愛用いただくために プレミアムメンバーシップのご案内

シューツリーは、靴を大切に永くご愛用いただくための必須アイテム。愛用の靴をムレや型崩れから守ってくれる他、靴磨きの際にも入れておくと形が維持されるので磨きやすくなります。
ブリティッシュメイドでは、
プレミアムメンバーシップにご入会されているお客様へ、シューズご購入時にブリティッシュメイドオリジナルのシューツリーをプレゼントしております。その他、店頭での無料ケアサービスや、商品の延長保障サービス、ポイント5%還元など充実したサービスをご用意しておりますので、この機会にぜひご入会くださいませ。
*プレミアムメンバーシップへのご入会は
こちらから。(年会費:¥6,600(税込))
◆ケアアイテム
BRITISH MADE オリジナルシューケアキット ¥13,200(税込)
クリーム:スムースレザーのシューズ・ブーツ等の皮革製品用シューケアクリーム。
クリーナー:天然成分配合 水性タイプの皮革製品用クリーナー。
ブラシ(豚毛):クリーム浸透用。コシ強く磨き等に最適な豚毛を採用しています。
ブラシ(馬毛):ホコリ落とし用。コバなどの隙間に入ったホコリもしっかり落とせます。
クロス:4枚セット。指に巻きつけやすい長方形サイズです。
◆プロの靴磨き職人による靴磨きの全工程を伝授

“How to 靴磨き”をテーマに、プロの靴磨き職人による靴磨きの全工程一発撮りを有料配信。シューレースを解く工程から、鏡面磨きまでノーカットでご覧いただけます。
*詳細は
こちらから。
ジョセフ チーニー / JOSEPH CHEANEY
1886年、英国靴の聖地にて創業。日本で伊藤博文が初代総理大臣の任に就いたその翌年。1886年に英国にてチーニーは誕生する。 創業地であるノーザンプトンはその昔から豊富に革材が得られる土地ということもあり、1600年代から革靴が作られていたという。職人であったジョセフ・チーニーは、そんなノーザンプトンのデズバラーにブランドのオリジンとなる「J.Cheaney,Boot & Shoemakers」を設立。 そして1896年には工場を同じデズバラーの現在の場所に移すこととなる。以来、革材をカットする工程からグッドイヤー式の底付けなどを含む縫製、最終的なポリッシングに至るまで、一貫してひとつの工場にて行うスタイルを堅持している。 チーニーは創業以来変わらず熟練職人による自社一貫生産を行い、「Purely Made in England」を続けており、本当の意味での英国靴ブランドなのである。